今日お客様とかジャッジさんとかと話したこと。
サンマガのすごさ。(笑
大手のメーカーのひどさ。(苦笑
そんな話をしていて
ふと出た話が
「大手のメーカーはTCGを一コンテンツとしてしか見ていない」
と言うこと。
そうだよなあ。どう考えてもそういう風にしか見ていないのだから。
だからブシロードのやりたい放題になっている。
タカラトミーもコナミもバンダイも
大手メーカーから発売されたTCGはあくまでもおもちゃやグッズとしてのコンテンツの一つとしてしか見られていない。
それはブロッコリーもそうなのだ。
その点ブシロードはTCGに特化している分強みとも言える。がそれは諸刃の剣とうべき弱点でもある。
TCGが調子良いときはいいが、調子悪くなったときの逃げ場がなくなる。
そういう意味においてブシロードは今年は完全に勝負に出ている。
リセをChaosで喰おうとしているのは誰の目にも明らか。
一般層はサンマガで
腐女子層はアリクロで
高校大学以上はヴァイスシュヴァルツで
あと低年齢層・主婦・高年齢をターゲットにしたものを作れば全年齢にアピールできそうだ。
いま、「遊び」でお金を使うということはかなり難しい話だ。
だからいろんな「楽しみ方」をアピールしないと消費者は容易にはお金を出してはくれない。
メーカーとしてはそれでは辛いから色んな方法をやっている。
その中でTCGはどんな役割を担えるだろう。
ゲームセンターで遊んでもパチンコ屋さんで遊んでも部屋の中でオンラインやっていても同じ遊び。
だったらその中でどうしたらモット楽しめるか。
TCGなら「コミュニケーション」と言う意味においてこれほど強いものはない。
だからこそTCGはコンテンツとして強力だと思う。
本当に凄いものだと思う。
でもそれにあぐらをかいてはいけない。
きちんと整備しておかないといつ崩れるかわからないもろさもあるのだから。
例えばちょっと考えると「法的な危うさ」もある。
なにせTCGは「風営法の対象になっていないゲーム」なのだ。
日本においてコレはすごいことだ。
これはいままでTCGを育ててきた先人たちの努力の結晶だといえる。
それを基にしてそれを壊さないように如何にして大きく育てるか。
その部分を含めてメーカーや小売店は考えなくてはならない。
でも、大手メーカーがやっていることはどうなんだろうか。
ただ、単にカードを出して販売して大会をひらいてさあ終わり。
以前ならソレでも良かったのであろうケド
これからそんなことではブシロードさんにすべて食われてしまうだけだ。
そうならない為に大手のメーカーはTCGの部門はきちんと分けておくべきではないかと考えている。
コナミのように「トイホビー」とかにしないで「トイホビー」とは別に「カード事業部」にするべきだし、もっとそこが力をもってもいいと思う。
バンダイのカード事業部においては分社化してもいいくらいじゃないのかとも思う。
ガンダムウォーはそれくらい売っているでしょう?
それこそ「業界が出来上がる」はずのものなのに。
なんかもったいない感じがするのだ。
とはいえ、これは素人の浅はかな考え方なので
メーカーはメーカーなりに考えているところはあると思う。
けれど
ブシロードがコレだけ勢いをつけていると言う事を考えると
ちょっとした工夫をプラスするだけで
もっとナントカなる筈のものが多いということは間違いないと思う。
「商品を出して万事オーライ」と言うものが現状況下において不可能である以上
お客様に「お金を出してもいい」と思えるような風にしないと
折角育てたTCG業界はブシロードが全部さらっていくのではないのかと思ってしまうのです。
敬称略。(苦笑
登録タグ:
テーマ:私的見解 | 投稿日時:2009/02/16 04:10 | |
TCGカテゴリ: | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2009年02月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |