最近、近くの駄菓子屋さんなりおもちゃ屋さんがなくなってコンビニになったり駐車場などになっていませんか?
または小さいゲーム屋さんがなくなって買い物する時は大型の店舗にいくことになったりしていませんか?
東京や大阪などの大都市では小さな店舗も頑張っているようですが
地方では小さな小売店どころかそれなりに大きかった問屋さんもかなり廃業しているようです。
少子化の波がここまで・・・と言う事もあるのでしょうけど
一気に大きくなりすぎたゲーム業界に冷えがきて縮小されたり
、動きの激しすぎる業界についていけなくなったりということもありましょう。
ここ浜松には東急ハンズにも卸していた問屋さんがありましたが思ったように儲からなくなったと言う事でクビが回らなくなる前にと言う事で去年「廃業」してしまいました。
つられるように直営のおもちゃ屋さんも全部なくなって
また老舗の玩具店さんもつぶれてしまいました。
今浜松でおもちゃ屋さんといえばイオンなどの大きなモールやトイザラスへいくか
ゲームを買うのはブックオフとかゲオとかになっているようです。
まあ、「負け組」「勝ち組」とか言われてしまうのでしょうけど
果たしてそれでいいんですかねえ。
大きな店舗がカネやマンパワーで頑張っているのは良く判っているけど
小さな店舗は頑張っていないわけではないんですよね。
それなりの知恵を凝らして必死になってやっているわけですよ。
たまには「やっちまった」的店舗もあるようですが
基本的には「お客さまに喜んでいただこう」と言う事が頭にあるのです。
「オレは関係ないよ」と言うユーザーも多いでしょう。
商品を手に入れることが出来れば後はどうだっていい。
その気持ちは良く判ります。
私だってその気持ちはないとは言い切れませんし。
しかし、近くのおもちゃ屋さんがどんどんなくなっていく様を見るのは何だか寂しい以外何もありません。
時に切磋琢磨し、時にゆずりあってお互いお客様を育て紙上を開拓していたのに
いきなりなくなってしまうとなんだか辛いものです。
これからこの業界はどうなってしまうのだろう。
そう考えるとうーんと考えてしまうこともあります。
例えば毎年行われる「おもちゃショー」だんだん規模が小さくなっている事を感じた事がありますか?
と言ってもそんなに長いこと続けてショーに行っている人がどれだけいらっしゃるかわかりませんが
バイヤーズデイに行くと明らかに人が少なくなっています。
さらに「メーカー」も少なくなっています。
「創造」するところがすべて「大手」でしか行われなくなってきているのです。
しょうがない事なのでしょうか。
恐らくしょうがない事でしょう。
話が変わりますが
「セブンイレブンの正体」とかのお話はご存知でしょうか。
コンビニ業界のウラ話の本なのですが
いわゆる書籍流通2本のうち1本をセブンイレブンのおえらいさんが握っていてセブンイレブンに不都合なこの本はコンビニに卸さないという話だそうです。
コレに対して「これはひどい」とか「それはおかしい」とかいう方がいらっしゃいますが
私は個人的には何とも思いません。
逆に「コンビニがなくなったりすると困る人が増えるだろうな」とか思うのですよ。
だからある意味しょうがないとか思うのです。
逆に本当に「コンビニはおかしい」と言うのなら
「そこで買わなければいいだけ」なのです。
私は基本的にコンビニで買い物をしなくなったので
コンビニがなくなっても「まあ、しょうがないか」位になってしまいましたが
しかしコンビニがなくなると困る人も出てくるわけですよ。
じゃあ、それまでコンビニがなかったときに近くに商店がなかったかなと考えると、それなりに人口のあるところはそれなりに商店もあったのです。
が、巨大スーパーなどが出来てから商店が立ち行かなくなってコンビニとなってもしコレでコンビニがなくなったとしたら?
巨大スーパーやショッピングモールが「儲からないから」と言って撤退したらどうなる?
その土地は何も残りません。
ゴーストタウンの出来上がり。
現在は多摩ニュータウンあたりがそういう状況と言う話ですがほんとうでしょうか?
見ていないので何ともわかりませんが。
そうならない為にも小売店は頑張ってユーザーを育てていくようにしていかないと業界はどんどん縮小していく事になる。特に地方は必死です。
そのためにメーカーとユーザーをつないで
「お互いに良い関係」を築いていかないとならないのです。
メーカーは売ることばかりを考えてはいけないし
ユーザーは自分の事ばかりを考えたら先がなくなる。
小売店はメーカーとユーザーをきちんと結びつける役割をしないと自らの首をしめる事になる。
そうならないようにする為にどうするべきかを常に考えないと本当に未来がなくなるんですよ。
何せ生まれて10年ソコソコの業界ですから。
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2009/02/09 05:17 | |
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ペン太郎 さん | [2009/02/09 08:09] |
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名古屋のおじさんです。 我々が子供のころと比べて、おもちゃ屋さん・駄菓子屋さん・ゲーム屋さんといわれる店がすっかりなくなってしまっています。 子供がおもちゃに興味を持ち、TCGやるようになってから我が学区に子供が気楽に入れるデュエルスペースが無いことに気づきました。デュエルスペースどころか駄菓子屋もまったく無いのですが(^^;。一応近所におもちゃ屋さんは1件はあるんですが、別業種に力を入れているのでTCGは一部扱っているもののデュエルスペース設置は「管理できない」という理由で否定されてしまいました。 自力でどうにかできるわけではないですが、寂しいなぁって思っています。 |
とむやんぷ~ さん | [2009/02/09 16:08] |
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>ペン太郎さま これらは年寄りの昔話の類になっちゃうのでしょうね。(苦笑 大きな店舗に行くことの出来るユーザーにとってはどうでもいいことなのでしょうけど やはり「ユーザーを育てる」のは小売店の役目だと思うのですよ。 そういうユーザーを育ててしまったメーカーや小売店にもその責任があるんですよね。 それを踏まえて「ウチのお客様はウチの店のことを考えてくださる」といえる状況を作っていけたらと思います。 そのために何が出来るのかを常に考えていかないと。 TCGショップは、その昔駄菓子屋さんが担っていた 「子供達のコミュニケーションの場」だと考えています。 またそういう風にならないといけないんじゃないかなと思っています。 とはいえ、わたしなぞまだまだ力不足ですけどね。(苦笑 |