今回の発表というのはある程度予想していたことなので
「しかたない」かという感想にとどまります。
ただお客様のモチベーションの維持については結構厳しいものがあります。
だったらD-0である必要性に関してから再び考え直さなければならないからです。
ゆえに一つ一つにきちんと考えていかなければなりません。
決して「思考を停止させず」
「きちんと最後まで考えなければならない」のです。
●大会の形式変更について
■賞金制大会
賞金制大会は2009年5月23日・24日の「日本選手権2009春」を最後に一時休止とさせて頂きます。
賞金のなくなった分は、豪華参加賞(マイクロファイバープレイマットの復活、など)に充てるなどより多くの方に喜んで頂ける形に使用していく予定です。
いままで「D-0」の大きな魅力にひとつがコレであったことはいうまでもないでしょう。
M;TGという壁のような存在がありそこを乗り越えて「日本が世界に向けて放つTCG」としてのパワーを誇るもの・・・であったはずなのですが。
色んな障害があったことは想像に難くありません。
例えば「資金の調達方法」もあるでしょう。
M;TGなら各種スポンサーが存在し、その分世界規模で売れている。
ある程度の資金は調達が可能ですが日本ではそれが厳しいことでしょう。
もうひとつは法整備。
日本には「景品法」というものが存在します。
その基準を超えた商品や賞金は「罰則」が発生します。
ことによっては結構ヤバイ橋を渡ってきていたと思います。
だからこそきちんとした組織(DPA)を立て、弁護士等を入れていたはずなのですが
DPAが現在どのように機能しているのかがはっきりしておりません。
さらに日本の法律が新しいものには厳しく対処してくるのは目に見えてきます。
何回か書いておりますが「風俗営業法」というものの対象とされるとなると今までのような運営が出来るかどうかも怪しくなります。
それらを含めても賞金制度はもう少しきちんとした制度を
確立するまでむやみに賞金を出すのは「どうかな」という部分もあります。
が先ほど書いたとおり
「お客様のモチベーション」というのはここにかなりの比重が掛かっているのは目に見えて明らか。
そこを何とかしてくれる方策があるのか。
そして次に移ります。
■全国大会
今後、全国大会(これまでの日本選手権に相当するもの)は6か月に1回、1エクスパンションにつき1回のペースで、その環境の集大成として次エクスパンションの発売直前に開催します。
予選形式は、ショップトライアル・ショップファイナル制度は廃止。
1回の店舗予選大会と、ツアートライアルのような地区予選大会の2形式をメインに行う予定です。
ショップトライアル・ショップファイナルなどがなくなる
ということは
現状ではD-0がきついというコトを如実にあらわしています。
重ねて比較しますがM;TGはどうなのかというと
リミッツやファイナルなどの店舗大会や「トライアル」等の大会をうまく組み合わせバランスよく「モチベーションを下げない努力」を重ねております。
ここ最近D-0の参加者数が伸び悩んでいるのを見ると
大会数が多すぎるかという部分は確かにあります。
しかし、少なすぎるとなかなかモチベーションがあがってこないということも確かです。
M;TGのように賞金はもう存在しないのですから。
イベントを行うタイミングはM;TGとほぼ同じような間隔ですのでおそらく手本としていると思われます。
「真似」とかいうのはヤボですよ(苦笑
-
■その他大会
従来の構築戦だけではなく、様々な特殊形式の大会を店舗大会・公式大会ともに拡大していきます。 その第一弾として、早速5月9日(土)より、全国店舗様にてアルティメット形式の種族限定戦「真・種族の絆」を実施。同レギュレーションの大会は、ゴールデンウィークの公式イベントにてチーム戦でも実施する予定です。
また、今年7月には公式イベント「サマーグランプリ」を開催予定。2月の「ウインターグランプリ」と同様に、一風変わった優勝賞品を用意した大会として企画進行中です。
常に何かの大会が行われており、プレイヤーの皆様にとって常に遊ぶ機会がある環境を提供するよう努めてまいります。
-
遊び方が増えるのはいいことです。
また比較しますが
M;TGの遊び方の豊富さは尋常じゃないです。
「どうやったらより楽しめるか」
「どうしたら新しい人に遊んでもらえるか」
「どうしたらもっといろんな人と遊べるか」
というコトを常に考えて実行しているところがすごいのです。
同じようなことをD-0で出来るだろうか。
そう考えてみると
はっきりいってまだ弱い部分が多すぎると思うのです。
それはプレイヤーがまだ未成熟であり
メーカーとしてもまだ「方針が一定していない」ということの表れでもあるような気もします。
新しい人を呼び込むことを
今のD-0はきちんとしているのだろうか。
プレイヤーも小売店もメーカーも
はっきりいえばブシロードの戦略に負けてます。
もともとがブシロード木谷氏による力でD-0を普及させたといっても過言じゃないと私は考えます。
「同じことをしないように」というブロッコリーの気持は痛いほどわかりますが
それでは折角育てた「D-0」を
見殺しにするようなものです。
小売店として応援してきた意味がありません。
メーカーがこのような状態でほっとくとするのなら
私もD-0に対して今より冷ややかに見るしかできなくなります。
もっと牽引力が欲しいのです。
逆にメーカーとして「今は動くべきでない」と判断しているというのならこの状況も致し方ないかもしれません。
ブシロードの攻勢をしばらく受け流すという方法論がないわけでもないです。
それで勝てるという気持があるのなら。
しかし現状その勝算があるのでしょうか。あるのなら何もいいません。
ただ、「一度にやめることが出来ないからしかたなく」という姿勢ではないということをきちんとだして行かなければならないでしょう。
個人的には「ランキング」という方法を推奨したいです。
大変かな?
日本だけであればそんなに難しくないでしょう。
ランキング戦を地方大会や全国大会、信頼のおける店舗によって行われれば問題ないはず。
別に賞金が出るわけではないし。
それはさておき
ウチとしては「小売店」としてのやるべきことはきちんとしたいし、「TCGの活性化」を少しでもお手伝いしたい。
そのために多少の苦労は覚悟しているつもりなのです。
そのためにいまD-0をやっているお客様のモチベーションを下げないように
メーカーのブッロコリーには
さらに「これからやるべきこと」をきちんと提示して欲しいと考えます。
せめて常に1年以上のスパンで考えて進めてもらいたいのです。
いいたい放題で申し訳ないとは思いますが。
もしこのブログを見ているのなら、是非!
登録タグ: ディメンション・ゼロ コラム
テーマ:日記 | 投稿日時:2009/03/31 00:11 | |
TCGカテゴリ: ディメンション・ゼロ | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2009年03月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |