他業種の店舗オーナーがムチャ落ち込んでいるようだったので電話をしたところ
「オレの存在がいらないのだったら他にいくべきだよな。」
他業種とはいえ近い業種なので彼の存在がどういうものかは良く知っているほうだ。
少なくとも彼がいないとその地方でのその業態はほぼ「不毛」になる。
まあ、ソレでも勇気のある店舗がでばってきて頑張ってくれるかもしれないが
少なくとも「彼ほどの能力」を発揮できるかといえば不可能だろう。
だって彼はその世界では少なくとも5本の指に数える事が出来る人間だ。
それがなぜ「いらない存在」となるのか。
話を聞くと
「自分がやっていることは東京なら誰でも出来る事」だといわれたそうだ。
なんじゃそりゃ。
10年もその世界で生きていて、世界から日本に日本から世界に情報を発信してきた人間に対して
「東京に住んでいるから誰でもできる」??
じゃあ、まずてめえがやってみろやあぁぁ!!
と私がかわりに言ってやりたい。
まず勘違いしないで欲しいのが
彼は地方にいながら
「自分が好きな業界の今と将来を考えて」
「損得勘定なく自ら行動し、実践してきた」
その業界にとっては無くてはならない存在であることは
業界の人なら誰でも知っている話だ。
それを
地方にいると言うだけでなぜそんな言われ方をされなきゃならないのだ。
地方差別か?部落差別か?
全くもってその感覚は理解できない。
その業界のためにやっていることが何故理解できないのか。
たまたま地方にいてがんばっているのをなぜ認めることが出来ないのだ。
あまりにも酷いはなしだ。
どう考えてもレベルが低い。
彼だってまだ日本で頑張っていたい。
まだ出来る事がたくさんあるからだ。
しかしなかなか「金銭」の面では残念ながら恵まれていない。
だから色んなところから声がかかる。
声がかかるのは日本ではない。
しかし「世界レベル」の能力を黙ってみすみす他に渡すのか?
そんなにレベルが低いアホウ共しかその業界にはいないのか?
そう思うと情けないやら。
「オレと一緒にやればもっといい夢見せられるぜ!」
くらいカッコいいこといえないのかよ!
誰もが一人で10年も「生活の為」以上に「その業界の為」動いているなんてなかなか出来ないことだ。
いっちゃあ悪いがTCGの業界もそうだが
なかなか儲かる仕事ではない。
ソレでも頑張れるのは
「その業界が好きでその業界の為と思えることをしている自負がある」からだ。
もちろん、それが良いことか悪いことかはなど判断するのは難しい。
しかし彼も彼一人その業界が成り立っているなどとは考えちゃあいない。
他の人がトライしないところを別の切り口からキチンとやっているだけだ。
正攻法といっていい。
「プロ」の仕事をしている。
それを
「同人」程度の「アマチュア」が
「批判」する意味がわからん。
いっちゃあ悪いがそこは今にも「破綻」しそうな小さな業界だ。
「だからこそ頑張って大きくしよう」としている
「自分も含めて業界がさらによくなる」ように。
少なくとも彼の決意は多くの人を取り込んでいる。それは間違いない。
批判するなら
キチンと彼と相対してわかるようにするべきだ。
その上で自分が「わかっている」というのなら
「もっといい方法で業界を良くして」みるべきだ。
「誰でもできる」というのなら
まず手本を見せて欲しい。というかそうするべきだろ。
いつまでも少なくとも10年もすがっていながら
甘えているんじゃないよ!
もし批判する力があるなら
同じ土俵に上がってみるんだな。
「他の国の人が欲する能力があるなら」ね。
-
これは自分にも言えることだ。
こちらは既にプロの土俵もしくはリングに立っている。
プロに対してはキチンと批判するし、そのため言い返されないように努力している。
しかし彼ほどストイックに業界のために頑張っているかなあと思うと自分はほんとにまだまだ。
すごいよなあと感心しているのです。
彼の能力を欲しているのは日本ではない。
ウラヤマシイ限りだ。
あれくらいに自分もなりたいと思うよ。
しかしちょっとナイーブなのが難点だな。
もう少しどっしり構えてくれたら一皮向けるのに。
ま、期待して待つとしましょう。
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2009/06/25 03:02 | |
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