ヴァイパーフォール縁、それはトランス・リ・ユニオンで颯爽と玉姫を狩るために登場しラクロジ界に激震をもたらしたカードです。
このカードの登場によって手札持ったもん勝ちだった環境に手札を大量に持っていたらデッキ切れで負ける可能性が生まれました。
このカード自体は大量の手札を保持し、環境TOPに君臨し続ける玉姫に対する対抗策としての活躍が期待され世に送り出されたわけですが、色々な問題も引き起こしているかなとも思います。
問題点その1
ストックブーストを主体にする緑系デッキを駆逐してしまっている
デッキ構造上ストックを増やして消費することで真価を発揮するクロエやアシュリー等のデッキはストックにエナが大量に置かれることが多く、山が素早く減る上にリメイク時に山札の枚数が少なくなりがちなため容易にデッキを削り切られることが多くなります。このため緑系のデッキを大会に持ち込むことを躊躇わせることになっています。
問題点その2
デッキの固定化
WGP東京大会のBEST4に3人、WGPの日本代表2人も採用しています。このカードはそれだけのカードパワーが高い上に採用するだけで、勝ちに直結していくカードだからこそだからだとは思います。
現在はまだそうではありませんが、ヴァイパーをデッキに入れるのは当たり前、デッキ組むならまずはヴァイパー採用するところから、とかみたいなヴァイパー採用できないデッキは人権がないみたいな風潮が出てくれば好ましくはなくなりますね。
ヴァイパー使うために無理やり構築捻じ曲げて赤タッチしたり、テトラヘヴンタッチしたりするデッキが出始めるようになったらデッキの多欲性的に非常によろしくはないかなとは思います。
問題点その3
ヴァイパーは定義戦の外で勝負を決めてしまう。
ラクロジ最大の魅力は定義戦における駆け引きです。
どこまで手札使って深追いするか、この戦闘では消耗だけさせるかとか複雑な駆け引きは醍醐味であると思います。
ヴァイパーはそんなことお構いなしに定義戦せずに勝負を決めてしまいます。勝ち筋の1つとしてデッキ破壊は認められて然りですが、個人的にはラクロジの魅力は定義戦にあると思っていますからそこが損なわれるのは好ましくありません。
ざっと挙げてみましたが、まあこんな感じなのでいろいろな見解あるとは思いますが個人的な見解としては禁止なりエラッタなりお願いしたいなと思っている所存です。
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テーマ:考察 | 投稿日時:2016/12/31 18:26 | |
TCGカテゴリ: ラクエンロジック | ||
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