はいぱぁ・すくらむ・こんばぁじょん

釣りタイトルです。
ＮＡＳＡが宇宙生命に関する重大発表とか勿体付けて、細菌(勿論地球上の)の研究について発表しましたね。
地球の生命体は、炭素、窒素、水素、酸素、リン、硫黄を利用しているものが殆どなのですが、リンの代わりにヒ素でＯＫな細菌なんだそうです。
今迄の宇宙生物学って、地球の常識を元に、酸素が必要、液体の水が必要等色々定義して、その条件を満たす星を探していた訳ですが、またひとつ否定された訳ですね。
そもそも生命の定義自体にあやふやな部分があるって事です。
傍流(或いは異端)の学者の説が、これで補強されたといえますが、果たして学会側(主流派)はこれで認識を改めてくれるのでしょうか。

主流派のいう、ＤＮＡ持ってて酸素呼吸して身体は主に炭素で出来てるってのは、いわば人間と同タイプしか生命と認めないって偏狭な定義なんだよね。
自己複製作って増殖、ある程度の損傷は自動修復するだけの代謝能力を持つようなものは全て生命体でも間違いとはいえないと思うんだよね。
門外漢…それこそ作家とかはその点自由だから、炭素の代わりに珪素が用いられている生命体なんて、しばしばＳＦに登場する訳で。
うん、個人的にはサンダーマスク(手塚治虫の漫画)かな。特撮作品版とはかなり趣が違うけど一応原作扱いの。

もっとぶっ飛んだ解釈で、エネルギー生命体って解釈もあるんだよね。物質でできた肉体は持たないけど、信号としてデータを保持、複製、増殖してるタイプ。エネルギーと物質は同じものって解釈が成り立つのは相対性理論様々ですが(自分が間近に触れたのは確か佐々木淳子の漫画、ブレーメン４？だっけ、あれ、５？)。
何せ人によっては、木星の大赤斑は、生物かもしれないって言ったらしいし(子供産んでたらそれも納得だよ、台風みたいなものらしいけど、気体で出来た肉体と言えなくもないし)。

まあ、ＮＡＳＡが発表できた、そもそもそういう(ある種非常識な)実験・観察ができたのは、生物学がＮＡＳＡの本業じゃないから＝一流の門外漢だからだよなあと。


ホント人間、守りに入るもんじゃないというか、権威をもつとダメになりがちですね。


話のスケールはまるで違いますが、先日発表された今年の流行語大賞にも言えますね、すっかりダメになったと近年感じてましたが今年が決定的。
特別賞「持ってる」斎藤佑樹(早稲田大学４年)
二重三重に見識を疑うわ！
そもそも今年のエントリー期間後(候補の百語の発表後)の発言だし
候補には同じ「持ってる」が、本田圭祐の発言としてエントリーされてて
しかも用法が異なり、一般的には本田発言の使い方で、斎藤発言はそれを前提にした冗談であって、むしろ厳密には間違っている(これから定着したら新語)。

そもそも流行ってないし(笑)。



そんなに話題作りがしたかったのか、はたまたマスコミ主導で斎藤佑樹を時代(次代？)のヒーローにしたいのか。

ほんと、権威主義になったらダメだなあと。
大賞(「ゲゲゲの～」)はまあ、以前「変人・軍人 ・凡人」を選んだ頃を思えば納得だけど。
かっての「蜂の一刺し」「新人類」「記憶にございません」辺りと較べると小粒だけど、これは仕方ないのかな、時代が違って。



権威のお墨付きを貰えると、なんやかんやと有利に働くのが世の常なだけに、選ぶ側はもっとしっかりして欲しいものだ、組織そのものが権威に自縛しないでくれ、と、切に思うのでした。
誉めてあげたいのは(手放しじゃないけど)ノーベル賞選考。最低と思うのはＮＰＢ(日本プロ野球機構)やＪＲＡ(日本中央競馬会)が委託？して選定される記者投票による各種表彰。

未明にサッカーＷ杯開催地が決定(これまた密室投票、日本敗戦)された日の、一発目ブログでした、アイムアングリィ(伏線)。