当店ではTCGだけでなくボードゲームも扱っているのですが
最近はボードゲームも半TCG化が進んでいるように見えます。
ドミニオンやその最たるものでパンデミックも似たような動きをしています。
基本のカードセットがあって、さらに楽しむ為には拡張セットを・・・という感じで
トレーディングカードゲームというカテゴリーにするとちょっと違いますが
おそらく検索サイトで「カードゲーム」と検索すると
こういったボードゲーム要素のカードゲームがいくつかヒットすると思われます。
特に一昔前ならカードゲーム=トランプ・花札などしかなかったわけで
それから派生したゲームは生まれては消え、という流れにあったわけですね。
以前横浜でのゲームイベントの際
写真を眺めていたところドミニオンに興じるNさんの顔を見つけて
思わずツッコんでしまいましたが(笑
例えば遊宝洞から発売されている
「伝説のかけら」「Fairy Tale 妖精奇譚」「Phantom Rummy 幻影奇譚」などはいまでも楽しく遊べる逸品です。「仮面舞踏会」は絵柄などややクセが強いので人によっては敬遠されますがシステムは良いものです。
あれ?話が飛んだぞ?
元に戻しますが
良いシステムは大切ということですが
同時にいくら良いシステムでも「飽き」には勝てない部分もあります。
それを「飽きないように」工夫を加えることで
常に新鮮に遊べるようにするのは大切なことであると同時に
お客様は「負担」が生じてくるということが最大の難問ということになります。
これがTCGということなら「新しいエキスパンションがでるものである」という前提条件のもとにあるのですが
ことボードゲームにおいては
「それで完結するもの」と考える方が多くいらっしゃいます。
まあ、それはそれでいたし方の無い話ではあるのですが
一本のゲームシステムを作りだしてもそれは「その場限り」であって「飽きられる以上」コンスタントに稼ぐことのできる類のものではない。
ボードゲームを販売している多くの会社がかなり厳しい状況に置かれています。
ゆえに「拡張セット」や「エキスパンション」が出ることを「儲け主義」と簡単にくくるのはやめてあげて欲しいと考えます。
本当の儲け主義というのは「バ○ダイ」のような商法であって、
でも、かといってそれが確実に儲かるものではないのです。(ちょっと難しい問題ですね。)
そのことが私個人としても本来どうしていいのかは答えが出ない状況ではあるのですが
少なくとも現在のブシロードに関しては
「ヨイショ」なしでもかなり評価しております。
そんな風にボードゲームの状況を見ると日本においてTCGの業界はまだいい方向性ではあると思います。
メーカーによっては「システムを考え出す開発メーカー=デベロッパー」を食いつぶすしかしない販売メーカーもあるなかで
小さな開発メーカーには頑張って欲しいと思う次第。
大宮ソフトもそのひとつ。
さーーーってやっと前フリが終わった。(爆
で、当店の日曜の夜は
「カルド部」が活動しております。
DSのカルドセプトを対戦で遊ぼうというまるで部活(笑
しかし、いろんな人が一緒に遊べるという意味では非常に楽しいものです。
さらに最近はドラクエ部も(笑
もはや何がなんやら(笑
でも、基本的にTCG、ボードゲーム、DSの対戦も
「コミュニケーション」が基本。
やはりコミュニケーションゲームは楽しいものだと思うのです。
RPGだって元はD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)のようなTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)、つまりコミュニケーションのゲームであるわけで
基本的に一方向なものではないのです。
いろんな人とコミュニケーションをとり互いに「キモチ」を「心理」を「ココロ」を読みあって遊ぶことが楽しいのです。
たまには「相性の合わない」ということもあるでしょう。
でもしばらく対戦することで「邂逅」したり、それが「鏡」であることを自覚したりというのもあるでしょう。
あるいは長い期間をおいて分かり合ったりということもあるかもしれない。
そんな風に思うことがゲームを楽しむことではないかと思うのです。
前フリから長い話になっっちゃいましたね(笑
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2009/09/06 21:01 | |
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