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近くて遠い、「カジュアル」と「ガチ」 その3

ショップ企画のカジュアル大会が開催されていると聞いて、今の大会に不満や問題があるのは自分だけではないとほっとしました。ハイスピード、ハイパワーについていけない人を救済できない大会の反動だと思います。方向性はいいのですが、「カジュアル大会」という大会のネーミングはTCGの近代化の皮肉言葉だと思うのです

さて、地元の常連大会参加者に接点で、初めて「カジュアル」を使いました。オフィシャルルールを武器に、無法者扱いしたので私は「カジュアル」だと印籠を振りかざしたのです
私の地域では、TCGがオフィシャルルールよりも、販売と流行が少しだけ速く基本ルール、禁止カードは身内談合、カード解釈は我流があたりまえ、その結果……みんなのデッキはガラパゴスでした。
カード知識もなく、ルールもでたらめ、カード資産は赤貧、その頃に戻ればTCGを続ける自信はありませんが、新しいことを始めれる新鮮な衝動、いきおいがありました
ガラパゴス化の運命ですが……身内TCGはシャボン玉のように膨らんではじけます。私は前々から、身内ルール呪縛から抜け出す準備をしていたので、強制引退は回避できましたが、道端にある雑草のような身内ルールは、オフィシャルルールに滅殺されつづけ、その根絶はTCGの近代化の完遂でした。
私が思う近代化とは、フラット、オープン化です。例えるなら……同じ日本語でも北と南の方言では通じないことがあります。それを標準語で接続する。TCGに戻せば身内ルールの国境をオフィシャルルールで地ならしして、巨大な交流地域を作り上げることです。そして、その受け皿が公認大会でした
しかし、その受け皿に収まらない新しい欲求が生まれています。それは、TCGを始めたあの頃の気持ちだと思うのです。今更、TCGの近代システムを壊すことはできません。その答え探しは、ローカルルールのあり処を失った「カジュアル」の迷走と同じだと思うのです

登録タグ: 水曜日の斜め上TCG論  

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テーマ:日記投稿日時:2012/08/29 19:51
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