そういえば最近アニメが昔のように面白く感じられなくなったなあと
そんな気持になる理由がやっとわかった気がしてきた。
これはあくまでも私の場合なので他の方には当てはまりません。
それは「経験」による知識の備蓄によって
「新しい発見があるかどうか」によるのではないか。
つまり
新しい発見のあるアニメほど面白く感じ
新しい発見の少ないアニメほどつまらなく感じるということ
この「新しい発見」のかわりに「新鮮味」とか「発想できなかったこと」と書いても良い。
例えば
知らない世界のことを書かれたアニメは面白い
ありふれた内容でも演出が斬新だったりすると面白い
キャラクターのあまりにもおバカな対応や行動にに対して面白いと感じる
つまり今まで見てきたアニメ(もしくは演劇・その他作品)による知識の蓄積があればあるほど製作側のハードルは高くなる。
逆に言えば見ているアニメが少ない場合
それが以前に使われた手法であろうとそれは新鮮に感じる。
そんなことを考えていたのだが
クリエイターとしてはそれは折り込んで製作しなくてはならない。
例えば
「鷹の爪」と「ガンダムUC」を同系列にならべてはいけないというが
それは確かに正しい認識なのかもしれないが
見ているほうは「同じアニメ」というイメージしかない。
つまり一般人にして見れば
「絵が動いていればアニメ」なのだ。
それが面白いか否かはストーリーだったり演出だったり、登場キャラクターだったりするわけで
とはいえ、しかし作る側としてはそれを認識して製作しなくてはいけない。
ゆえにきちんとした設定は必要となるし、きちんとした演出は必要となるし、きちんとした作画力も必要となる。
そのためには必要最低限の資金と必要最低限のやる気(労働力)も必要。
で、今のアニメに
これらは供給されているのか。
・・・自転車操業的なアニメスタジオには無理だろうね。(苦笑
その何もかも足りない中で頑張って製作するクリエイターたちは存在しているが、それで本当にきちんとしたものが作られているのだろうかと思うと
ちょっと厳しく思える。
となれば狙うべきターゲットを絞ればいい。
知識や経験の少ない層へ。
多少お金や時間をケチることが可能になるから。
本格的にやるとなればアニメスタジオはディズニーばりにお金に対して貪欲にならなければならない。
しかしそれが日本のアニメスタジオにはなかなかできない。
だったら日本でなくても良くないか?
他の国でやればいい。
アメリカでも
フランスでも
中国でも
ベトナムでも
どこでもいい。
お金とやる気(労働力)があるところならどこでもいいじゃないのかと。
やりやすさだったら日本人には日本がいいかもしれないが
本当にアニメのことを考えているなら国境は関係ないだろう。
という風に考える
そこを踏まえたうえで
これをTCGに当てはめてみると
アメリカで生まれたTCGを日本は日本風にパクッて(・・・聞こえが悪いなら「アレンジして」でもいい)日本独自のTCGの文化を作り上げてきた。
しかし、いくつものメーカーが生まれては潰れた。
クリエイターの質はいいのだが環境が良くない。
クリエイターは多く生まれるが食べていけるのは一握り。
しかし製作された作品のいくつかは海外でもブレイクするにいたる。
でも、国内需要だけではなかなか厳しい。
ここまで全くアニメ業界と一緒ではないかと。
じゃあ、あとは海外に行くしかないんじゃないの?
と思うのですよ。
これはアニメやTCGだけではない話。
あ、何だか書いていてヒントになりそうな部分が多くあった。
書くことは大事だね。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2010/11/15 15:01 | |
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