お久しぶりです
数年前から毎月何かしら新規TCGが出てるんじゃないかってくらいTCGの種類が増えてきましたが、新規TCGが発売すると見るなーと言う流れがあります
最近はどの企業も「宣伝・ティーチングが重要」と考えているのか、全国のショップで「発売前ティーチング」を行います
これは今でこそ当たり前になっていますが、8年ぐらい前までは活発では無かったと思います
大きなイベントや大会会場のサイドイベントで「PR配るから参加してー」みたいなレベルで、やってても一部店舗(ハドソンのフューチャービー)とかで、そんな力入れてた所は無かったと思います
(バンダイ製品は「発売後ティーチング」が多かったですね)
と言うのも、昔はカードゲーマーもTCGに飢えていて、全体的にTCGやる人は活動的だったと思うんですよね(とにかく対戦相手探しと大会出たいみたいな)
だから、各社がTCG業界に参入して新規TCG発表しても「買ってくれる」と思ったんでしょうね
今続いてるのは、アクエリアンエイジぐらいですが…
話題がずれましたが、発売する時にティーチングをする企業が増えてきて、プレイヤーは発売前のカードに触れる事が増えてきました
そこで得た情報をTwitterやらブログに書いて拡散したりされなかったりする訳です
ここで問題になるのが、前評判なんですよね
一見「前評判が悪いとダメ」「前評判が良いと大丈夫」と簡単な話に見えるんですが、そうでも無いんですよね
プレイヤーが見る「このゲームはダメ」と言うのは役に立つんですよね
ゲームやってる奴は粗探しとか駄目な点を見つけるのは上手いと言うか観察眼が凄いので、ゲームをトータルで見て「ここが悪い」と言うのは凄く役に立つ
逆に「このゲームは素晴らしい」と言うのは、まるで役に立たない
ゲーマーと言うにはゲームの悪い所は発見するのが上手いけど、面白い箇所については判らんのだよね
短期間で数回遊ぶティーチングだと新しい物を触った感じがして、数回のゲーム中の印象的なシーンが焼き付いてしまう
それが面白ければ「何となくこのシステムが面白い」と言う話になる
改善点は無い
この評判が良ければ良い程、企業側は手応えを感じる
実際は、ゲーム性は悪くないけどねでサポートが終了する事になる
元鞘じゃないけどメインのTCGに帰ってしまうから、長く続けてくれないし企業側も長くサポートする気が無いからね
ゲームを続けていく内に「悪い評判」の部分に意識が行ってしまって、辞めてしまう可能性も高い
結局、良い良い良いを集めてもプレイヤー人数には繋がらないからね
あと評判ってのは、そこまで広がら無い
盛り上がってる様でも盛り上がってる渦中にいるだけだったりね
つまり、こんな感じになる
新規TCGが発表される
↓
全国ティーチングが開始される
↓
SNSでティーチング参加者から良い評価を得る
↓
発売する
↓
1弾は割りと売れる
↓
2弾以降売れ行きが怪しくなる
↓
急遽対策イベントを行う
↓
サポート終了
これは誰が悪いと言う訳でもない
プレイヤーはプレイヤーと言うだけで何も出来ない
ショップは客の為にイベントを行うかもしれないけどそこまで
企業側はあれこれ考えるけど下手な鉄砲も数打ちゃ当たる戦法にすがるしかない
悪い所は解りやすいから戦犯的な物は見つけやすい
でも誰も「面白い事」については解らないから、誰も解らないまま終わる
ゲームも商売も「面白い」と言う事が重要だけど、この「面白い」って事が何なのかは漠然として解らない
プレイヤーだって「面白い」からゲームやってる訳では無いかもしれないし、ショップだって「面白い」イベントが何なのか解ってないかもしれないし、企業だって自分達の商品の何が面白いのか解ってないかもしれない
そもそも面白いとは何なのかって話になる
悪い所はいくらでも見つから反面教師にはなるけど…
哲学的な話になってしまったので、ちょっと話を戻すと「売り方」ってのもある
例えばA社が成功した事をB社がやるとか、C社がそれ以上の事をやるみたいな
それ自体は良いと思う、イベントもそうだね
発売日大会とか商品公開用のイベントとかも増えた
新規層も入りやすそうではある
ただプレイヤーの定着率を考えると厳しいかなと思ったりする
結局、A社が成功したのは、定着率が高かったからと言うのもあると思うんだ
母数が多いから受けたみたいな
プレイヤー数が多いTCGには勝てないからね
プレイヤーを増やす売り方と母数を売り方は違うと思う
けど、私もその方法は解らないし、解ってても言わないと思う
あと「終わり方」かな
昔からTCGに来る企業は上手い終わらし方を提供してくれない気がする
いや提供出来ない状況なのかもしれないけど、そりゃ無いだろうと言うのが多い
やたら金使う仕様にしたり、新規呼んで売り抜けるとかね
そう言うのが増えると、そう言う物だと思って扱うんだよね
企業としては扱ってる商品の一つとか、商品を提供しているだけ程度なんだろうけど、終わり方って重要だよねと思う
終わるなら終わるまでの期間が解るだろうし、そこに向けてどう終わるかでちょっと企業に対しての印象違うんじゃないかなぁと思う
金使ってる分、プレイヤーの恨みは凄いと思うんですよね
「楽しい時間をありがとう」よりも「は?なにそれ?」って感じる方が正直多いと思う
どうやっても終わるなら同じだろと思うかもしれないけど、何かしらあるんじゃないかなと思ってる
とにかく、いずれ終わると言う前提でスタートしてるのはヤバイと思う
誰が悪いと言う訳じゃないけど、ゲーム業界ってシリーズ物とか扱うの下手だし、そう言う流れになってるのかなと思う
ゲームは面白い(かもしれない)けど、それを継続から終わらせるまでが下手で、プレイヤーは人口の多い王道TCGに戻ってしまう
心から信用してる訳じゃ無いんだよね
だから、前評判もそれなりに良い部分がフューチャーされてるみたいな事かもしれない
ガチで続けるなら悪い所指摘するだろうしね
そんな話でした
私も終わらせるの下手なんですよね
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テーマ: | 投稿日時:2016/04/12 09:35 | |
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