はいぱぁ・すくらむ・こんばぁじょん

言うまでもなくフィギュアスケートの技名、３回転半ジャンプですね。族＝珍走団の方のやる空吹かしはあれは３連コール。
オリンピックも終わり(まだシーズン中ですが)、今更話題にしたい訳ではありません。

療養を良い事にカウチポテト、今日もＤＶＤ鑑賞しておりまして。
東映Ｖシネマ「魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー」見てました。舞台は2005年10月４日、もう４年以上昔なんですね。発売(翌年３月)からちょうど４年。世間でイナバウアーが流行ってた頃です。

で、ビデオのお楽しみ、本編以外の特典映像見てたら、まあビデオ本編中に絡みがあった(ペアだった)デカ・マジ両戦隊の役者さんがそれぞれペアでコメント残してんですけどね。
センチャン(デカグリーン)役とアニキ(マジグリーン)役の役者さんは偶然伊藤さん同士で
二人「伊藤緑です」
なんてカメラに向かって言ってるんですよ。
伊藤みどり、いましたね、オリンピックの銀メダリストでちなみに自分とは同い年、高校も系列高(男子校と女子校)でした(関係ない)。
彼女のメダルはフィギュアではアジア初。彼女の代名詞となった技がトリプルアクセルで、女子選手が試合で飛んだのは彼女が初めて。オリンピックでもフリーで彼女は決めてます。
跳んでも金には届きませんでしたが初日の出遅れも大きかったですし、今以上に採点もアバウトだった時代(ぶっちゃけ差別？)、大して問題にはなってません。
あれから18年、トリプルアクセルを試合で決めた女子選手は他に中野選手と浅田選手ぐらい。中野選手ももう５年ぐらい跳んでませんし。
ＳＰで１回、フリーで２回の３回も跳んだ浅田選手、やはり偉業をなしたと言えるでしょう。

男子並みのジャンプと謳われた恩田選手も、女子で唯一４回転(サルコー)を跳んだ安藤選手も跳んでない技ですからね。
名前を挙げた選手は皆さん愛知県出身。名古屋女は跳んでる女？

話題のきっかけになった役者さんの伊藤さん、センチャンの方も愛知県出身ですが、デカレンジャー出演者にはもう一人、ジャスミン＝デカイエロー役の木下さんがいます。
なるほど、ジャスミンは発言が跳んでる女でしたね。

話を戻して伊藤緑ことＷグリーン、レンストのカードではどちらも古参です。
しかしどちらもバリバリ現役。
自分のデッキで名前を挙げる例は少ないですが、大会じゃよく見かけます。どちらもロック寄りのデッキを組むには有力カードです。
でも、共演は難しいなあ。効果としては噛み合ってるけど、発動条件が同じだから、基本的に同じターンにはどちらかしか使えないのがネックなのです。自爆アタックを織り交ぜれば並立可能ですが、そんな技はそうそう使えるものじゃないですからね。


あっ、本編の感想ですが。
時間軸として、マジレンジャーの物語の中盤が終わる直前になってます。デカレンジャーからみれば終わって半年ちょっと。
で、本編中に、ヒカルと麗(マジシャイン＆マジブルー)のラブシーンめいたものがないのを見て、この時点じゃ制作側は結婚迄は考えてなかったのかなあなんて。撮影時期考えるとそうは思えないんですが(１ヶ月ぐらいしか違わない)。
その分？デカグリーン＆ピンクのラブシーン(ってか痴話喧嘩)？があって、ああ、伏線ここで回収したか、って微笑ましくなったり。
戦闘シーンじゃデカマスターVSウルザードが見処かなと。これがやりたくて(劇中の)時期設定したのかななんて。

残念だったのはエンディングがあまりにもしんみりしてて、演出上好みじゃないのと、決戦中の女性メンバーの戦闘シーン。
確かに着せ替えネタは各女優さんの魅力が爆発してましたが、物語のテンポとしてどうよと。
いや、人質だったりで４人揃ったシーン自体少ないのですが、せめて最初に持ってくるとか。
グリーンコンビ、クールキャラコンビ、追加戦士コンビと見せてきた後に女の子カルテットで流れ切って、それからレッドコンビってのはねぇ。


でもまあ楽しめましたね。毎度思うのですが脚本の方、よく(脚本家さん自身の)担当じゃないキャラクターをイキイキと書けるなあと。
それとも現場レベルで補ってるのか。
こうなると見たくなる、ボウケンジャーVSマジレンジャーがなかったのが残念ですね。