2005年の初代ラヴニカブロックはMTGの再ブームを期待してました。MTGブームの最盛期だった2000年のインベイジョンブロックも同じマルチカラーのセットだからです
多色カードは縦軸(ベテラン~ビギナーまで)から横軸(勝率志向~ロマン志向まで)幅の広い使いやすさと強さがあります。振り返れば、長所と過去の事例にとりつかれて短所と現場をわかっていませんでした
マルチカードの問題点は色マナです。色マナを潤沢できれば、コストパフォーマンスに優れるマルチカードを質と量で圧倒します。しかし、それはマナゲーでひどい決着です。つまり、マナはあくまで燃料であって、表立っていけない存在です。
例えて言えば……『自動車レースの「初音ミクレーシング」の速さはガソリン性能が優れていた』のオチはマニアうけはしますが、ファンや観客は求めてもないし雑音です
マナシステムはカードの強弱のバランサーであって、ファミコンで言えば半導体です。テレビ画面に映し出すものはマリオや勇者であってプログラムではないのです。
そのプログラムの調整しないと機能しないマルチカードは、近代TCGとして逆行していると思うのです
さて、その調整手段としてデュアルランドがありますが、斜め上のたとえですが、これは2年間保障された単1~5までのマルチ乾電池です。乾電池はそれだけでは機能しません。空き缶にならないのはミニ四駆や時計など沢山の家電製品のおかげです。消費者は家電製品を使いたいから乾電池を買うのであって、その反対購入は震災や停電時など非経済な買い方です。つまり、MTGの構造的にデュアルランドはカードで訴える言葉がないのです
それでも、使いたいカードがあって優れた乾電池も必要となればカードショップに向かいます、ところがMTGの棚だけはなぜか乾電池が最上段にいます。
ラヴニカブロックが始まればその陳列はさらにヒートアップするでしょう。私が夢見るMTGの復活はまだ先のようです。
登録タグ: 水曜日の斜め上TCG論
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/09/12 19:48 | |
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