「艦これ」の人気駆逐艦「雪風」がいます。終戦を無傷で迎えた「奇跡の駆逐艦」・「幸運艦」です。奇跡の裏には真実があって、損害(人為的消耗)が少なかったことによる練度上昇があげられています。搭乗兵がベテランになったわけです。他の船の搭乗兵が劣っていたわけではありません。しかし、ベテランを育て守る環境が整っていなかったのも推理できるのです。
私の数少ないメーカー担当者との交流からですが……「マニア」と「ベテラン」をメーカー側は同一視しているのです。ティーチング会の現役MTGプレイヤーにティーチングスタッフのレクチャーは釈迦に説法です。
私の中で一番の負の経験は、プレイカードの公開からキャスティングコストの支払いをしようとした時に、スタッフから「コストを払ってからカードを開示してくだい」と注意を受けました。「プレイカード宣言」→「コスト支払い」は順序が逆でも問題はありませんが、分かる人には分かるTCGの大原則のひとつです。これの否定とはTCGの画期的なシステムのはすですが、私はその注意を聞きうけました。今振り返って、ただ単に、スタッフが知らなかっただけでなく、スタッフの行動原理が、私達をいすに座ったアニメ好きの扱いだったと思うのです。悪いたとえですが、口をあける鯉にエサを効率的にまくみたいな印象です。それをメーカー側からトップダウンしているのではないかと勘ぐりしてます。
販売から見れば、マニアでもベテランでも新参加者でも同じ売り上げです。しかし、WWⅡの枢軸国(日本とドイツ)の末期戦は多くのベテランが死んで戦闘(TCG)を知らない青年や熱狂的な人(マニア)を動員して戦おうとしてました。書類(ペーパー)は○○師団とつけることろが、お役所てきですね。
新作TCGはスタートダッシュが成功の秘訣、不作でも2年のサポートが私達の常識です。しかし、その時間ではベテランは育ちません。これで大国「MTG」に割り込むなんて無謀です。
さて戦後の「雪風」のベテラン船員は復員して武勇を語りだしました。思いでやできごとはその当事者しかできないのです。そしてネットでは、「幸運艦」と検索すれば「雪風」とトップを飾ります。
優れたものはベテランを育て、ベテランが恩返しすることもあるのです。
登録タグ: 水曜日の斜め上TCG論
テーマ: | 投稿日時:2013/10/16 21:21 | |
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