"yukizamu"TCGブログ

TCG関連(主にヴァイスシュヴァルツ、シャドウバース)について触れます。主にデッキ構築の考察をしていきます。
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灼眼のシャナである所以 考察

こんにちは。

ブログ記事の更新欲に駆られたので今回はデッキ考察、考察を通してそのタイトルでなくてはならない所以を初歩的な部分からブログタイトル通り考察します。


今回の考察対象は灼眼のシャナに絞ります。


灼眼のシャナ
考察対象に灼眼のシャナを選んだ理由はふたつあります。ひとつは、カードプール全体のパワー不足によって「環境に不向きとなる面」を考察対象のひとつとして挙げたいと考えた。
ふたつめは数週間前にアニメを振り返ってみたことにあります。タイトルはどうでもよかったのでふたつめに関してはスルーで。

灼眼のシャナであるとどうして不向きとなってしまうのか。
簡単にいってしまうと、例えば、相手が赤青フレで私がシャナを使用するとして、試合が始まる前からデッキパワーのみを見た場合、遥かに立っている土俵が違う。それは、互いのカードパワーに優劣という面で「問題になるほどの差」が生じているからである。


前述の「」がどういった風に生じているかを私自身が環境と照らし合わせて練りだした構築を元に考察を進めます。


この街での成長 シャナ1
討滅の使途 シャナ2
ティアマトーの契約者 ヴィルヘルミナ4
"彩飄"フィレス2
からっぽの存在ヘカテー4
一流の自在師マージョリー1
L1
"フレイムヘイズ"ヴィルヘルミナ4
「輝爍の撒き手」レベッカ・リード4
「調律師」カムシン・ネブハーウ4
変わった“トーチ”悠二1
L2
「弔詞の読み手」マージョリー・ドー2
ドロシー役のシャナ1
愛がすべてシャナ2
L3
翻る黒衣シャナ4
悠二と歩む道シャナ4
CX
扉4
ぶつかる想い4

以上です。



主軸カード

まず、そのシャナを現行の環境と照らし合ううえでどういった風に組もうかと考えた際に最初に多い浮かんだ内容が「環境との差別化」でした。まず、差別化の根幹にある各カードの使用理由を考察します。




対比するラインはガウル互換やGFのシッカリ逮捕の各条件を満たした6500の数値に集中、応援でターン往復パンプ値+500~1000を想定した。そのとき必要になってくるカードが「調律師」カムシン・ネブハーウ"フレイムヘイズ"ヴィルヘルミナです。これらのカードは自分のターンやターンを相手に返したバトルフェイズ中のキャラがリバースしてしまった時に上記の6500から7000以上の数値を叩きだすために必要となってきます。しかし、これらのカードが盤面に1枚ずつしか揃わない場合だと上記のようなラインを作ることは出来ません。なので、マリガンから1帯1ターン以降あたりまでにはヴィルヘルミナ2枚以上、カムシンは最低でも1枚以上を積極的に集めます。これらのカードが揃わないとアドバンテージを詰めず先にレベル4になる可能性がかなり高まるので最優先に集めて1帯以降高ラインの生成を意識します。



0はほぼ1までの繋ぎ程度の威力しかないので相殺以外では触られる可能性が極めて低いからっぽの存在 ヘカテーと1枚で2面除去でき1帯の島風互換や修羅場互換といったリバース条件を相殺により盤面からいなくなり回避できるティアマトーの契約者 ヴィルヘルミナをマリガンで集めます。特に相殺に関しては試合前半後半で除去が可能と優秀なシステムも備えているので4枚です。0では上記のようなリバース条件を回避することを念頭に置き、とにかく相手に少しでもアドバンテージを与えないよう意識し1までは立ち回ります。
先行1ターン目にヘカテーがない場合はドローゴーし、極力強気に攻めていくような動きは避けます



アンコール持ちの扉CXシナジーと少しは強力で、ハンドを減らさずに使うよう2枚の採用枚数ですが、昨今では白くて白々しい 羽川翼の9500ラインが流行しているので見た目上触れるこのカードは宝型物語シリーズには対策となるので物語シリーズを相手する際はレベル置き場に置くことを避け、2面展開を意識してくる相手に合わせてこちらも極力2面展開を意識してシナジーを狙います。この時に回収するカードはなるべく悠二と歩む道 シャナにします。



ストブ対応のバーンは多面展開を意識します。ヒールはヒールテキスト以外強いとはいえないのでなるべくバーンの多面展開にプランを偏らせます。バーンを打てずになあなあな展開になってしまうと相手に何もできずに負けてしまうのでゲームスピードがどうしても早くなってしまうときは早い段階から意識して悠二と歩む道 シャナを集めます。数年前の環境とは違い、レベル3の常駐率も高いタイトルが多いので圧縮を狙いにくいシャナではソウルマイナス1のテキストは相手に通常以上の打点を要求できるので強みの一つとなります。



各カードの評価



応援テキストが2帯以降でしか機能しないためレベル1でありながら早い段階からの使用はしづらいですが、現環境の詰め手段に物語シリーズの“最後”まで笑顔 八九寺真宵という強力なショットカードが流行しているのでこれに近い詰め性能テキストを無効にできるのはとても優秀です。2枚目を持ちたくない、黄色という気軽に発生させにくい色、基本的に後列のカードはカムシンかレベル応援なので物語シリーズを相手にする際は最終的に1度盤面に置くだけのため1枚の採用です。



デレマスTP型の早出しキャラTrancing Pulse 凛と後列2種のセットからなる14500という大きいパワーを相手に悠二と歩む道 シャナとこの応援を合わせて確実に踏むために採用。さらに、パワー補助以外に1点与える詰め性能も兼ね、パワーカードのため無駄引きが発生しにくく2枚。かなりパワーカード。



マリガンやドロー以外にもソースが欲しいため多めに2枚の採用。サーチ先はカムシン、ヴィルヘルミナ、相手のキャラを触れるようこの街での成長 シャナや一流の自在師 マージョリーをときにはサーチ。



金色の闇にはアンコールを封じる意味では強力だが、バーン多面のプランを強く意識しているため0枚。1枚あれば確定バーンやストブCXを引きにいけるため1枚あってもいいかもしれない。



0~3の立ち回り


マリガン

純増手段が少ないため、マリガンは0相殺、0ヘカテー、1カムシン、1ヴィルヘルミナ以外はすべて捨て、強気にマリガンします。
このとき、手札に上記のカードが全て揃っていた場合は0の集中、フィレス、1のアタッカー、0キャラの優先順位でマリガンしていきます。


0


先行時、ヘカテー以外はアタックせずに、ほとんどがドローゴーでターンを返します。
後攻はヘカテーが返ってくる盤面であればそのままだし、返ってこない場合はクロックドローなどに使用するため場には出さずにエンドします。
このとき、物語シリーズ相手に中学生 忍を確認でき、相殺を2枚以上引けている場合は積極的に展開しましょう。1枚しかない場合には相殺以外のキャラでストックを稼ぎ、中学生忍の除去を意識しておきましょう。
ドローゴーは先上がりの頻度を上げカムシンのテキストにも貢献できるので先行や後攻1ターン目は強気に動くことを避けましょう。1助太刀が0枚のため0で手を抜くと島風修羅場といった互換カードでアドバンテージを稼がれ序盤から差を大きくつけられてしまうのでリバース条件を兼ねるCXシナジー持ちアタッカーを有するタイトルには場の処理をしっかり気を付けます。
ここでは集中はストックのCXを吐く以外では絶対に使用しません。




1


1はカムシン、1アタッカーの多面展開を強く意識しますが、ここまでにカードが揃ってないとほぼ負けです。さらにカード揃っていない状態(ともにストックすらない)であと上がりすると非常に苦しいですが、うまくサイドアタックを活用し相手のターンに3面が前列にある状態を作り、返し2面の高ラインを築きます。


2


意識するはレベル3の準備ですが、ここも弱すぎるのでカムシンを有効活用し盤面は1面以外空かないようにし、少なくとも3が飛ぶほどダメージを叩きこまれないよう注意します。

3


悠二と歩む道 シャナの多面展開でダメージを稼ぎます。ソウルマイナスで次ターンを生かすため、リフレッシュダメージで死なないよう、トリガーではヒールを回収しておきたいです。また、対応CXが2枚以上手札にある際のサーチでは助太刀も意識しておきましょう。もともと圧縮を狙いにくい、防御札での延命が難しい性質上ここでの多面展開が勝敗を大きく左右します。




ここまで全体の動かし方を軽く説明しましたが、これから本題に入ります。


最終的に


まず、灼眼のシャナというタイトルの弱みなんですが、それは圧倒的に『要求値の高さ』だと思います。
マリガンから意識せざるを得ない部分まで、すべてにおいて要求値が高い。そして、要求値の高さに対して現環境スペックと比較すると対価がどうしたって釣り合ってない。

例えば、上では1での動きをかなり意識して立ち回る必要があると書きましたが、意識した結果、物語シリーズやTPといった流行するデッキタイプのレベル1、2の優秀なカードスペックにはねのけられる。臨機応変に対応するにはスペックも低くそのせいで立ち回りも制限されてしまい、最終的に勝ち筋が途絶え潰されてしまう。
物語であれば、レベル3でCXを張った詰めを使っても本体の打点が通らず詰めにならない、TPに関しては連パンの詰め性能が高すぎてシャナの圧縮率ではダメージが間に合わず、圧縮を意識しにくい立ち回りの根幹自体がどうしても憂き目にあう。

灼眼のシャナに限らず、もともとTCGにおいて弱いといわれるデッキテーマは勝ち筋をつかむまでの要求値の高さと対価が釣り合っていないのが原因である。昔は強いといわれたデッキテーマが今となってはキツいといわれてしまうのは要求値の高さと対価の低さが目立ち、トーナメント、入賞を目指すプレイヤーからすると使うに値しなくなるのが要因であると考えました。




今回は灼眼のシャナを使う意味を構築とともに紹介しましたが、自分の考えをまとめるいい機会になったと思います。

が、弱いタイトルをそのまま弱いと書く記事は思っていた以上に面白くなく、需要もないと思うので二度とやらないと思います。

また気が向いたときに考察記事を書きたいと思います。では。

登録タグ: WS 

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テーマ:投稿日時:2016/11/17 12:03
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ  
表示範囲:全体
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