みんなの願うこと。僕の思うこと

自分のデッキのカードが、禁止カードになった
ＭＴＧのスタンダードプレイヤーの私は幸運にも経験のないことでしたが、あるアニメで仮想体験できました
そのアニメは、最近カードゲームに参入した「刀語」です
「刀語」のあらすじは……
日本の幕府時代、刀を使わない剣術「鑢 七花」と策士「とがめ」が、幕府が危険視する１２本の刀を幕府公認のもと集める話です
集める刀は剣士ともにバリバリの現役で、毎回交渉をするのですが、最後は「鑢 七花」と「所有者」の決闘で刀を奪い取るお約束です
剣士が刀を失う意味が、十分に伝わります
刀を守ることが、己を守る、つまり正当防衛が剣士にあるのです
しかし、幕府側も秩序を乱す刀を、これ以上野放しできない事情もある
二重苦する二人ですが、強い意志の力で集める姿がとても胸が熱くなります

幕府（オフィシャル）から危険視された（禁止された）、刀（カード）と剣士（所有者）の戸惑いと選択が、虚構にも関わらず現実問題としてリアルに突き詰められて、その答えまでもアニメの中で教えられました
カードゲームを続けたいなら、今までの努力の無駄を乗り越えるしかありません
それができないなら、ＴＣＧを辞めればいいのですが、代わりになる物が見つけれそうもない
最終手段で、禁止カード使用を認めれくれる人達だけの新大陸を目指すか
私なら、オフィシャルＨＰの一文で、重大な三択の決断ができません、玉砕覚悟の自分のやり方で世界を変える、無茶とも無謀ともいえる剣士たちの行動も理解できます
戦いに敗れる剣士たちはとても胸が痛みますが、生死に関係なく刀を失った彼らは、最後まで剣士であり、強い人でした
そして、私もカードを失ってもゲーマーで生きたいと思いました

カードゲーマーはカードが大好きですが
大好きな物と大切な物を同じにしてはいけません
大切な物を守るために、大好きな物をあきらめたり、見捨てたり、手放したりする選択があるのです
カードは大切に扱うべきですが、カードは道具です（「刀語」なら武器ですね）
人が生きるために道具があって、道具のために生命や活動が犠牲の選択はありえないのです
大好きなカードはあなたや私を応援してくれます
禁止カードで、大好きな声援が聞こえなくなるのは胸がつらいと思います
それでも、私は、走り続けたいです（あなたも走ってください）
走ることが、大好きだったカードの感謝の花束だからです