「TCGとはなんぞや?」
http://tocage.jp/blog/351/1257185576.html
の続き。
ちょっと話が変わりますが
「善悪」ってなんでしょう。
何がよくて何が悪いか。
何が常識で何が非常識か?
実は私がTCGを語る上で常に頭に入れていることがあります。
「TCGを風営法の対象にしたくない」
ということです。
風営法・・・
ゲームセンターが風営法の対象になっておりますが
なんでゲームセンターは風営法の対象になったのでしょうか。
そこを考えてみることからスタートしています。
私はいい加減に老けておりまして
いわゆる「インベーダー世代」なのです。
PC9801が50万もして8インチフロッピーディスクが
「すばらしい記憶装置」といわれた時代の人間です。
MZ80Bのグリーンモニターをして「マイコンってすげー」と思う世代です。
もちろんゲームセンターにも通いました。
お金もなく、下手なので上手な人のプレイを横目で見ながら敵の出現パターンを覚えようとしたり
10円インベーダーを置いてある駄菓子屋さんを探して何時間も掛けて遊びに行ったり。
やっと自分で働けるようになって「バイト」をはじめたときそれが始まりました。
「風俗営業法」
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO122.html
つまり「射幸心をあおる」ものはすべてこの法律によって規制されます。
ゲームセンターの場合は12時には閉店しなくてはならず
未成年は(当時は)15歳までは6時までに18歳未満は10時には退店していただくということになりました。
ではゲームセンターの何がいけないのか?
未成年にとってゲームセンターは何だったのだろう。
悪の巣窟だったか?
確かにガラの悪いヤンキーが集まりやすかった環境ではあったけど
そうではない「ゲームを純粋に楽しむ」そんな人が集まる店舗だって多く存在していた。
当時のゲーム雑誌「ゲーメスト」を知っている方がいまどれだけいらっしゃるか。
「ゲーマー」以上の「ゲーメスト」。
当時の編集していたOさんが私が勤めていた店の常連の友人であったのでいろいろと話を伺いましたが
私の当時の考えとしては
「当時の風営法適用は仕方なかった」と思えました。
時代がまだ「ゲーム=遊戯」に対して否定的な考えを持っていたし、「ゲーム」が一般に浸透するにはファミコンブームという洗礼を受けなければならなかったわけですから。
そうするうちに
ゲームセンターは「変化」を重ね
「対戦ゲーム」から「アミューズメントスポット」としての変化をし、「ゲームは家で楽しむもの」の動きが定着しつつあるように見えます。
そのなるように
「任天堂」「ソニー」などのメーカーは必死になってやってきたのです。
とりわけ任天堂は問屋を巻き込んで販売を統制・・・と言っては聞こえはよくないですが
「小売店が変なことをしないように」規制を掛けてきました。
つまり「信用できない問屋や小売店は相手にしない」という商法です。
これは「業界を守るため」の任天堂なりの答えなのです。
もちろんこれは「さまざまな弊害」をも生みます。
ソフトの値段が不当に高いとか
小売店に対しては「抱き合わせ商法」が当たり前に行われるようになったりとか。
ちょうどこの頃私もゲーム屋に転職しておりまして(苦笑
まあ、それはさておいて
それでもゲームセンターが悪であった理由ってなんだろうかと考えると
まさに「そういう時代」だったとしか私には答えようがありません。
いまヤンキーってどこにいるのでしょうか。
ゲームセンターにたむろするのはヤンキーではなくて
カップルやサラリーマンだし。
ではTCGはどこに「悪い要素」が存在するのかを
探ってみましょう。
続く!
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2009/11/04 04:23 | |
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てとらえんちょう さん | [2009/11/04 08:33] |
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ヤンキーは コンビニ前にいますよww この前も シフト中に店前で ケンカし始めて めんどくさかったです |
とむやんぷ~ さん | [2009/11/04 12:57] |
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>ヤンキーは コンビニ前 コンビニが多いので「群れ」が大きくなるのを防いでいるのかもしれません。 24時間やっているし。 昔はコンビニが少なかったですからね。 |
まさゆき さん | [2009/11/04 16:58] |
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インベーダー世代か・・・ 名古屋打ちがあったと聞きますが本当にあったのかが知りたいです。 「ゲームを純粋に楽しむ」そんな人が集まる店舗だって多く存在していた。 >そんなお店を探すのが楽しくて仕方なかったですね。 あと店員がしっかりしていて、1プレイの値段が安ければなおいいですわ。 |
とむやんぷ~ さん | [2009/11/04 17:08] |
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>名古屋撃ち 本当に存在します。 おそらく各地にある「ゲーム博物館」ではプレイできると思います。 侵略される一歩前の状況だと一番前の敵から攻撃がないのでそれを一列づつ撃ち落とし、UFOを呼んで打ち落とすことで高得点を狙うというやつです。 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/9949/0005.html ゲームセンターの中のコミュニティノートは活気がありましたねえ。 それは今となっては「ネットの掲示板」になったんだしょうね。 |
まさゆき さん | [2009/11/05 00:23] |
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本当にそんざいしていたなんて、なんだかノスタルジックを感じます。 あとTCGのタワーデッキを名古屋デッキと呼ぶみたいですけど 本当に存在したのですか? |
とむやんぷ~ さん | [2009/11/05 02:27] |
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名古屋デッキ http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AD MTGの世界では伝説となるものです。 海外の方ではまず考えないでしょうけど これが日本のすばらしいところと考えます。 ここからタワー=名古屋となったと思われます。 ちなみにサンマガでは最初のリングでレベル3以上のカードを置くことを「名古屋デッキ」「名古屋式」というそうですが おそらく有名なのは名古屋だと思いますが 浜松ではすでに私がやってました。(笑 1弾ではほぼ多くのユーザーがレベル1「遊馬」をリングスタートさせていたのですが その場合「先攻を取ることが命題」である事を強く意識しているため 「それ以上のパンチがあればこっちが先攻なら問題ないよね」 という単純な理由からレベル3のカードを置くようになりましたが 本場と言われる名古屋ではどうだったのでしょうか。 現在の私は強くないレベル3デッキを回してますが その名残といえましょう。 |