東京や名古屋、大阪などの都市部でTCGを遊ぶ人は幸いであると同時に不幸でもある。
と考えたのですよ。
単純に人口が多いということは
TCGで遊ぶ人が多いということである。
単純に計算してみよう。
良く私が比較対照として話にするのですが
浜松市人口約50万人
名古屋市人口約200万人
名古屋の場合刈谷市や豊田市など周辺都市人口含めると更に多くなるので
300万くらいと見ていいかもしれない。
少なくとも面積上は浜松市は日本で2番目に広いので(笑
人口密度的には5-6倍はあると見ておこう。(計算が面倒なので。
さて、そういう状況で
ショップを運営するとしよう。
予想される顧客数は単純に名古屋の
1/5というコトになる。
この状況から
TCGで遊んでいるユーザーは単純に1/5なのかというと
実はそうではない。
人口密度が低いからこそ
「TCGを一緒に遊ぶ人が近くにいない」
事が考えられる。
故にTCGの人口は都市部に比較して少なくなると考えられる。
もちろんそうともいえない部分もあるといえばあるのだが
マーケティング的にそう思われる部分は否めない。
そんな中でTCGショップを運営するとなると
それなりの覚悟が必要となる。
売り上げで言えば都市部のショップとはまったく変わるから。
例えばシングルカードひとつでたとえてみる。
地方のショップで
2500円で販売されているサインカードがあるとする。
それもなかなか売れなくて困っているような(笑
これが都市部に持って行くと
5000-10000円で販売されている。
地方ショップで2500円で買って、都市部のショップで買取にだせば
事によってはおおきくプラスが出ることがある。
いわゆるこれが転売ヤーといわれる方々なのですが
まあ、それは中古市場がある以上しょうがないので
その行為を非難することはしません。
しかし、そういう行為がまかり通る以上
地方でシングルカードの販売をするのは結構厳しい部分もあるのです。
そういう流れをみると
シングルカードは「どこでも同じ価格」というのは厳しい
そもそも「ユーザー」の数が違うのだから。
地方のショップでは「いつまでも売れないカード」を抱えているわけにも行かないから価格を安くする。それを買って都市部で転売する人がいる。都市部の人はそれを高価で買う。
そんな流れがいくつか見えたりします。
それがいいことなのか悪いことなのかはここでは言及しませんが
地方でショップを運営することの覚悟というのは大変なものです。
その中で簡単に「ショップを運営したい」という話を聞いたりすると
「本当にその覚悟があるのかな?」と思わざるを得ません。
いつまでTCGがいい状況で入られるのか。
例えば遊戯王が何らかの問題があってコナミが版権を手放した・・・・なんて事があるかもしれないのです。(まあ、ないとは思いますが
そのときにすぐに対応できる自信があるならいいのですが
「いま遊戯王が良く売れているから」
というような覚悟でショップを始めるなら正直勘弁してほしいと思います。
通販である程度売り上げを稼ぐという方法もないこともないですが
結局「手間の割には」というコトもあります。
故に地方でTCGショップを運営される覚悟があるなら
きちんと状況を見てよく考えてからにしていただきたいと考えてます。
「そんなの知ったこっちゃない!今売れているから今売らなきゃ」
というのはTCGの将来を削ります。
それでTCGを遊ぶ人が減るようなことになっては
自分の身を削るようなものでもあるのですから。
特に地方のショップはただでさえ少ないユーザーを減らすことなく
次につなげるようにしなければ。
それはメーカーも同じでどちらかが手を抜いていいものではないことと
肝に銘じていただきたいと思うのです。
正月早々うざい話を書いてスイマセン(苦笑
テーマ:私的見解 | 投稿日時:2012/01/02 22:09 | |
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