先日お客様からこんなことを言われました。
そのお客さんにとっては
「店のため」と思っての発言なのですが
ちょっと説明が足りなかったかなと思ったので説明をさせていただきました。
「てんちょー、ちょっと気になったんですけど」
とい話をふられました。
「この間この店に来た遠征のお客様で口にしていたんですけど」
「ああ、マジックのゲームデイの時の話?」
「そうなんですけど、どうも店長の説明が長いと言うんですよ」
「はじめるときアレね。」
「あれって何とかならないんですか?」
・・・と言う話。
そこで店なりの言い訳をさせていただきました。
ゲームデイでは33名の参加で遠征組とさらにはじめて大会に参加されるお客様もいて
それで「説明なし」でのスタートはありえない話。
まず必要な説明
*大会の形式(スイスドロー何回戦になるのか、制限時間やエキストラターンの有無、スコアシートの記入の注意点等)
*店内での注意事項(飲食の禁止やマナー的なものの注意喚起)
これらを説明するだけでも5分くらいはかかります。
さらにはじめての人がいるとなれば
トイレの場所などの細かいところも説明しなければならない。
それらの説明なしではとても怖くて大会はできない。
それはいままで7年の経験から来たことであり
たとえばこれが「常連のお客様だけ」の大会ならそんなに時間を割く類のものではないのですが
そうではない以上、それなりに時間を割いてきちんと説明しないことにはこちらが困ることになるのです。
「そんなこと言われなかった」といわれては
大会そのものが破綻するときもあるのです。
「でも、それであんなに丁寧に言うこともないでしょ?『・・・してくれないと困りますのでお願いします』なんていわなくても『・・・してください』で良いじゃないですか。」
これも説明させていただきました
私はジャッジもしくは進行役ではありますが
同時に店舗の運営を見なくてはなりません。
「・・・してください」というのは簡単です。
しかし、そのあとに「お願いします」の一言があるのとないのとでは
参加者の感覚が変わります。
「厳しいジャッジ」は、時には必要ではありますが
「ジャッジは権力者ではなく、スムーズな進行をつかさどること」を重要視しなくてはならないのです。
時間に厳しくと言うのも無論必要ではあっても、それでむやみに進行を急かすようなことがあってはならないし
参加者が疑問や納得できないことがあっても正確に、それが不可能な場合は納得できる方法を提示しつつ速やかに進行を滞ることのないようやっていかなければならないのが責務なのです。
「きびしくやればいい」のではないのです。
同時に「しなやかに対応」できなければジャッジ・進行役として意味はないのです。
「・・・してください」とビシッいえば格好もよく見栄えもするのでしょうが
そんなものは流麗な進行に比べれば二の次です。
それによって2、3分消費するのと
説明しなかったばかりに多くの時間を無駄にするのとではその差は歴然とします。
そして、それらはいままでの「経験上説明があったほうが良いと判断したもの」だけであり
そして、それがたとえ「注意書きが貼ってあっても」それだけでは見る人は少なく、見ただけでは「注意力は薄い」ので
わざわざのどをからしてまで大声を張り上げ注意する。
大声を出す以上「怒っているよう(もしくは威張っているように)に思われる」事もあるので「お願い」をする。
・・・と言うことを説明させていただきました。
納得したかどうかわかりませんが
とりあえず、このスタンスを変える意味がないと言うことは伝えさせていただきました。
基本的にウチはこれを続けると思いますし
これをしなくてよいのならさっさと試合を行います。(苦笑
実際常連様4人程度しか集まらない試合は極端な話
「じゃあ、2回戦ね。2回戦は勝った人同士で。変なことしたらコロス(笑」
でも問題ないと思っています。
当人たちが「試合を楽しむ」ことができると言う前提があれば。
しかし、「初めての方」や「勝手のわからない方」がいらっしゃる場合、それがたとえ1-2人でもきちんと説明しなければならないのです。
まあ、この話は一般ユーザーにはなかなかわかっていただけないとは思いますが
「運営する側」にしてみれば経験で培ったものなので
これからも続けていくことになるでしょう。
これを読まれたユーザーの方はその辺を考慮してくださるとありがたいと思います。
「みんな同じ」と思っては失敗することがあるかもしれません。
つまらないことでも「耳に入れておく我慢」も必要かと。
そんな感じで。よろしゅう。
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2009/11/09 05:20 | |
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