ゲートルーラーのミニグランプリで、「ベストプレイヤー賞」というのができるんだそうな。
https://gateruler.jp/news/%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83...
文章引用すると、
「ベストプレイヤー賞」選出方法
* ミニグランプリ1大会ごとに選出します。(8名参加者ごとに1名の選出)
* ミニグランプリ参加プレイヤーは一人につき1票の投票権があります。
* ミニグランプリ参加プレイヤーはご自身が当大会で対戦したプレイヤーの中から、プレイ中のマナーが最も素晴らしく、また再度対戦したいと一番強く思える自分以外のプレイヤーに投票します。投票方法は、ミニグランプリで使用する対戦報告用紙のプレイヤー氏名欄の横に投票欄を設け、そこに〇印をつけてください。
* 大会進行スタッフはすべての対戦終了時に、集計し、表彰してください。
だそうで。
面白い考え方だとは思うけど、賞品がかかっちゃうと、どうしても身内の票の譲り合い的な物が発生するんじゃないかと勘ぐるのはまあ当たり前でしょうな。ぶっちゃけ俺も最初見たときはそう思ったもん。「あいつに票集めて、賞品山分けしようぜ」的な。
なんでまあ、それが実際にどの程度可能性が高いのかを考察してみた。モデルをわかりやすくするために、16人4回戦で計算してみる。技量は同一。プレイヤー数が増えればそれだけ身内確率が下がるので、この手は少人数で計算するに限る。
この16人中8人(50%)が知り合い同士だと仮定する。その中のA氏の全対戦パターンは1回戦から考えて{15×14×13×12}通り。それが全員身内であるのは{7×6×5×4}通り。なんで全員身内の確率は計算して2.6%。本当は細かい場合分けがあるんだけど簡略化のために省略して、8人のだれか1人がこの条件を満たす確率はだれも満たさない確率の残りだから、100%-{100%-2.6%}^8で18.8%。
部屋の半分が知り合い同士で、そのうちだれか1人に票を集めることができるようになる確率は18.8%程度。思ったよりは少ないかな :|
ところがこれが16人中9人になっちゃうと、確率一気に跳ね上がって37.7%になる。へー。
面白いから表にしてみよう。
16人中
5人: 0.4%
6人: 2.2%
7人: 7.4%
8人:18.8%
9人:37.7%
10人:62.0%
11人:84.1%
12人:96.4%
なんでまあ、会場の3分の2程度が知り合い同士で談合が可能だとすると、感覚的に一見さんにはプロモは回って来なさそう。これを大きいと思うか小さいと思うかは各自の判断にお任せします。自分だったら、その身内びいきを跳ね返す程度のうさんくさいプレイングとデッキに命張るかな。なにせかつて大会会場で隣の人に「ちょっと面白すぎるんでもう少し抑えてもらっていいですか」と言われた男だ俺は(本当)。
で、これをある程度公平な気分にさせるためには、「最終ラウンドは提出場所またはスタッフに『各自が自分の結果登録用紙を持って、提出時にベストプレイヤーを、他人には見えないように配慮して記入』の上提出」がよろしいですかね。店舗さんはお手間とは存じますが、ブツがかかっちゃうとこのぐらいやった方がお客さんからは不満が少なくなるかと存じます。あとは誰が誰に入れたか入れないかがわかると険悪になっちゃいかねないので、それを公表しないことも重要。
こんな感じすかね。
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テーマ: | 投稿日時:2021/03/01 16:34 | |
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