さて、カドカワさんのお話。
アンジュ発売タイミングでB社のAさんがいきなりカドカワにいらしたのでびっくりでした。
ドレノの発表のときもいろいろカドカワさんでお話をしてSさんに「こうしたら」という話はいろいろしたのですが
なにせ、一小売店としてできることが少ないということに加え
やってほしいことがあまり反映されていなかった部分があること
そして
小売店が見るに、
「やってはいけないこと」をどんどんやってしまったことで
どうにも後戻りできない場所に行ってしまった感が。
というのも
一つはアナログの良さと悪さをいくつかはき違えていた部分があること。
これは全面的にではなくいくつかという部分ですが
そのいくつかがユーザーにとっては致命的だった。
例えばゲームルールが難解なまま進んでしまい、新規のユーザー獲得が難しくなってしまったこと。
ドレノに至ってはもう何がなんやらというレベルで難しかったのに
賞金制にすることで新規ユーザーを完全に置いてきぼり。
新しいカードはさらにルールを難解にしてしまい私もお客様にお勧めすることを避けるしかないレベルに。
アンジュもアニメがうまくいかなかったのか新規の獲得が出来ず、結局アプリゲーがアジアでうけたこともあり、そちらで勝負することに。
だいたい、今遊んでいるお客様が「いまのアンジュは新規に薦めたくない」とさえ言わしめたのが最大のつらさ。
これは強いというカードとそれによって産まれるシナジーが強いというのが運営がわかっていて
それで制限が出たと思ったら
さらに強いシナジーができるカードが雑誌のおまけになるという。
それもTCG雑誌じゃなく「美少女ゲーム雑誌」となったら
「え?TCGじゃないの?」という気持ちにもあるでしょう。
それはユーザーの反発を食らっても仕方ないかと。
私もさすがに動かなと思っていたらこの状況。
それでも思うのが
「企業だから利益を出さなければ駄目」
わかるんですよ。
社員食わさなければならないのですから。
でもね。
違うのは
TCGに対する考え方。
そろそろTCGはどういうものであるかがわかってきてもいいはずなんですよ。
なのに同じ過ちを犯している。
少なくとも池っちさんあたりがすでに実証して見せたのになんでわからないのだろうかと。
終わるものをぐだぐだ行っても仕方ないことですが
でも正直に言えば
「ええかげんにせえよ」ということです。
ユーザーに申し訳ないと思わんのかと。
大体、ユーザーサポートが6月までとか舐めてんのかと
せめて1年やってほしいですよ。
というのが精いっぱい。
仕方ないというのはよくわかるけど
そしておそらくは現場はまだやる気だったんだろうけど
もっと何とかならなかったのかと。
そういう気持ち。
これからも同じように終了するTCGもあるだろうけど
メーカーはもう少し「今やっているTCGは何のためにこの世に生まれてきたのか」を考えてほしい。
儲かりたいというのはみんな同じだけど
TCGの場合そこに関わる人はおそらくは営業、小売、製作、流通全て含めてかなりの人数になる訳だから。
応援してくれたユーザーの気持ちをもっと考えてほしかったなあ。
2か月で終了は厳しすぎる。
カドカワは一体TCGで何がしたかったのだろうか。
一体この数年で何を得たのだろうか。
そういう意味で疑問を投げかけたい気持ち。
登録タグ: 雑記
テーマ:TCG業界について | 投稿日時:2017/04/21 03:20 | |
TCGカテゴリ: その他のカード | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2017年04月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |