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100円ライターとTCG

100円ライターが子供のいたずら防止機能で不便になりました
シンプルな機能とだれにでもわかる簡単操作が災いしました
不注意な大人の問題であって、危険な道具として扱いをうける100円ライターも被害者だと思うのは私だけでないはず
さて、TCGの話ですが、親しいヴァンガードプレイヤーに「これから、ヴァンガードのカードデザインは継続できるか?」とありきたりの質問を投げてみると……
「イラスト(絵師)があるかぎりできる」という当たり前(国産プレイヤーなら)の返事がきました
反対にMTGプレイヤーに同じ質問をぶつけても答えは違う結果になります
それは、メーカー側のカードデザインプロセスの違いから、このような違いがうまれます
自動車で例えれば……
MTGは求める性能からデザインします
0 - 100 km/h 加速が4.8 秒必要で、最高速度が289 km/hくらいが望ましい
それを可能とする排気量とボディーサイズを求めます
最後に外観となるボディーにその性能にふさわしい形がデザイナーの手でつくられます
ヴァンガードは正反対で
デザイナーが白紙のキャンパスに夢の車を書き出して、その絵から技術者がふさわしい性能を与えるやりかたです
TCGの難しい点は、それを100回以上繰り返してセットの集合体で販売することです
そのデザインプロセスの違いは完成したデッキでより顕在化します
能力の知らない私でもヴァンガードのデッキ(虚影神蝕の黒デッキ?)は少年心が熱くなりますが、MTGは大きくインパクトに欠けます

私は、性能重視とかっこよさ(萌え)は両立できないことだと思っていましたが、100円ライターを見て別の次元の方向性があると思います
言葉を借りれば「形態は機能に従う」という考えです
火と起こす道具のためにその形になった100円ライターを見て、特別深い感情がありませんが身近にあって欲しいと思うはずです
残念ながら、カードイラストとカードの機能の融合は、まだ先の技術ですが、優れた性能のカードや魅力のあるイラストだけでの少数精鋭のパック販売はできないと思います
その数の埋め合わせとして、「100円ライター」のようなカードデザインの挑戦と模索があっていいと思うのです

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テーマ:日記投稿日時:2011/11/09 21:48
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