同じデッキレシピのでもプレイヤーによって集めやすさや出費の個人差があります。シングルショップ有無、トレードできる環境、公認大会にこだわらなければ「プロキシ」でおさまります。人脈があればカードのレンタルで優勝も狙えます。
今の多くのプレイヤーの感心ごとは高予算デッキへの低出費の構築です。残念ながら、互角に戦闘力を持つデッキを安く、早く、安定的に構築できるデッキレシピは届かない考えてます。ならば、低予算デッキの魅力を伝えることが大切と思うのです。
遠まわしの話ですが……昔、平日の昼番組に料理が苦手な主婦をプロの料理人が再教育するコーナーがありました。昼の専業主婦、リア充代表(上中流階級)なのに、食生活の悪さが際立つ放送でした。金をばら撒いて高級食材を買い込む主婦、ハイテク機器をコンプしてもメカオンチの主婦、得意料理があっても一品だけで、毎日同じものを食べ続ける主婦、すでに末期で味覚が壊れている主婦。レポーターも視聴する私も「駄目だこいつ……」と思うのですが、プロの料理人は自宅にある食材と料理器具でティーチングしながら、一品を作り出します。印象の残るシーンですが、現実は長年積み重なった食生活の悪さが、一日の収録で改善できるとは思いません。そして、事後放送で彼女らの食たらくが全国ネットしました。それよりも、私が心に響いたのは持ち込みなしで創る料理人でした。外食(料理人のホーム)なら彼女らでも「美味しい」ものを食べれるけど、自宅で「美味しい」と言わすのは私も主婦も目からうろこです。
低予算デッキも同じことができると思うのです。MTGをやりたいけどお金がないと躊躇する隠れプレイヤーが多いのは周知の事実です。悲惨なことに現役MTGプレイヤーの多くが外食高級料理に通う美食家のように、高予算デッキでしか楽しめないと彼らを門前払いしてます。私はそれはおかしいと思います。低予算デッキでも楽しいデュエルができるのです。しかし、低予算だからこそ、今までのゲームの経験や習慣、そして鍛錬が大事になることを忘れてはいけません。でないと、すぐに高予算になったり、悪習慣が表にでます。ですから、初心者に高予算のデッキを勧めるのも一理あります。しかし、身近にあるものを見直したり、再挑戦は低予算デッキだからできる最大の魅力だと思うのです。
登録タグ: 水曜日の斜め上TCG論
テーマ: | 投稿日時:2013/10/30 19:49 | |
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