はいぱぁ・すくらむ・こんばぁじょん

意味も良く解らない内に
「♪背中で泣いてる男の美学～」
と口ずさみ、思春期には
「美しい」
が口癖の敵幹部が出てくるロボットアニメの続編小説にはまってたムノーです。

しかしまあ、実力の伴わない美学は美しくない訳で。
物笑いの種として楽しんで貰えるのなら良いですが、負け惜しみと取られたら美しくないだけでなく醜いので困りますね。

だいたいルールには無い縛りを自分に課しているのですから、勝負の上で不利なのは最初っから判ってる事なのです。
これは実生活におけるマナーとかモラルにも言える話。

儲けではなく男気で取引して、従業員の生活を守って、地域社会にも貢献して…なんて、何処の経営者だってそうしたいって志ぐらいは持っている筈と信じたいですが(中には悪徳な方もいるでしょうが)、現実に実行できてる所は見る限りそうはなくて、今を乗り切るのに精一杯。

派遣切りをすれば切られた社員は失業して困り、会社の評判も落ち、残った正社員は仕事量が増えてと悪い事ばかりですが、切らなきゃ倒産ってんなら切らざるを得ない。

毎年一定数の新入社員を迎え入れなければ、数年後の社員の年齢層がいびつで困るといっても、今人を入れても払う金が無いなら雇えない。

そんな事を、デッキを組む度に考えてしまう自分はちょっと大袈裟？


さて、話を戻して。
「レンストやってないあなた」
にも問いたい、まあどのゲームだろうと言える話。

ロマンを何処迄追い掛けてますか？
嫁と心中できますか？

例えば前回更新時のレシピで自分が求めてるのは、戦隊メンバーが名乗り上げして、それぞれに見せ場があったりコンビネーション技を繰り出したりして、最後はロボに乗り込んで決めるって、まあお約束のパターンを再現したいって事ですね。
チェンジロボのデッキの時は、相手の攻撃を堪えて忍んでギリギリの大ピンチから、一発大逆転勝ちなんてのを想定してる訳です。肉なら幾らでも切らせてやるよ的な。

でも物の考え方は人それぞれ。
負けてちゃヒーローじゃないって言われたら返す言葉もありません。
最後に勝ってこそヒーローですよね。

かなり以前の環境で、勝つ時は完勝ってパターンのデッキをよく使ってました、まあ負けの方が多かったですが。
ガッチガチにロックを極めて、相手がどうにもならなくなってから悠々と合体するデッキです。ロック極めても制限時間内に勝ちきれないとか、環境の変化でロックそのものがかけ難くなってあまり使わなくなりましたが。
その時に言われた冗談
「そんなのはヒーローの戦い方じゃねぇ」は名言でしたねぇ。
確かにまるで人質をとって降伏を迫る悪の組織っぽかったですね、二重三重の罠を張り巡らしたかのような。
アドベンチャー貼ってパンサーレーサーでパワーも削ってハンマーパンチかける、合間でブロウナックルも入れてその間はガタックバルカンを撃ってロック継続、自分はダイナイエローでドロー加速するデッキでした。稼いだ時間でバイオロボを呼んでました。

確かに決まればパワーもコマンドもユニットも無くなり、毎ターンドローするのみになってしまうデッキでしたから。コンボの必要枚数も多くてそう簡単には決まりませんでしたが。


まあこの例を引っ張り出したのは、
５人並べて悦に入る
ヒーローっぽさを得た代わりに
相手はがんじがらめで動きも取れない、
悪っぽさも手にいれてしまい、ヒーローっぽいがむしゃらさを捨てたと。


何かを求め得た、換わりに何かを失うと。
そんな事が言いたかった訳であります。


デッキ構築なんて、ちょっと経験積むだけで
回れば強い
物は誰でも作れますからね。
回ればの部分をどれだけ回し易くするかが腕の見せ場で。
回し易くする補助カード入れる事が、本来のコンセプトの邪魔になることもままありますし、また、自分のデッキに多いのが回らなかったらもうどうにもならないパターン。

限られたデッキのスロットに、何を入れて何を切るか、その攻めぎ合いの中に、一体何処まで意地や誇りや愛を込めてますか？


自分は自分の道を行くのです。
時に弱さに打ちひしがれる事はあっても、勝利というベクトルは優先順位では決してトップではなくて。
ああ、構築の話ね。プレイングはひたすら勝利を目指しますよ。構築で望んでハンデを背負ってる以上、少しの隙も見逃さない男になりたいです。

現状は勝ち試合すら取りこぼしてますけどね。