ＴＣＧの「禁句」の存在について その２
欠落した記憶ですが、アメリカ映画「タワーリング・インフェルノ」の鎮火後のラスト台詞のオハラハン隊長（スティーブ・マックイーン）が設計者のダグ・ロバーツ（ポール・ニューマン）に
「ビルは競うように高層し設備や人数が巨大化する……ビル図面を書く設計士がふとつぶやいた『もし火災が起きたら……』彼は消防署に電話をかけた」
豪華客船に救命艇 自動車にエアバック 飛行機にパラシュート
現代の文明品は禁句を正面から見つめ良化したと思っています
外から内から問わず禁句狩りをせずに、改良を続けるデザイナーや技術者達に感謝します
さて、この場所を借りて私はひとつの禁句を書きたいと思います
「ＴＣＧである、トレーディングの「Ｔ」はほぼ形骸化した」
少し乱暴ですが、「Ｔ」を捨ててコレクション「Ｃ」に変えたほうが説明しやすいと考えています
私自身ほとんどトレードはしませんが、トレードが減りつつあります
メーカーは売り上げのために、人気カードを計画的に作り上げ、そして煽り
小売は不人気、人気カードを剪定してシングルで棚をつくり
プレイヤーは人間関係やトレードの失敗を嫌悪してシングルに走ります
三位一体といいますが、これらがまとまって雪だるま式に巨大化しました
私も含め誰もが、その雪だるまを壊そうと思いません
しかし、その雪だるまのどこかにクラックがうまれたら……ＴＣＧ業界は空中分解もしくはあの映画のようにパニックのなか燃え尽きるでしょう
私を含め、ほとんどの人がビルの設計者でも消防士でもありません
たまたまのビルの住人です
だけど、火を見つけたら自分の危険を顧みず消火する、これから入居する住人に、ビルの構造的欠陥を教えたいと思います
しかし、私は実行するに自信がなく、将来おこりえる危機におびえるだけです
だけどほんの勇気をだして、禁句を言わせてもらいました
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| テーマ：日記 | 投稿日時：2012/04/04 20:12 | |
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