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イニストラードの発売祭りの観客日記 その2

MTGのパックは15枚入りの420円
ヴァンガードのパックは5枚入りの160円
この値段だけなら安いゲームですがあれもこれもと出費が増えて、その結果高い買い物になります
安い商品を大量に販売することを「薄利多売」といいますが、一般的には安い物を多数の人に売りさばくことです
しかし、TCGは少し形態が違います
ヴァンガード」の出荷枚数が2億枚として日本の人口が1.2億人です
それなら国民一人に1.6枚持つ計算になりますが、知名度的におかしな数字です
ですから、TCGのは一人のプレイヤーが大量に買い込む(大買少数)「薄利多売」とは別次元の業界だと思います
TCGの業界を「大買多数」に戻すことは現実的に不可能です
「大買多数」は「立ち食いソバ」のように回転率を上げなければ黒字にできません
デュエルスペースを一人10分と制限してプレイヤーを追い立てる店は誰も来なくなります
だから、「大買少数」になって、発売日のデュエルスペースはパックの開封作業場となります
私はこの光景をTVの「大食い選手権」のように見えます
私は大会に参加するフードファイターを食べることが大好きな人達だと好感を持って観戦してます
今でも食べ物を粗末にする番組があるけれど、彼らはテーブルを汚した食べ方もせず、料理人に美味しいと感謝しながら食べています
「食べる」は心を満たし明日の活動のエネルギーとして人としてあたりまえの行為です
さて、TCGは「買ってパックをあける」はプレイヤーにとって一番大事なイベントです
そのパックの早剥きは、「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」のようにソーセージ味や食べた数も忘れて、腹と食欲だけを満たすだけのマニアの愚行となります
美味しいラーメンは麺と具とスープの全体が優れているから美味しいのです
それを味わいたいのなら、食べる麺以外のことを見ることが起点となります
誰にでも欲しいカードはあると思いますが、欲しいカードと望まないカードの差を見つけることもTCGプレイヤーにとって大事なことだと思います

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テーマ:日記投稿日時:2011/10/12 22:02
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