2020年にお世話になったカードと思い出話と抱負
お疲れ様です。天才チンパンジーです。
今年、お世話になったカードと印象に残ってるイベントについて語ります。
最後に来年の目標を少しだけ。
◆5位
・《死の国からの脱出/Underworld Breach(THB)》
パイオニアの【ロータスブリーチ】のキーカードです。
【ロータスブリーチ】は人生で初めて参加したプレイヤーズツアーを共に戦ったデッキで、思い入れもあります。
【ロータスブリーチ】の前身である【ロータスコンボ】時代は脆弱なコンボデッキだったのが、このカード1枚で5億倍の強さを手に入れたのが印象に残っています。
◆4位
・《成長のらせん/Growth Spiral(RNA)》
『ラヴニカの献身』で登場してから禁止指定されるまで使い続けてきました。
【シミックネクサス】から【ティムール再生】に至る、私にとっては思い入れのある1枚です。
スタンダードではアグロの弱さや《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の登場も相俟って、最強の初動としてシミックベースのデッキ(というか《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を使うデッキすべて)で活躍しました。
余談ですが、紙の方では約二年使っていたこともあり、あまりにも使い込みすぎてグニャグニャになってしまい、デッキチェックで注意を受けるレベルにまで劣化していました…
いつか買い換えます。でも地味に高いんだよなあ。
◆3位
・《サメ台風/Shark Typhoon(IKO)》
【ティムール再生】をトップメタにまで押し上げた立役者です。
このカードの登場で今までは辛酸をなめされられていた《時を解す者、テフェリー》に対して強く出られるようになった事も【ティムール再生】が隆盛した要因の1つです。
見た目に反して扱いが難しく、概ねサイクリングで切る事になりますが、その値をいくつにするかで選択肢がありますし、そもそも設置する選択肢もあります。
ある程度のセオリーがあるというのも、このカードを状況次第で適切に使うのが難しくする要因でした。
要するに腕に出る良いカード。今後も使い倒す事になると思います。
◆2位
・《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath(THB)》
勝利貢献度で言えば一番かもしれないです。
スタンダードでは【ティムール再生】のみならず、禁止指定されるまで【スゥルタイミッドレンジ】や【オムナスランプ】でも使い倒しましたし、ヒストリックでは【原野再生】、パイオニアやモダン等は現役で使い続けています。
《自然の怒りのタイタン、ウーロ》はコンバットが嫌い(というか苦手、というか無理)な自分にとっては神のようなカードです。
どんな不利な状況でも概ね殴る事が正しいですし、基本的にプレイする事に裏目が無く、単体で簡単に逆転・制圧が可能。とんでもない。
いつしかMTGは「トレードして《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を出せば勝ち」というゲームになっていました。
こういう簡単なカードが強者との差を埋めてくれるんだよね。最高。
◆1位
・《荒野の再生/Wilderness Reclamation(RNA)》
1位はこのカードしか考えられません。最もお世話になりました。
【シミックネクサス】から始まり、最終的には【ティムール再生】と、《成長のらせん》と共に登場から禁止まで使い倒しました。
多くは語りません。本当にこのカードのおかげでいっぱい夢が見られました。
ここから思い出話。
[1] プレイヤーズツアー名古屋の話
①
覚前さんとの対戦。
試合には辛くも勝利しましたが、試合後に「ロータス戦が一番よく分かってないから教えて欲しい」と色々質問されました。
世界を相手に戦うトッププロがその辺りを歩いてる一般ポーピーに対して、同じ目線で話しかけてくれることにえらく感動した覚えがあります。
ちなみに何を話したか全然覚えてません。めちゃくちゃ緊張したことは覚えてます。
②
Lee Shi Tianとの対戦。
試合はこれでもかというくらいボコボコにされました。完敗です。
試合後。
Lee「このマッチアップ(【ディミーアインバーター】対【ロータスブリーチ】)、どっちが有利だと思う?」
ますだ「ちょっと【ロータスブリーチ】側が有利だと思う」
Lee「私もそう思うよ(スコアシートを書きながら) 次の試合も頑張ってね!!」
ますだ「草」
ファンになった。
[2] プレイヤーズツアーオンラインの話
元々、私は参加権利が無かったですが、運よくラストチャンストライアルを突破したので瀧村さんを中心とした調整グループ(瀧村さん+宇都宮軍団の一部+権利持ちの知り合い)に混ぜてもらって調整することに。
当然、私は【ティムール再生】の調整班として平山や河野(と班は別だったがよく一緒に通話していたもやしも)と一緒に調整することになりました。
基本的に経験が一番ある私の構築をベースにしつつ、周囲に意見を貰いながらテスト→フィードバック→テスト…を繰り返していました。
私自身、あまり人の話は聞かないタイプですが(…)、みんなの意見や指摘は的確で、改めてグループの実力の高さを思い知りました。
その調整の結果が構築やプレイ部分にも大きく影響しています。
・《タッサの介入》のような中途半端なカードを排し、《薬術師の眼識》のような役割のハッキリとしたカードに差し替える事で、リストの意志を明確にした
・早い段階から《焦熱の竜火》を排して《霊気の疾風》に差し替える事で、ミラーを含む環境デッキすべてへの勝率を上げた
・《長老ガーガロス》の強さをいち早く見抜き、サイドに採用する案を出した
・《夜群れの伏兵》《厚かましい借り手》のような、一般的にミラーでは有効とされているカードも、プレイ指針等でいくらでもカバーできる(それがカバーできないほど強力なカードではない)とし、リストから排した
・「《サメ台風》は絶対に小さく切らない」等のプレイの方針を確立した
等々、調整チームで数えきれないくらいの事を教えられ、助けられました。
本番は個人の結果こそ8-7と奮わなかったものの、平山が準優勝という素晴らしい成績で終えられた事は自分の事のように嬉しく思いました。
◎総括
Twitterにも書きましたが、総じて今年は「運が良かった」です。
私が最も得意とした【ティムール再生】は環境を戦ったデッキの中でもかなり長く使えた方ですし、このデッキのおかげで勝たせてもらったイベントも多かったです。
それらは全て自分の実力以上に勝てたと思ってます。それくらい強いデッキでしたし、それを使いこんできたのが報われる形になったのはやはり「運が良かった」のかなと。
活動の幅が広がった点も「運が良かった」です。
調整チームへの参加、晴れる屋やマナバーンへの記事の寄稿や神挑戦者決定戦の解説等々。
今まで経験したことのない事に挑戦できた事は、私自身の力というよりはそれらを支えてくれた仲間の存在が大きく、それらも含めてやはり「運が良かった」なと思います。
恐らく、来年は今年ほど上手くは行かないと思っています。
というよりも、今年が上手く行き過ぎてただけだったなと。
なので、来年の目標は「運が良かった」と言わない事にします。
「運が良かった」と言えなくとも、今年と同じだけの経験ができれば、それが成長なのかなと思います。
おわり。
腹の立ったカード達も。
◆ノミネート
・《鍛冶で鍛えられしアナックス/Anax, Hardened in the Forge(THB)》
うざすぎ。出すトークンは1体に固定しろアホ。
・《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den(IKO)》
特に旧相棒ルールの時。横から出していい性能じゃないだろアホ。
《空を放浪するもの、ヨーリオン》や《獲物貫き、オボシュ》とは比べものにならない。
・《破滅を囁くもの/Doom Whisperer(GRN)》
スタンダードでもヒストリックでも同じ。【スゥルタイミッドレンジ】に入れるのめちゃくちゃ嫌い。
特に《覆いを割く者、ナーセット》を減らして一緒に入れてるのが理解できなかった。
世の中は正しいよ。俺はアホ。
・《軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces(IKO)》
使う奴に限って《バスリの副官》と《帰還した王、ケンリス》しか捲らないんだよな。ゴミ。
・《幸運のクローバー/Lucky Clover(ELD)》
2ターン目に設置して《肥沃な足跡》(《豆の木の巨人》のアレ)をプレイして5マナ。
はいはい上手上手。
◆5位
・《エンバレスの宝剣/Embercleave(ELD)》
並べてアタック。不自然に殴られた時点ですぐにバレる。
その上、威力が高すぎて大体ケア不可能。アリーナだと微妙なラグでバレる。ゴミ。
◆4位
・《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler(WAR)》
強いのはお前じゃなくて《時を解す者、テフェリー》なんだが?
《サメ台風》が出てからは幾分かマシになったものの、やはりムカつくことに変わりはなかった。ゴミ。
◆3位
・《虚空の力線/Leyline of the Void(M20)》
7枚キープで初手から出すなアホ。ゴミ。
◆2位
・《コーの精霊の踊り手/Kor Spiritdancer(JMP)》
貼るだけ。ゴミ。
◆1位
・《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(MM3)》
出すだけ。ゴミ。
今度こそおわり。
登録タグ: MTG
テーマ:MTG | 投稿日時:2020/12/30 21:50 | |
TCGカテゴリ: Magic: The Gathering | ||
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