現状、ブロッコリーがアクエリのサポートを打ち切るって懸念がユーザに広がっている訳です。
根拠は下記。
・毎年ブロッコリーは年度の最後に、その年度の各種大会で優勝した人達を招待して『チャンピオンカーニバル』と言う大会を行っており、例年これで優勝した人は副賞の1つとして来年度のチャンピオンカーニバルの出場権を得るが、今年度のチャンピオンカーニバルの要綱にはその副賞に関する記述が無かった。
=来年度からチャンピオンカーニバルが開催されない?
・アクエリは通常の(=版権物でない)エクスパンションを発売する時、3ヶ月ほど前にユーザから参加者を募ってテストプレイを行っていた。過去の発表された予定表では今年の2月に新規エクスパンションを出す事になっていたが、その3ヶ月前を過ぎてもユーザテストプレイ参加者募集が行われなかった。
=新規エキスパンションの発売延期?開発中止?
・過去にブロッコリーのカードゲーム課が『プロジェクトレヴォリューション』のサポートを打ち切った時も、今のアクエリと同じように今後の展開について全然情報を出さずに沈黙した。
そこへ、18日に今年初の公式ブログ更新があり、あんな内容が発表された訳です。
ブロッコリーはゼクスが好調ですから、今年のチャンピオンカーニバルでアクエリの終焉が発表されると思っちゃうでしょ。
そんな事をツイッターで呟いたら、アクエリの地区決勝が開かれた事もある程ブロッコリーと繋がりの強いショップの店長さんから反応があって、「ブロッコリーはアクエリを見捨てるような企業ではない」「ゼクスが好調な今だからこそ可能な、アクエリの建て直しを計っているのではないか?」と言う見解を伝えられました。詳しくはブログの左側でツイッターと連動してるから、そちらを参照。
建て直しを計っているのなら良いと思っています。
ただし、どういう方向に建て直しを計るのかは気になります。
思い切ってチャンピオンカーニバルを廃止するのであれば、ブシロード系TCGみたいに競技性の高さを捨ててカジュアルな方向に進む事を意味します。
また逆に、今までユーザを大きく減らしてきたのは、この手の建て直しでスタン落ちをやったからなので、スタン落ちあるTCGの元祖であるMTGに習って、スタン落ちしたカードが使えるのレギュレーションで大会を開くなどの環境整備を行うのかもしれません。
ただ、個人的に考える、アクエリ再生の最善手は、モンコレみたいにブシロードへ移籍する事なんですよね。
ブシロードTCGの一員として、地区決勝や戦略発表会を一緒に行えば、高校生や大学生や社会人が多いブシロードTCGのユーザに宣伝できます。
ブシロードはアニメを含むTV番組のスポンサーを多くしていますし、ニコニコ動画などにも宣伝を出しています。他のブシロードTCGと一緒にアクエリの広告も打ってもらえるようになるでしょう。
また、ブシロードはパブリッシャーで製品のプロデュース・イベントの企画・製品の流通を受け持つ会社ですが、自前でテストプレイを行う要員を抱えていますので、バランスの悪いカードが出る事が減ります。
あと、ブシロードは総合ルールの整備やカードテキストのテンプレート化をしっかり行うメーカでもあります。ルールの定義を2600個を超えるQ&Aで行っている現状を改善し、総合ルールだけ見ればルールが定義されるようにしてくれるかも知れません。
ちなみに、アクエリ再生の次点の手は、綺羅さんが提案した『アルティメット パートナー ハイランダー』(UPH)を公式なレギュレーションの1つとして採用して広める事だと思います。
http://bbbkira.blog10.fc2.com/blog-entry-182.html
パートナーとして選んだネームキャラを必ず出せるから「美少女TCGの最高峰」を自称するアクエリには最適なルールだと思う。
昔のカードも使えるから、スタン落ちした嫁を使いたい人に向いています。かつ、「ハイランダー」って名称の通り全てのカードが1枚制限だから、始めてから暦の浅い人や、途中で一時的に引退してた人でもデッキに必要なカードを集めるのが難しくない。
こう言うレギュレーションを採用する事で復興が望めるのは、長い歴史があって大量のカードプールが存在していて、過去に大流行をしていた時期があるTCGだけです。アクエリは国産のTCGの中では珍しくこの条件を満たすTCGでです。10年以上前の話になるけど、SagaIの末期は本当に沢山のユーザがいた。
東京か神奈川近辺でこのレギュレーションで遊べる機会があったら参加したい。
登録タグ: アクエリ版EDH
テーマ: | 投稿日時:2013/01/23 03:17 | |
TCGカテゴリ: アクエリアンエイジ | ||
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Miyu さん | [2013/01/24 13:29] |
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UPHって、MtGで言う所の統率者戦(EDH)っぽい感じなのですね。 そう言うカードプールの広いレギュレーションは、自分の持っている資産だけで組もうと言う事が思えるプレイヤーが多いならば良いのですが、そうでないと最近のプレイヤーでは昔の強いカードを持っている人に構築の時点で勝てないので、中には不貞腐れてしまう人もいるのではないでしょうか。 特に、必須級のカードが凄く強いと起こり得る事ではないかと思います。事実、自分はMtGでEDHを組む際にデュアルランドの無さに困っていまして。アクエリではそう言う問題は無いよ、と言う事でしたら良いのですが・・・。 ハイランダーは、昔やっていて今辞めている人を引っ張って来ると言う意味ででしたら、アリかとは思いますが、残っている昔のデッキを使いたいと言う方や、ガチでやりたい方向けに、レガシー・ヴィンテージに相当するレギュレーションを(非公認でも)制定するのも良いのではないかな、と思います。 |
Nakaji さん | [2013/01/24 23:58] |
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サポート打ち切り不安が発生する根拠で1つ見落としがあった。 ・インターネットラジオ『アクエリTV』が、来月2月の放送を最後に休止。 なお、22日のスタッフブログ更新で珍しく実戦的な記事を寺田Pが書いていました。それを読んで「まだまだアクエリを終わらせない」って意気込みを受け取ったと言う感想がちらほら見受けられます。その通りだと良いんだけどね。 >Miyu さん EDHをアクエリ風にアレンジしたと言う表現が正しいはずです。このレギュレーションの記事を書いている綺羅さんは大分でショップの店長をやってらっしゃる方です。EDHがMTGに与えた影響とかもちゃんと知っているはずです。 UPHは全然研究が進んでいないレギュレーションですし、アクエリはレガシー・ヴィンテージに相当するレギュレーションは存在するが誰も研究してない状態です。最近のプレーヤーでは入手困難な必須級のカードが凄く強いが有り得るかは不明です。発生するかも知れません。 多分、そうなった場合はMTGよりも状況が悪くなるかも知れません。デュアランならお金を出せば買えますが、アクエリは中古カードの市場すら無いですから、もっとも、UPHで需要が出てきたらアクエリの中古カードを扱うショップが増えるかもしれないってのも狙いの1つなのですけど。 レガシー・ヴィンテージに相当するレギュレーションの話ですが、「アルティメット」と言う名で既に存在し、昔はそこそこ遊んでいる人がいました。が、公式イベントにはなかなかなりませんでした。昔のカードと新しいカードとで、強かったカードタイプが異なってまして、昔のカードだけや新しいカードだけならバランスがそれなりだったのが、昔と新しいカードとの強いカードタイプを組み合わせるとバランスが崩壊してしまう事が多々あって遊べるとは言いがたい状態でした。その結果、一時期、レガシー・ヴィンテージに相当するカードプールでハイランダーを行うイベントが行われていたぐらいです。 アルティメットも制限カードの手入れを行えば遊べるのでしょうけど、公式が手を入れてくれない事には難しいです。 |