地球は危機にさらされていた。
数多の星を征服・支配してきた大星団ゴズマの侵略目標とされていたのだ。
地球守備隊は、地球自らが産み出す神秘の力、アースフォースを宿した5人の戦士、チェンジマンと、彼ら自身とサポートメンバーを電撃戦隊として編成、ゴズマに立ち向かった。
長引く戦いの中、レジスタンス的な活動を続ける宇宙人の知己も増えた。
またゴズマにも被征服民が心ならずも強力している事も知る事となった。
彼らとの交流が、勇気と新知識とをもたらし、より強くなる電撃戦隊。
しかしゴズマもまた、戦力を増強、ことに別種の神秘のエネルギー、リゲルオーラによる幹部戦士の強化は地球にとっても痛恨の出来事であった。
激しさを増す戦い。
そんな日々の中、電撃戦隊は一人の来客を迎えていた。
VRVマスター(みたいな人・以下略)
「ウチは何とか退ける事に成功しました。現在は防衛網の強化作業中です。
防衛戦においては、他の星から助けがありまして、本当に有り難かったし、戦力的にも役に立った。
先の決戦において大破しましたんで、現在は修理中なんですがね、終わり次第こちらで使ってもらってはどうかと。
ウチの防衛は、自前の戦力で充分ですわ。
ただまあ文化的な事情で、ウチじゃ運用難しいですし、元々借り物の力、ウチが助けてもらったように、今度はチーキュウで役立ててもらおうと。
言葉だけを捉えると、用が済んだら厄介払いって悪意にも取れる内容なのだが、そう思わせないだけの雰囲気を彼は纏っていた。
文化的な事情って点は流石に腑に落ちなかったが、地球人と異星人との交流はまだ始まったばかり、解らない事情というのも沢山あるのだろう。
何より、目の前の強大な敵、ゴズマを撃退するのに、戦力なら少しでも多い方が良い。断る理由がない。
かってインドの兵士が宗教上の理由で小銃の使用を拒否したようなものだろうと判断され、電撃戦隊は地球守備隊上層部との会議の末、彼の提案を受け入れ、賓客としてもてなした末送り出した。
乗って来た宇宙船でVRVマスターが帰る際、見送る隊員達の間では
「車型の宇宙船だなんて、文化って以上にテクノロジーにびっくりだよな」
「しかもネコの顔ついてるしな」
等の、驚きの声が上がっていた。
「自分の顔はフルフェイスマスクで覆ったままだったし…、ハザード星だっけ?とやかく言うのもなんだが変わった文化だな」
「いや、彼等はゴズマとは違う、平和的な星間連合らしいぞ、車はファンベルト星のものとか言ってたな。」
「成る程、ゴズマも連合なら、彼等も連合か、そりゃゴズマ撃退ってのも楽だわな」
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テーマ:裏設定 | 投稿日時:2010/01/02 08:58 | |
TCGカテゴリ: レンジャーズストライク | ||
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