タイトルとか考えてなかった

ChaosTCGについてあれこれ考えていました。今はMTGです。

カレンダー
<<2021年
03月
>>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最近のブログ
最新のコメント
お気に入りブログ
ユーザー情報
あんずはピポサル
非公開/男性
3日以上
ブログテーマ
TCGカテゴリ
このブログの読者
【MTG】ナヤフューリーと共に歩む【スタンダード】

◆目次
①はじめに
②【ナヤフューリー】との出会い
③サンプルリスト:初期型
④サンプルリスト:日本選手権ウィークリー予選
⑤サンプルリスト:セカコロ二次予選
⑥サンプルリスト:セカコロ決勝に向けて
⑦サンプルリスト:セカコロ決勝
⑧結局、【ナヤフューリー】は?
⑨おわりに


◆はじめに
お疲れ様です。てんさいチンパンジーです。

2021年は毎月記事を書くぞ(仮)ということで、今月は【ナヤフューリー】に関する記事をお届けします。
【ナヤフューリー】そのものの話ではなく、先月~今月に掛けての私の歩み(調整録)になります。
デッキガイドだとその環境限定の話になってしまいますが、この手の思考過程や調整記録の話なら後で読み返したときに面白いかなと思い、積極的に扱うようにしています。
違ってたらすみません。


◆【ナヤフューリー】との出会い
最初に【ナヤフューリー】を見かけたときの感想は「弱そうなデッキだな」「よくあるネタデッキか」というものでした。
少しだけ使ってみましたが、やはり感想は変わらず。当時の最大勢力であった【スゥルタイ根本原理】を使う日々が続きました。

が、もやし師匠[※1] からの「俺はこのデッキ強いと思うぞ」という一言で考えを改めました。
スタンダードマスターである彼が言うなら間違いないだろうという事で、じゃあこのデッキを極めてやろうと思いました。
ここから私と【ナヤフューリー】との闘いが始まります。

※1…斎藤 徹。Team UNITEのすがた。腕前はMRL級(ガチ)


◆サンプルリスト:初期型


cftsoc3が世に送り出した最初のリストで、これが【ナヤフューリー】の雛型です。
まずはこのリストからスタートしました。

【ナヤフューリー】は《憤激解放》や《セジーリの防護》、《カズールの憤怒》のように抱えておかなければならないカードが多いので、それを除いた手札で戦う必要があります。
そのため、1枚で2枚分の働きをする出来事と相性が良いです(見た目通り)

《エッジウォールの亭主》《砕骨の巨人》《恋煩いの野獣》のラインは旧環境王者の【グルールアドベンチャー】の頃から実績のある強烈なパッケージです。
裏目のない打点・展開・リソースのすべてを兼ね揃えているため、ここを重ねて引けばそれだけでゲームに勝ててしまうレベルです。

《巨人落とし》は見た目からは分かりづらいですが《黄金架のドラゴン》との相性がよいです。
《黄金架のドラゴン》から出た宝物トークンでタップ能力を使える点が強く、3tに《切り落とし》→4tに《巨人落とし》と3マナで行動→5tに《黄金架のドラゴン》を走らせる、というのが黄金ムーブです。

《群れの番人》は《黄金架のドラゴン》を除去から守ったり、土地として置いた《セジーリの防護》や《カズールの憤怒》を回収したりとコンボを支えるという見たままの役割です。
2/3/1というスペックも【スゥルタイ根本原理】のように序盤から能動的にプレッシャーを掛けたいマッチアップでは重要になるため、ほぼすべてのマッチアップで活躍の機会があります。

出来事とデッキ全体が上手く噛み合っており、しかもこれらを初見では全く理解できなかったことから、cftsoc3のやり込みが伺えて震えました。
が、完璧に見えたこのデッキも、使用していく中でいくつかの問題点が浮かび上がりました。

[1] 色配分がおかしい
元のリストの色配分は赤と白に寄っていましたが、早いタイミングでプレイしたいカードは赤と緑に寄っています。
白マナは《群れの番人》を2ターン目に出したいマッチアップ以外は3ターン目以降の用意でも問題なく、あまり早い段階で並べるメリットはないと感じられました。
元のリストは能動的にプレイしたい《エッジウォールの亭主》と《恋煩いの野獣》がタッチのような形で採用されていましたが、これらを軸にした方がより安定すると考えました。

[2] 能動的なアクションが少ない
このデッキは20点のライフを詰める事に特化しています。
《スカルドの決戦》や《エッジウォールの亭主》で稼いだアドバンテージで押し切る展開もありますが、基本的には《憤激解放》を使ったコンボデッキというイメージです。
しかし、《憤激解放》×2 と《黄金架のドラゴン》だけでは16点しか入らず、ワンショットで勝つためには《スカルドの決戦》のパンプが無いと足りません。

元のリストには能動的に展開してダメージを与えられるクリーチャーが少なく、完全にコンボに特化しています。
これではコンボが成立しなかった時のゲームプランが立てづらく、あまりにも《スカルドの決戦》への依存度が高いなと思いました。
なので、序盤にダメージが稼げるクリーチャーを追加するべきだと感じました。

[3]《恋煩いの野獣》が動かない
元のリストには《恋煩いの野獣》を動かすための1/1クリーチャーが《切なる想い》以外に《エッジウォールの亭主》しか採用されていません。
先の《憤激解放》と《黄金架のドラゴン》の話と同様に、このデッキは序盤に相手のライフを16以下に詰めておくと後の受け入れが広がります。
そのためにも、最もダメージ効率の良い《恋煩いの野獣》はできるだけ動ける状態にしておきたい=1/1クリーチャーを追加した方がよいと思います。

これらの問題点の解決すべく、捻りだした改善案は以下の通り。

> [1] 色配分がおかしい
《恋煩いの野獣》と《エッジウォールの亭主》用の緑マナを増量し、過多になりやすい白マナは減量しました。
後述の改善でベースカラーを赤緑に寄せたのも理由の1つです。

> [2] 能動的なアクションが少ない
《リムロックの騎士》《山火事の精霊》を追加しました。
《山火事の精霊》を運用する関係上、《群れの番人》《セジーリの防護》といった低マナ域の白いカードは廃しました。

> [3]《恋煩いの野獣》が動かない
《山火事の精霊》がこの役割も担っています。
旧環境の【グルールアドベンチャー】もこの枚数(《エッジウォールの亭主》《恋煩いの野獣》《山火事の精霊》の12枚)で問題なく運用できた実績があります。
マナベース含め、【グルールアドベンチャー】が後世に残してきたものは大きいなと感じました。

こうして改良したリストが以下の通り。


◆サンプルリスト:日本選手権ウィークリー予選


能動的なアクションを追加し、"ライフを詰める"という一貫した戦略を徹底しました。

このリストで臨んだ2月度のアリーナ予選は5-3でDay1敗退と奮わなかったものの、手応えは十分に感じられました。
翌日、勢いそのままに日本選手権ウィークリー予選に臨み、5-0で権利を獲得しました。(6戦目はトス)

期待していた戦略が噛み合うゲームが多く、デッキとしてレベルが上がったと感じました。
が、手放しには喜べず。すぐに追加の問題が発覚しました。

[1] サイド後が脆弱
リストから見ても分かる通り、攻めに特化しすぎた結果、サイド後にプランを変えるような器用さがありません。
《リムロックの騎士》《山火事の精霊》が同じ方角を向いているため、これらをすべてサイドアウトしようとするとどこかに歪が生まれます。
結果、得意なマッチアップはサイドを使わなくても勝てる・苦手なマッチアップはサイドが足りずに勝てないという、勝ちきれないデッキの典型例になってしまいました。

[2]《リムロックの騎士》が弱い
ここまで特に触れてきませんでしたが、流石にこのカードは微妙です。
マッチアップによる強さの差が激しく、【スゥルタイ根本原理】のように時間稼ぎを除去に頼ったデッキには強いですが、《恋煩いの野獣》を使ったデッキや【白単アグロ】【赤単アグロ】のようなこちらが受ける展開になるデッキに対しては引くたびに残念な気分になります。

結果、サイドに対アグロ用のスロットを大量に用意する→想定した相手以外に対するカードが足りずに勝てない、という負の側面が浮き彫りに。
加えて、同じ出来事ベースのデッキに対して脆弱になってしまったことも残念ポイントです。
基本的に出来事ベースのデッキ同系はお互いの《砕骨の巨人》と《恋煩いの野獣》が睨みを効かせ合うため、そこまで悪い事にはなりません。
ですが、こちらだけアタックにもブロックにも参加できない《リムロックの騎士》が入っているせいで、相手の《砕骨の巨人》と《恋煩いの野獣》がキツイという、出てはならない感想が出てしまいました。

[3]《山火事の精霊》がデッキを歪めている
《山火事の精霊》は《恋煩いの野獣》を動かしたり能動的なアクションを担保したりと、優れた役割を持っています。
しかし、《巨人落とし》や《スカルドの決戦》といったカードを同時に運用するのはかなりストレスに感じました。

《山火事の精霊》を強く運用するためには1, 2ターン目に赤マナと緑マナを置くのが絶対条件なため、デッキで唯一白マナしか出ない土地である《平地》は土地としてカウントできません。
そのため、見かけの枚数以上に赤マナと緑マナを取る必要があります。当然、フラッドのリスクは増します。
また、2ターン目に《エッジウォールの亭主》+《巨人落とし》とスタートすると、3ターン目に《山火事の精霊》をプレイしたい場合、先に赤マナの土地を置くする必要があり、そのターン中に上陸を誘発させられません。
加えて、3ターン目に《山火事の精霊》をプレイから《針縁の小道》を置く時、手札の《リムロックの騎士》を出来事で消化したい場合は赤マナで置きたいのですが、後々の《スカルドの決戦》を考えると白マナで置きたいため、結果として上手く《リムロックの騎士》を消化できません。
マナベースを赤と緑に寄せた弊害で、サイド後に白いカードを増やすにも関わらず、それらを適正ターンに唱えられない、というのもしばしばあります。

以上から、《山火事の精霊》自体は強力なカードですが、3色デッキで運用することの難しさや一部カードとの兼ね合いの悪さが気になりました。


今回のケースはすぐに解決案が思いつきませんでした。
というのも、改善したと思った箇所が軒並みダメだったという事で、結果として振り出しに戻った格好に。
結果ベースで一度成功したものの、改めて考えると上記の問題点の通り、やはりイマイチだなという結論です。
仕方なく一旦元のリストに戻して練習を再開することにしました。

やはり元のリストの完成度は高く、回せば回すほど奥の深いデッキだなと感じました。
3月度のランクマッチでは、あれよあれよと連勝して24-1でプラチナ→ミシックへ。
(1敗もエイムを誤って、《スカルドの決戦》のパンプと《憤激解放》の対象が逆になってしまっただけで、そこを間違えなければ試合は勝ってた…)
そのまま30-1という私個人としては最高の成績を叩き出しました。

ただ、その結果がデッキに強さなのかというのは疑問が残ります。
月初かつプラチナ~ダイヤモンド帯という事で、投了が異様に早かったりマリガンの判断が適当な相手とも多く当たりました。
なので、勝率が出ていても本当にこれで良いのかは懐疑的でした。

特に【ティムールワープ】に対しては絶対に不利だろうという確信していたので、認識合わせのためにうつお君[※2] に数試合相手をしてもらったところ、特に惜しいゲームもなく全敗しました。
内容も分かりやすく、「相手の必殺技・干渉手段の方が強い」というもの。
《憤激解放》絡みのコンボは《厚かましい借り手》や《襲来の予測》で簡単に妨害されてしまいます。
《黄金架のドラゴン》からの《アールンドの天啓》を抑える手段もなく、先に攻めようにもお互いに出来事ベースのデッキなので最初の3ターンは概ね小競り合いで消化してしまいます。
結果、「こちらだけが《恋煩いの野獣》や《エッジウォールの亭主》を重ねる」「相手の色トラブルを起こしている間に試合が決着する」の2パターンでしか勝たない事が発覚しました。
自分の仮説が正しかったと納得する反面、解決の見えない構造的な問題には頭を抱えていました。

※2…宇都宮 巧。hareruya hopesの先輩。最近、配信をはじめた。みんなで観よう。


という訳で(?)引き続き練習を兼ねて、セカコロ二次予選でも【ナヤフューリー】を使う事にしました。
この時、既に世間では【ナヤフューリー】の存在が忘れられていた頃ですが、そんな事は一切気にしてません。
私は私自身が納得できるまで使うと決めていました。

その時のリストは以下の通り。


◆サンプルリスト:セカコロ二次予選


デッキの大まかなコンセプトはそのままに、一部アップデートしました。

[1] 土地の増量/MDFCの減量
《セジーリの防護》や《カズールの憤怒》は土地としてもフィニッシュ手段としても使える優れたカードではありますが、あまり重なりすぎるとタップインやその重さから動きを大きく阻害するため、枚数を減らして通常の土地に差し替えました。

[2]《エンバレスの盾割り》の採用
直近のMPL/MRLリーグで活躍した【ナヤアドベンチャー(グレートヘンジ型)】を意識しており、《エンバレスの盾割り》がメインから採用されています。
代わりに《群れの番人》を減らしていますが、これは対【スゥルタイ根本原理】以外では大きく影響しないだろうという判断です。
この部分を抜きにしても【スゥルタイ根本原理】には有利なため、あまり影響はないと踏みました。

[3] サイドはより丸く
セカコロ二次予選は参加者600人を越える大会なため、ラウンドの終盤になればある程度は想定した相手と当たるかもしれませんが、ラウンドの序盤は何と当たるか全く予想もつきません。
そのため、《赦免のアルコン》のような局所的なカードは全て廃し、《火の予言》のように広く見られる汎用除去を多めに採用しています。


大会自体は10回戦を1bye含む9-1で予選突破。
唯一負けた相手は【ジェスカイサイクリング】で、頭がバグって勝ち確定のリーサル逃しました。あのさあ…
一番マッチングした【ジェスカイサイクリング】は事前にゆうた君[※3] に練習に付き合ってもらって、《レッドキャップの乱闘》と《影槍》があれば十分戦えると判断しており、これについては想定通りの結果になりました。

※3…横川 裕太。日本選手権2019でデッキテクを取り上げられた他、日本選手権2020ファイナルにも参加した猛者。


とはいえ、全体的にツイてました。それは間違いありません。
【ナヤフューリー】はその構造上、信じられないような初手を渡されることが多く、それ故にマリガンも多いデッキです。
平均して1マッチ1~2回はマリガンしますので、少し下振れるとダブマリ×2で即死、というのも有り得ます。
ですが、当日は全体のゲームを通してダブルマリガンは1回だけ、マリガンも1マッチ1回程度に収まるゲームが殆どでした。
唱えたカードが《砕骨の巨人》《黄金架のドラゴン》《影槍》だけで、残りは全部土地だったゲームで勝ったりと相手の不運に助けられたゲームもあり、総じて運が良かったです。


セカコロ二次予選を終えて、次なる目標はセカコロ決勝。
という事で、それに向けて気になった点をアップデートします。

[1]《憤激解放》はゴミ
セカコロ二次予選前から薄々気付いていた事ですが、やはりこのカードはアンプレです。明らかに構築級のカードではありません。
必要な相手は【スゥルタイ根本原理】と【ラクドスサクリファイス】のみで、【ラクドスサクリファイス】に至っては環境に殆ど存在しません。
能動的に序盤からプレイできる軽量・高打点クリーチャーの方が【スゥルタイ根本原理】も見つつ、他のマッチアップも担保できると思いました。

[2]《影槍》より《エンバレスの宝剣》
【ジェスカイサイクリング】【ナヤクラリオン】のようなトークンで受けるデッキは構造で有利/不利が付きやすく、従来の【ナヤフューリー】もその餌食になっていました。
それを突破するためにトランプル付与用に《影槍》をサイドに用意していましたが、使い勝手はイマイチ…良くもないが悪くもない、といった感想でした。

代わりに検討したいのが《エンバレスの宝剣》です。
《影槍》と異なり奇襲性の高いインスタントタイミングでのトランプル・二段攻撃付与なため、相手視点では受けるのが非常に困難です。
単純な威力の高さから【スゥルタイ根本原理】に対しても有効なのもポイントが高いです。

取り回しの良さから《タイタノス・レックス》も候補に挙がりましたが、ただのトランプル付与だと《恋煩いの野獣》や《砕骨の巨人》のような高ステータスのクリーチャーが前提になってしまうため、それよりは《切なる想い》から出たトークンや《群れの番人》等にも価値を持たせられる《エンバレスの宝剣》の方が優れていると判断しました。

それらを反映させたリストを二案作成し、それぞれをテストしました。


◆サンプルリスト:セカコロ決勝に向けて A案


A案は《エンバレスの盾割り》型。
セカコロ二次予選使用時のリストから、《憤激解放》を《群れの番人》《エンバレスの宝剣》に差し替えた形です。
相性に殆ど変化はないですが、《憤激解放》を廃した事で若干安定感が上がった印象を受けます。


◆サンプルリスト:セカコロ決勝に向けて B案


B案は《傑士の神、レーデイン》型。
A案から、《エンバレスの盾割り》を《傑士の神、レーデイン》に差し替えた形です。
【スゥルタイ根本原理】へのガードは下げたくないが、《リムロックの騎士》のようなカードパワーの低いもの使いたくない。
そんなワガママのもと、使用に耐えうるスペックの《傑士の神、レーデイン》に白羽の矢が立ちました。
《守護者の盾、ヴァルクミラ》は《エンバレスの宝剣》と同じく【ジェスカイサイクリング】や【ナヤクラリオン】に強いです。


どちらも回してみた感想としては、《エンバレスの盾割り》型も《傑士の神、レーデイン》型もあまり変わらないなと思いました。
何を見るか次第で、どちらが優れているという感じはしませんでした。

ただ、どちらも共通して元のリストよりも【スゥルタイ根本原理】に弱くなっているとは感じました。
丁度、【スゥルタイ根本原理】が再流行の兆しを見せており、セカコロ決勝でも使用者数は最多だろうという予想を立てていたのもあり、結局は両タイプとも没になりました。

最終的に「多少カードパワーが落ちるものを採用したとしても、【スゥルタイ根本原理】に強い方が良い」という結論に至りました。
…つまりそう。奴です。


◆サンプルリスト:セカコロ決勝


《帰ってきた刃の翼》…ではなく、帰ってきた《リムロックの騎士》。
構築思想は既に述べた通り、【スゥルタイ根本原理】に対して強く出られるように意識しました。
その結果、2/3/1が8枚というとんでもないリストに。
今でこそゲラゲラ笑っていられますが、サブミット前はかなり不安でした。

サイドは【ジェスカイサイクリング】対策を薄くして【ナヤクラリオン】に寄せていますが、これは結果的に大失敗でした。
《レッドキャップの乱闘》が無いせいで《アイレンクラッグの紅蓮術師》をインスタントタイミングで対処する方法が無く、代わりに入っている《燃えがら地獄》は【ナヤクラリオン】が居ないフィールドでは意味不明です。

残りはA案/B案の共通部分とほぼ同じです。

そして第二回セカコロ決勝当日。
成績は以下の通り。

1戦目 ジェスカイサイクリング(ヤソさん) 〇×〇
2戦目 スゥルタイ根本原理(黒田さん) ×〇〇
3戦目 ジェスカイサイクリング(棚橋さん) ×〇〇
4戦目 白単アグロ(サトレイさん) 〇××
5戦目 ジェスカイサイクリング(棚橋さん) ××

結果は3位。
4戦目のサトレイさんとの試合でとんでもないミスをして試合を落とし(何が起きたかは実際にアーカイブを観て頂けると。悲惨な事件でした…)、5戦目の棚橋さんとの試合でもとんでもないプレイを連発して即死。
普段なら絶対に気付くだろう選択肢を悉く間違えました。
切り替えたと思っていましたが、全くそんなことはなく。ミスを引きずりっぱなしでした。
無念。今後の課題という事で…


◆結局、【ナヤフューリー】は?
少なくとも、セカコロ決勝で使用した【ナヤフューリー】は間違いなく"弱い"です。
サブミット前の自分と会えるなら、殴ってでも止めていたと思います。
かといってどうすれば良いかは今でも分からないので、殴っただけで終わりますが…

なので、もしこのデッキを使ってみようかな~と考えている人は考え直してください。
間違いなく時間を無駄にすることになります。
デッキに関するノウハウが欲しいなら聞いて下さい。私が話せる事は全て話します。
少なくとも、いまさら手を動かす程のデッキではないです。察してください。


◆おわりに
以上で【ナヤフューリー】と歩んだ日々は終了です。
【ナヤフューリー】の強さを確かめるべく今日まで300戦近く使ってきましたが、未だに私はこのデッキの評価を下すことが出来ていません。
少なくとも、このデッキの特徴でもある《憤激解放》は明らかに構築レベルのカードではないです。
では、それを廃したら完成なのか。何と差し替えたらよかったのか。
結局、分からずじまいでした。

今後、似たような感覚を抱くデッキとは無限に出会う事になると思います。
そして、それらを完璧に理解する日も永遠に来ません。それは確信しています。
けれど、そのようなデッキと出会い、使う度に「前の経験が活きた」「以前より理解が進んだ」と、そう思えればそれで十分かなと。
今回はその1ケースに過ぎません。

歩みは一歩一歩。
ますだの戦いは続きます。


以上です。お疲れ様です。

登録タグ: MTG 

あなたはこのブログの 1572 番目の読者です。


テーマ:MTG投稿日時:2021/03/25 15:15
TCGカテゴリ: Magic: The Gathering  
表示範囲:全体
前のブログへ 2021年03月のブログ一覧へ
ブログ一覧へ
次のブログへ
現在コメントはありません。