ツイッターで書いたことをそのまままとめて書き出しました。
表現がわかりにくいところにちょっとだけ言葉をつけたしました。
ま、基本スタンスは変わってないんで
書いている途中でリツイートされているのを知って
デスマス調にかわっているのは愛嬌で(苦笑
-
ツイッターのTLで
TCGイベントで儲けられるかどうか議論になっているけど、
基本的に儲かんないよ。
もし儲かっていたら今頃私の車は15年も乗っているアルトではなく
CR-Zくらいになっているはず。
そりゃ、常に参加者がバンバン集まって
会場費が格安で
スタッフもボランティアでということなら儲かるけど、
やればわかるけど主催者として儲けなんか出ない。
出たとしても次のイベントをやって人が来なければ
あっという間に赤字転落。
今回ウチの場合久しぶりに黒が出たという感じがする。
GPTとかではずっと赤字だったんで。
その代わり今度この人数が集まるイベントをするなら
「なゆた浜北」では無理なので
もう少しお金をかけて人が入る場所を借りなければならない。
その場合会場費は一気に倍以上になる。
何故ならそんな人の集められる会場は田舎にはなかなか存在しないから。
浜松の場合人の集められる場所になると
アクトシティとかになるけど、
そこは競争率高いんで早い段階で借りないと。
「この日がいいなあ」と思う日は大抵1年前から予約で埋まってたりする。
公共のところとかはもっと大変で借りる人の優先順位もあるので
イベント会場をゲットするのすら大変なのだ。
よく東京や名古屋大阪などの大都市でイベントを行っているのを見ると
素直にすごいなあと感心する。
会場費なんか目が飛び出るくらいだし。
そんな中でよく続けられるなあと感心する。
でもそんな苦労をしても頑張っているのはなぜかと考えてみる。
「好きだからこそ」だよな。
会場費もそうだけど
そんな厳しい台所事情の中でスタッフをお願いしたりとか、
人が集まればそこにはスタッフがさらに必要なわけで。
ウチなんかスタッフ3名お願いしていて
そのうちの一人は店のスタッフだよ(苦笑
酷い話だよな。
もちろん私も主催として言ったり来たりでしたが。
そういうふうに考えるとTCGのイベントをするのはかなりのリスクを負うことになります。
でも、私は今後もイベントをやることでしょう。
大きなイベントはそういう流れが無い限り出来ないでしょうけど、
細かいイベントは店や小さい会場を使ってやり続けるのです。
そうしないとTCGの裾野が広がりませんから。
それで思い出しましたが、
例えば遊戯王の公認大会は基本的に無料で行うようにとメーカーから指導されてます。
しかし、最近遊戯王の公認大会が少なくなっているということは
どれくらいの方がご存知でしょうか。
少なくとも公認店舗ですら「公認大会はやりたくない」と言っているのですよ。
なぜかというと公認大会が無料で行われると
手間だけがかかることになるから。
だから遊戯王は非公認でお金を取ってやりたいショップが増えているのです。
いわゆる「チャンピオンシップ」がそれです。
最近そちらの方に参加者が増えているということも
ショップが公認大会を嫌がる一因かも知れません。
例えば低年齢層に重きを置いているTCGにおいて
このような「非公認」が当たり前になると
「競技性」「遊戯性」のバランスがショップによってまちまちになり
メーカーの思惑と乖離してくることになる。
まさに今の遊戯王。
メーカーは低年齢層の開拓を目指しているのにショップはそれを嫌がっている。
結果そのTCGはどこを目指しているのか判らなくなる。
MTGはその点「競技性」に重きを置いたイベントと
「初心者向け」に「遊戯性」を重きを置いたイベントがはっきりしているので
ショップとしてもユーザーの様子を見ながら薦めることがしやすいのです。
こういう部分はMTGはすごいと思います。
国産TCGメーカーの場合「カードゲームごっこ」で様子を見ているという部分もあり
正直なところショップとしてもどうなのかと苦慮する場合が多々あるのです。
遊戯王に話をもどすと
「公認大会をしたくない」というショップの気持ちも判るけど
「やらなければ先が無い」という気持ちが私にはある。
小学生に1000円の参加費を課すのはあまりにもハードルが高すぎる。
100円ですら必死の小学生だっているんだから。
両方の大会をバランスよく行うことが大切ではないかと。
裾野を広げるイベントは小さくてもできるだけ頻繁に。
それはショップでやれる。
そしてそれで物足りなくなった人に満足できるイベントを用意する。
それだけのこと。
じゃあ、非公認大会って
公認ショップが一生懸命育てたところでおいしく頂いているって事なのか?
と思う人もいるかもしれない。
そう思うから公認大会を行うより非公認大会を行いたいショップが増えている・・・
ということなのかも知れないね。
もちろん、それはいろんな捉え方があるかもしれないので
一概に「良し悪し」を言うことではない。
人の考え方はまちまちなのでそれを否定したいわけではないのです。
イベントで儲けが出る出ないは正直私にとって「出ればうれしい」程度のもの。
出なくてもやるし、それは次のモチベーションになる。
次やるときはスタッフにもうちょっと弾もうとか思うし。
今までほぼサービスでしたからね。
スタッフのサービスが良くなれば参加者も気持ちよくなれる。
参加者がそれによって増えるならば
今度は参加費を下げることも視野に入れるべきでしょう。
私の考え方はおそらく一般的ではないと思うので、
これをイベントを行う方に「こうすべき」というものではないです。
ただ、個人的にはこう思うということだけで、
基本的にはTCGをもっと多くの人に広めたらもっと楽しくなるし、
単純のその方が儲かるんじゃないかと思っているだけです。
登録タグ: マジック:ザ・ギャザリング 遊戯王 大会 イベント 公認大会 非公認大会
テーマ:私的見解 | 投稿日時:2012/07/28 03:11 | |
TCGカテゴリ: | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2012年07月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |