「土地」システムの問題点はその長所『「マナ」の一元管理』から始まります
「マナの発生源」=「土地」が常識となっていますが、それ以外(種類)でも可能だと思います
「土地」システムは「マナ」独占であり、それが「リソース」調整役になるからです
例えて経済でいえば……
私達の貨幣は「日本銀行」が管理してますが、私達の財布や預金口座まで監視してるわけではありません
給与の振込先である銀行や信用組合の金融機関を管理します
貨幣そのものよりも、その起点を抑えれば、「物価の安定」と「金融システムの安定」ができるのです
MTGは「土地」の独占で「マナ」の安定した供給システムはできました。さらに、プレイヤーによる「無限マナ」のような無秩序の「マナ」インフレの抑制まで手を伸ばします
カードテキストに「土地」のアンタップや「マナ」を増加する文章は削除したのです
開発者のテストプレイをもって「マナ」は安定しましたが、逆に柔軟性を失い、時代の波であるカードパワーのインフレに「マナ」が不足する事態になりました
MTGは二段構えで対策しました
ひとつは土地の強化で、もうひとつは、「プレインズウォーカー」の投入です
「基本土地」の上位互換の印刷は大失墜です、失敗が許されない危険なデザインとなります
プレインズウォーカーは起動回数の制限があるのですが、リソースがいらない効果は対戦相手の手に負えない状況が生まれます
「土地」のマナの独占をやめれば、マナ不足は解決します。しかし、これは大きな波乱をよびます
「インフレ」や「過剰乱発」にアレルギー反応があるかもしれませんが、体験で知った「土地」システムのメリットを失いたくないからです
それを認識しつつも、プレイヤーは「クールなカード」を欲します
それに答えるべくカードは肥大化してマナ食い虫になりました
虫食いカードは飽和となり「土地」はやせ細り荒地となる
新大陸(代替リソース)を見つけない限り「土地」システムは自壊すると考えています
登録タグ: 水曜日の斜め上TCG論
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/04/25 20:32 | |
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