Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

自称「アクエリ界のズヴィ・モーショヴィッツ」
ジャッジ資格のコレクターでプレーヤーとしては過去の人、だと思う。
本家のブログと、主催大会の情報サイトについてはプロフィール参照。

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アクエリは何処へ行く気なのか?
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同じブロッコリー製TCGでもゼクスは好調らしい。国内のTCG市場だと、メディアクリエイトと言う調査会社が統計を取っていて、それを一部の店舗に提供している。そのデータを元に去年のシェアを計算して発表した店舗がある。
それによると、ゼクスのシェアは1.6%あったそうだ。MTGのシェアが3.8%、ヴァイスシュヴァルツのシェア5%だから、MTGの約半分弱、WSの約1/3弱を1年で獲得したと言う事になり、大健闘だと言える。
今の日本国内のTCG市場の規模は1000億円程。その1.6%と言う事は小売店ベースで16億と言う概算になる。これをメーカ出荷額ベースに直すと8億前後。この数字は、アクエリだと2002年の値とほぼ一致する。2002年は、SagaIからSagaIIに移行した年。ブースター的にはカプリコンとSagaII、あとオリオンの少年の最後の方が出ていた年である。

閑話休題。
先週のチャンピオンカーニバルで発表された今後の展開に思う所があって、発表内容がToCaGeのニュースになるのを待って書こうと思っていた。が、チャンカーでの発表内容をまとめたものはニュースにならず、代わりにこのニュースが上がっていた。
ToCaGeのニュースって、メーカー側が金を出して書いてもらっている物。つまり、ブロッコリーはチャンカーで発表された今後の展開を宣伝してもらう事に金を出す気が無いって事。その一方で『境界線上のホライゾン』については関連日記作成のボーナスをポイント1.5倍にする程、金を掛けている。通常は、ポイント1.3倍である。

チャンカーのサイドイベントで行われた『境界線上のホライゾン』体験会で使われたカードは、エクストラエクスパンションなのに強いカードだったそうである。アクエリは非版権の通常エクスパンションを重視してたので、版権エクスパンションのカードは弱く設定されていたが、それが覆った事になる。
パートナーシステムの導入と併せると、アクエリは版権物TCGにシフトするつもりなのだろう。

だとしたら、アニメ放映終了から5ヶ月後に発売予定を発表するのは遅すぎるし、エクスパンションの発売がアニメ放映終了から7ヵ月後と言うのも遅すぎる。
他の版権物TCGでは、遅くとも参戦するアニメの放映中には発売予定を発表し、カードの発売もアニメ放映の2ヵ月後ぐらいを目処に行う。

で、今後の展開についての思う所。
来年度のチャンカーと、それに至る各種大会の予定が出なかった。代わりに、新しいシステムの導入が発表された。また、次のエキスパンションではSaga3以前のネームの復活が示された。
今までのアクエリは、度重なるSaga移行・惑星シリーズ移行という名のスタン落ちにもめげずに続けるヘビーユーザ向けにイベント等の展開を行っていたが、これがライトユーザ・カジュアルユーザ向けに転向する模様。
近年、ライトユーザ・カジュアルユーザ向けのTCGが次々と大成功を収めている。それに倣うのだろう。
だとしたら、そう言ったTCGが成功した理由をちゃんと把握した上でアクエリでも同じ事ができるのか?その上で、先行する成功しているTCGとの差別化をちゃんと図れるのか? この2点が気になる。
まず、他のライトユーザ・カジュアルユーザ向けTCGが成功した理由、アクエリと何が違っていたのかを挙げてみる。
(1)広告での露出。アニメのTV放映でCM。
(2)客単価の抑制。作品単・キャラ単といった範囲でデッキを組んで充分に勝てるので、沢山のエクスパンションを買う必要が無く、敷居が低い。
(3)ルールの整合性。「同じ効果になるカードは、同じ文言を使う」「同じ文言なら、効果も同じ」と言うテキストのテンプレート化がなされている。また、ルールの定義が総合ルール(ルールサマリー)だけで行われており、膨大なQ&Aを読まなくて済む。
差別化については、どんな方向性があるのか見当も付かない。

逆に、アクエリが実行できていて、今までサポート打ち切りとなった他のTCGでは実行できていなかった要素に下記がある。
(4)定期的なイベントの実施。また、半年先・1年先のイベントの実施予定を予め発表しておく事。
これは、先に挙げた成功した他のライトユーザ・カジュアルユーザ向けTCGでも実行できている事だ。
だが、今回の発表で来年度のチャンカーの予定が出ておらず、今後の実施に疑問符が付いている。このアドバンテージをブロッコリーは本当に手放す気なのか?
なお、既に、有志のユーザで大会を開いてモチベーションを維持しようと言う話が出ている。この動きは心強い。

登録タグ: ブロッコリー  アクエリアンエイジ 

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テーマ:投稿日時:2013/03/01 03:08
TCGカテゴリ: アクエリアンエイジ  
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現在“2件”のコメントがあります。
サインド藍子様 よ~ぶ さん [2013/03/03 11:14]
記事拝見いたしました。
確かにチャンカーの時にでトーナメントとかの年間予定が出なかったのは気になっていたんですよね。
あと、ユーザー側に支えてもらうなら何故、ジャッジ・レフリー試験で新規募集をしなかったのかが気になります。
某社に権利を譲渡するなんて噂もありますがこれはその辺りの整備をしているのでしょうか…。
かもね/るんるん Nakaji さん [2013/03/05 01:14]
来年度のイベントの予定が出ていない事に関しては、今後はゼクスと同時開催の予定だけど、ゼクス側の予定が決まっていないから発表できない可能性はある。
今後の展開については、5月のカードゲーム感謝祭でなんらかの発表があるのかなぁ?

>よ~ぶ さん
ブロッコリーに「アクエリを有志ユーザ主催の大会に支えてもらう」って意思は無いかと思われます。ジャッジ試験は、大昔は年2回だったけど、ブロッコリーの社長が今の人に代わってから経費節減が主な目的で年1回に減らされました。そして今回は新規募集をしないって事は、この先、有志ユーザによるジャッジシステムを廃止するつもりなのでしょう。もしくは、経費節減の為に新規募集どころか更新試験も行わなくなるかもしれません。
あと、他社への権利の譲渡は、無いでしょう。私などは希望としてモンコレのようにブシロード辺りへの移籍を口にしてますが、実際にそう言う動きはありません。
仮にブシロードへの譲渡の為の整備をしてるとしても、ブシロードはアクエリ同様に有志のユーザをジャッジとして登用してますから、新規募集を行わない理由にはなりません。モンコレにも似たようなレフェリー登用制度があるのですが、移籍時にちゃんと引き継がれました。権利の譲渡があってその整備だとしたら、ユーザをジャッジとして登用する制度の無いシルバーブリッツかムービック辺りでしょうが、それらのメーカがアクエリを受け入れるとは考えにくいです。