もうひとつあったわけのわからない営業。
「○○ドオトコムですが」
「はあ」
「御社の扱っていらっしゃるホームページの支払方法が楽になる方法があるんですよ。」
「そうなんですか?」
「じつは・・・・で・・・で・・・という感じで」
「ちょっとすいません、ウチで扱っている商材をご存知ですか?」
「はい、カードゲームのカードですよね?」
「そうですけど、それを利用すると一件につきいくらか払うことになるんですよね?」
「そうです。」
「では5円の商品を売った場合いくら支払えばいいんですか?」
「え?」
「ウチは単価5円スタートで1枚から販売しているんですが、その場合お宅の手数料はいくらになるんですか?」
「それは・・・でも二千円くらいから扱うって事じゃないんですか?」
「どこかにそんなこと書いてましたか?」
「いえ、同業の方はそういうふうにされてますので」
ほらきた。
こういうのは「こういうのはみんなそうなんだ」という思い込み。
「ウチはウチなりの方法でお客様に買っていただいているんですよ。」
「はあ」
「少額のカード1枚だけのお客様もいらっしゃるんですよ。余計なものを買ってもしょうがないでしょう。」
「はあ、そうですねえ。」
「たとえば売り上げの何パーセントということでならご協力できますよ。ちなみにいくらくらいだと考えていらっしゃるんですか?」
「同業の方では大体二千円くらいからですが」
「あなたはウチと付き合いたいんですよね?ウチの売り上げがどれくらいかを見込んで話をしているんじゃないのですか?」
「そうですが、なんというか」
「ぐるりとウチのホームページを見ましたか?商材についてなにか思うことはありませんでしたか?なぜこういう風にしているのか思うことはありませんでしたか?」
「いやあ、たくさんあるなあと。」
「それだけですか?」
「はい。なのでお助けできるのではないかと思ったのですが」
「では少額の・・・5円から100円くらいの決算があることは想像されましたか」
「いや、同業さんはそういうことがないので」
「ではそういうことを考えてください。」
「はい」
「どうでしょう、逆に考えてウチが御社を助けることはできますか?」
「・・・無理ですね」
「ではそういうことです。」
「はい。なるほど。」
※実はここで有能な営業かそうでないかが分かれるのです※
「いい方法があればいくらでもお話はお聞きしますので」
「わかりました。」
という話です。
実は※のところで
「それではこういうプランはいかがでしょうか」
という話ができれば優秀です。
で、そのためには私が出す話をキチンと聞いていなければなりません。
聞いていて自分や自分の会社ができると思うことをどんどんプランとして提案していけばいい。
それができない方は残念ながらあまり役にたちませんし、そういう方の製品には興味がもてません。
ちなみに今の話を例に取ると
「ではお宅の買い物プランの中に2000円以上の買い物はこういう支払いができるようにしましょう!」
「それによってコレくらいの売り上げのアップが期待できます。」
「コレを導入した他社さんは売り上げが何%アップしております。」
これらができればまずまず。
というより、営業ならソレくらいやれ。(笑
ゆえにその人は仕事をしているというのがいやなんだろうと思う。
だからそこまで考えられない。
いや、おそらくそれは普通なんだろう。
私だってそう言う商品の営業なんていやだし。(苦笑
ま、そういうもんだけどね。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2009/05/23 03:29 | |
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庚 さん | [2009/05/23 16:11] |
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どうも。 私も以前営業をやっていたので感じるところがありますが、プレゼン能力と現場対応力の欠如している営業マンはろくなもんじゃありませんね。 それでもまだ熱意と誠意が感じられるなら話を聞こうという気になることもあるかもしれませんが、今回の記事の営業マンはその点でもアウトな感じです。 最初からとれる物件だと思ってないのでしょうね。 やる気がないと如実に伝わりますし。 |
とむやんぷ~ さん | [2009/05/25 15:59] |
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>庚さま コメントありがとうございます。 やはり、その仕事に対する「想い」なのでしょう。 時間だけかければいいというものでもないし、 私のような無能でも「なんとかしたい」と考え続けていれば 意外と何とかなったりするものです。(苦笑 「それならばどうする」というコトを考えれば自ずと答えは導き出されると思うのです。 まあ、行動が伴わなければどうしようもないですけどね。(汗 |