「ヴァンガード(Vanguard)」TCGプレイヤーだれでも知っている言葉ですが、イギリスの軍艦だったり、トヨタのミニバンだったりします。そして、最も遠い意味で「ヴァンガード・グループ」という世界最大級の投資信託運用会社があります。私はシングルの買い方と投資はとても近いものだと思っています。増やすこと(デュエルをすること)から、銘柄探し(買うこと)の目的と手段の逆転行為がとても似ているからです。
シングルはデッキを効率よく安く構築できます。しかし、それはうまくいった場合に限ります。タイミングある以上、悪い時が圧倒的に多いのです。つまり、タイミングを見切ることがとても難しいのです。
ですから、強いカードが安く落ち着いたころを狙う、強いカードや注目カードを広域に、必要な分だけ、時間をかけてそろえることが、最も近道だと考えています。
そして、「ヴァンガード・グループ」こそ「長期保有」「低コスト」「広分散」の戦略で「負けない投資」を実践し、利益をあげた、私のシングルの購入哲学にヒントをもらった企業なのです。
広大なカードプールから選択は困難を極めます。シングルで買って、デッキ構築で採用する、2つのハードルがあります。すべてのカードを保有できれば、買うことから開放されゲームに専念できます。
低コストで広域に抑える買い方は「インフレ」に有効だと考えています。
TCGで使う「インフレ」はカードパワー上昇の意味ですが、経済は価格の上昇です。私達の生活なら、シングル価格やパックの値段が2割上昇しても節約で調整しますが、アベノミクスの「インフレ」場合……店が買い取り価格を2割増しのキャンペーンをかかげ、店限定の紙幣をばら撒くことです。その結果、プレイヤーの購買力があがり、シングル不足が発生して、価格も全体的に上昇します。
私達を悩める「インフレ」とは、「インフレカード」の価格が暴騰することです。「ダブルインフレ」の問題点は、そのカードの相場が不安定でトレードの妥協点が見つからず、流通が滞るのです。代替手段は限定されているから、誰もが青田買いに走ります。しかし、99%の確率で青田買いは高い買い物で終わります。トレーダーは、その1%めぐり情報集めをしているのです。相場の情報はとても素人では鮮度が維持できない代物です。ですから、素人の負けない戦略がなければ、弱いものが食い物にされます。
「ダブルインフレ」は起きるのではなく、意図的なものだと考えています。「負けない買い方」はその災難に必要最低限の備えができます。
しかし、私の買い方は、長期で遊べるMTGなら通用できる戦略ですが、未知数のTCGは体験したいけど払えない状況です。
長い間、ゲームを買い続けていますが、失敗しない買い物はとても難しいです。
登録タグ: 水曜日の斜め上TCG論
テーマ: | 投稿日時:2013/04/03 20:54 | |
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