私の言うことはタワゴトです。

M;TGのプレリリースについて書いていたら
「こういうのってなんかまずくないか？」
ということで考えてみた。

これはイベント（大会）に参加する人には余り関係ない話なのですが
お客様自体にも「危機感」はもって欲しいと言う事であえて書いておこうと思います。

以前ブシロードのIさんがいらっしゃってお話をしたと言う事を書きましたが
やはりやることをきちんとやらない店舗が多いということです。
ここでは「大会について」をメインに書きますが

ゲームの大会は行うのは簡単であり難しいものでもあるのです。
もともと「イベント」をいろいろとやっていた私ですら
ちょくちょくミスをしてしまうのですからイベント経験が少ない方などはそういう意味ではかなり「それはまずいよ」的なことをやりがちです。
それでも
「若さゆえの過ち」とか「たまたまタイミングが悪かった」だけの失敗なら繰り返さないように気をつければいいのですが
「悪意のある行動」は勘弁して欲しいのです。

たとえば「大会景品をごまかす」店舗があるとの事
大会を行うと申請しておきながら大会を行わず景品をお客様にあげたり、売ったり、あまつさえ上位賞品は常連に配るとか。
これは他の店舗に遠征に行ったお客様などの話から聞いたりしたものですが
実際本当にあったようで、メーカーの方でそれを確認するために出向く時もあるようです
かといって、メーカーとしても
注意する事は出来てもそれ以上のことが出来るわけでもないので、そのためメーカーも小売店に疑心暗鬼になってしまうとの事でした。

またM;TGに関して言えば
プレリリーストーナメントは「特別なイベント」の筈なのに
何故かプレリの当日にシングルカードが店頭に並んだりしていたということで
メーカーのウィザーズ・オブ・コーストとしてもかなり苦々しく思っていたようです。
結局「イベントをきちんと行っている」小売店、イベンターを手厚く保護する為にもそれ以外のところには断罪を行うと言うような形になってしまいました。

つまり「イベンターにレベルを設ける」と言う事です。
そのために
・今までどれだけイベントを行ったか
・そのイベントでどれだけ人を集めたか
・そのイベントで初めての人をどれだけ集めたか
・そのイベントの結果をきちんと報告したか
を集計し
ゲートウェイ・コア・アドヴァンスドにわけたのです。

ゲートウェイはいわゆる入門者レベル。
これから「大会をひらこう」と言うような人がDCIに登録するとまずここになります。
故に出来るイベントはそう多くないです。
例えば「通常の公認大会」や「発売記念大会」などが開けます。
次にコアレベル
ここからは大会を開いてある程度の実績がある人になります。
大会参加者数が述べで数十人くらいになり大会の報告がある程度できていてフライデーナイトマジックなどの定期イベントを行う事が出来ます。
で、次がアドヴァンスドレベル。
ゲートウェイやコアレベルの大会はもちろん
プレリリーストーナメントやグランプリトライアルも開く事ができると言うレベルです。
でもイベントの報告をきちんと行わなかったり
参加者の数が少なかったりするとコアレベルに落とされます。
そしてこれらのレベルは店舗単位ではなく個人につくのです。
そして毎月「あなたは○○レベルです」とメールが届くのです（苦笑
私の場合アドヴァンスドですがいつ落とされるのかと結構ビクついております（笑
だからこそ真剣にやらないとダメなのです。

ゲームが好きなだけでは出来ません。
ゲームを広めようと考えないとならないし
今遊んでいる人を大切にしないといけないと言う事にもなります。

大会をやるからには本当にそこまで考えないとならないので
メチャクチャ辛いことなんです。
だからこそ毎週いや、ほぼ毎日大会を行いますが
気が休まる事なんてないのです。
「なんか失敗してないか」とかいつもビクビクしているし
実際失敗している事も多いし（汗
それでも基本お客さまに楽しいで頂くものなので
それをメインに考えないといけないのですが・・・

どうしても店舗さんによっては「誘惑」に負けてしまうところがあるのでしょう。
罰則が甘い事をいいことに好き勝手をやってしまうと
メーカーばかりか結局はお客様もバカにしてしまう事になる。
小売店が小売店だけでいる事は不可能であって
自分だけが「勝ち残りたい」「儲かりたい」と思ってしまうとすべてのバランスが崩れてしまう。
バランスを崩さないようにパイを広げていくようにしないと
いびつな形の業界はすぐに不健康な事になる。
不健康な業界は早々に滅ぶことになる。
私はそうなって欲しくないから出来るだけみんなにいい形になるように提案したり話していきたい。

そんなことを思うのですが

まあ、そんなたいそうなことを考えても賛同する方はそう多くないんで（苦笑
だって、目の前においしい話があれば食いつくのが普通ですから。
それを「やめろ」と言ったところで「お前のしったこちゃない」と言われて終了です。（笑
それでも出来る限りなんとかしようと考えている私は恐らく少数派なんだろうね。