本日MPSの月次ツールが届いたのですが
いつものようにMPSランドが届いて
最近、FNMやMMEの景品がやや薄くなってきたので
「助かった」という感じです。
一緒に規約が同封されてました。
「珍しいな」と思って一読。
・・・
ふうん。と思って読んでみたのですが
ウチの店には普通でもおそらくこれをすべてきちんと守れる店舗は少ないだろうという文面が。
とりあえず書き出してみる。
マジック:ザ・ギャザリングPREMIERE SHOP(MPS)規約
1.MPS加盟店は、最新のMPS指定商品品揃えリストに定められた商品の品揃えを行う
2.MPS加盟店はマジック:ザ・ギャザリング事務局へ販売実績・店頭状況等の報告を月1回以上行う。
3.MPS加盟店は店頭にベーシックバイブルを常備し、お客様の要望などに必要に応じてマジックの遊び方説明を行う。
4.MPS加盟店は担当者がWizard Play Networkに主催者登録を行い、月に1度以上WPN登録(カジュアルもしくはDCI認定)イベント開催を継続する。また、イベントの告知と結果報告を適正に行う。
5. 省略
6. 省略
7.MPS加盟店はプレリリーストーナメントの開催を除き、マジックの全世界発売日を遵守する。
8.MPS加盟店はMPS限定の販促品や限定カードの直接販売を行わない(買取による古物も含む)。
9. 省略
10. 省略
ちょっと色々と長いし、お客様に直接関係のない内容は省略しましたが
品揃えの部分は問屋さんに在庫がある限り問題はない。
たまに問屋さんにないもんで困ることがあるが。
ティーチングやイベントの開催、報告義務など
せめて店舗に二人いる状態ならまず何とかなるのですが
それでもそれが出来ない店舗にはこれでかなり「MPSとして規約が守れなくなる」ことになる。
イベントの開催そのものは難しくないが手間としては大変であるから
昔ながらのおもちゃ屋さんなどにとっては大変な作業となるかもしれない。
7番は地方より都市圏の方で守りにくいだろう。
秋葉原などアレだけ店舗が密集していると
「MPSより販売量」というところが出てくる。
すこしでも他店舗を抜き出したいところはそう思うだろう。
しかしそれが加熱すると、WOCから「それじゃあ、日本は1週間遅れで発売ね」といわれちゃうんですよ。
勘弁して欲しいです。
そして8番。
実はこれは二重下線を引かれており
かなり重要になったと思われます。
つまり
MPSの景品を普通に販売している店舗が少なからず発生しているということ。
ウチのように買取したものも大会景品に回す店舗は少ないと思われるのでしょう。
店舗によっては反発するところもありそうです。
「MPSだから」という「特別であるという」部分であるわけだから簡単にあちこちに出回ってもらっては困るということなのか
そういう意味ではなかなか微妙な所です。
個人的にはまあ、しょうがないかなあ。という気持もあります。
MTGに限らず
トレーディングカードゲームはまず遊んでいただかなければならないので
そのためのMPSであり、MTGが遊べない環境なら
MPSである必要はないということ。
ユーザーが遊んでいただける環境はそれなりにリスクを払わなければならないということ。
それがデュエルスペースという直接販売につながらない、
無駄ともいえるスペースを確保しなければならない。
しかし、それが大切であるということ。
デュエルスペースがあることが重要なのではなく
デュエルスペースをいかに活用し、ユーザーに満足していただくか。
で、その次になって
それでいかに商品を販売するか
通常の販売形態のように
まず「販売ありき」ではMPSはダメなのだということを
事務局は訴えているわけですね。
まあ、反発するところが多いだろうとは思いますが
個人的にこの考えは
ウチの店が「存在する理由」なので
大いに納得できます。
が、それがすべての店舗に通用するかというわけではないので
その辺を事務局はすり合わせていくことになるんでしょうね。
本当に大変だと思います。
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2010/08/27 13:42 | |
TCGカテゴリ: Magic: The Gathering | ||
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