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内から外への「プレインズウォーカー」の考察 その3

プレインズウォーカーのジェイスが禁止カードになりました
スタンダード6年ぶりの禁止カード、初のプレインズウォーカー禁止のおまけつきです
今後のプレインズウォーカーの行く末が心配です
MTGがプレインズウォーカーのスター化を進める背景はライバルTCGの牽制だと思います
ライバルTCGはキャラクターコンテンツを別のメディアからカード化しますが、MTGはカードからキャラが生まれ各メディアに広がります
MTGにもキャラによる販売戦略として進めています
しかし、MTGはキャラを育てても長期活躍できない特殊な事情がありました
一年のブロック単位で世界(次元)が変わって、世界そのものがリセットされてしまうからです
それなら、リセットされないキャラを登場するまでのこと、それが次元へと渡り歩く力を持つもの「プレインズウォーカー」です
毎年キャラが入れ替えするより、通年キャラで活躍すればあらゆる意味で成熟します
ところが、その主役が禁止カードになりました
ドラマで言えば不祥事です
不祥事はイメージダウンの連鎖反応が起こり余波は長期におよびます
だから、私は最後までプレインズウォーカーの禁止指定はできないと思っていました
慎重なデザイン、厳重な開発、想像以上のクリエイティブで生まれたカードだと疑問どころか絶賛しましたが、日本語版MTGのHPの謝罪コラムから読み取れることは
色バランスの調整カードやメタの対策カード、同ブロックで停滞したプレインズウォーカーのカンフル剤として禁止ジェイスを歪めた姿を作り出した発端でした
1つの能力にひとつの役割で1枚のカードが基本ですが、プレインズウォーカーは複数の能力があります、だからと言って役割を複数持たすと中途半端に失敗する、もしくは肥大化して人手すら制御できない威力と影響力を持ったリバイアサンがうまれます
禁止ジェイスはリバイアサンにあたります
謝罪文を読んで、私も反省する点もありました
禁止カードを判断する部署はカードバランスを調整する開発部の部署です
白紙カードを能力を組み込むデザイン部でもなく、機能だけの白黒カードに色彩を与えるクリエイティブでも禁止カードの決定権はありません
ドラマの主役は禁止カードは生まれないという私の考えは本来見るべきところのカードバランスを軽視した完全な驕りです

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テーマ:日記投稿日時:2011/06/23 22:54
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