トレードでよく言われる
「トレードしたくない」理由に
「シャーク行為」というものがある。
「あいつシャークだからな」とか聞いた事がある方もいるだろう。
基本的にシャーク行為というのはどういうことだろう。
これには初心者と熟練者の格差が存在することが前提となる。
この格差が生じやすいのが長い期間販売されているゲーム、例えば
MTG(マジック:ザ・ギャザリング)とか遊戯王とかガンダムウォーとか
さらに言えばレアリティが判りにくいもの
昔のマジック:ザ・ギャザリングがそれに当たる。
なにせレアリティ表記がなかったのだから。
今は光ってみたり、レアリティマークがあったりしてすぐ判るようになっているけど
昔はそんなのがなくて結構苦労したものだ。
そこで出たのがシャーク行為。
たとえば
「神の怒り」というカードがある。
有名なリセットカード。
全てのクリチャーを破壊するカード。もちろんレアカード。
かたや
「対抗呪文」というカードがある。
対象の呪文を打ち消すカード。これは当時アンコモン。
「この対抗呪文というカードは神の怒りも打ち消す事が出来る」
初心者ならころりといってもおかしくはない。
もちろん「対抗呪文」は強力なカードであるが
その後コモンカードとして再録され
神の怒りは相変わらずレアカード。
パックをいくつか買えばコモンカードはあっという間にそろってしまう。(運の無い人もたまにいるが)
そうなると後で「神の怒り」が欲しいと思ってもなかなか出てこない。
その時になって初めて「シャークされた」ことに気付く。
で、カードゲームそのものに嫌気がさしてしまい、モチベーションも下がってそのままゲームをやめてしまう・・・。
何というもったいない事だろう。
その時に周りにひとこと聞くなりしてくれたら・・・。
シャーク行為で一人だけが「その時だけ」喜ぶ事になる。
けど、そのためにやめる人が出てきて
「カードゲームなんて」とまわりに吹聴する。
さあ、本当に損をしたのはどっちだ?
つづく。
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テーマ:私的見解 | 投稿日時:2008/11/03 03:49 | |
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