私の言うことはタワゴトです。

トランスフォーマーの大会の案内が無いので
スタッフのヌマがどうなったのかと大会事務局に問い合わせたら

「今月からなくなったそうです」
とヌマに言われた。

ちょっと待て。
だったらもっと早い段階で告知するべきではないの？
少なくともウチの店では楽しみにしている方がいらっしゃる。
正月には店で布教に努めていらっしゃってたし。

そういう姿を見るとさ
メーカーのこういう姿勢ってナンなの？と思うんですよ。
こうなることが決まっていたのならもっと早めに言うべきでしょ？
久しぶりにカチーンときましたね。
去年のおもちゃショーのときに
アニメ版コンボイの絵があったので
「これは出るんだ」と安心していたら

なによこれ。

「売れませんでしたからやめます」位言ってくれたらまだしも
何も説明もなし。
1年も立たずにパアですか。

ユーザー舐めてますね。
それに
専門店を完全にバカにしてますね。
ま、それはしょうがない。
そう言われてもしょうがない
ショップが力不足なのは間違いないし。

結局専門店を大切になどと嘯いてもメーカーはショップを見ちゃいないというのがよーーくわかりましたね。
結果が大事だというんだから。
コンビニとかＧＭＳを相手に商売しているんだから。
「映画やるからとりあえずトレカ出しました」ならまだいい。
だったら「ゲームです」とかおこがましいことを言わないで欲しい。

ゲームじゃなければ扱うことも無かったし
お客様も期待することも無かった。

こういうことが起きると
今度から「タカラトミーの新作ゲームは扱わない」という選択肢からスタートすることになる。
どうせ「売れなきゃ打ち切るんだからだったら売れてから仕入れたらいい」になるのは目に見えてる。

タカラトミーはそれでもいいだろうけど
カードゲーム全般で見たらそうやって新しいデヴェロッパーの芽をつぶすのはどうかと思うんですよ。
正直言って今回のトランスフォーマーにして言えば広告的に失敗している。
「何のため」このゲームをつくったの？
デヴェロッパーにあまりにも失礼じゃない？
それとも元々こういうシナリオだったんですかね？

こういうことが続くことでショップはますます新しいカードゲームに対して手を出すことはなくなるでしょう。
直近で言えば
「セガの三国志大戦」がそうです。
専門店が二の足を踏むのは目に見えます。

やる気のあるショップもこれではどんどんやる気をなくしてしまう。
こういうことが重なって「売れているものだけを売る」だけのショップがドンドン増えるんだろう。
そうして新しい芽はなかなか伸びなくなる。

他の業界と重ねると
日本の林業。
スギ（売れるもの）ばかり植えて他の木は植えない。
そして「杉花粉症」が蔓延する。
病気や虫の害が出ると一気に全滅。
そして残るのがハゲ山。

私は杉を植えつつも違う木も植えたい。
いろんな虫や獣が住み、たとえ一種に病気が流行っても全滅せず緑を保つそんな森を作りたい。

言い換えると
新しいデヴェロッパーにも出てきて欲しい。遊戯やヴァイス、ヴァンガードだけではなくもっと素晴らしい才能が有るはず。
それはもしかするとあまり売れないかもしれないけど育ててみればびっくりするような力を発揮するかもしれない。
そのために一つのコンテンツを一年でつぶすのは勿体無いんじゃないかと。
だったら最初から同人でもいいじゃないかという話です。

と、書いてはみましたが
正直ショップの力不足は否めないですし、傍から見ていても宣伝に失敗している部分も見えていました。
だけどお客様は「まだこれからも遊べる」という部分で期待してましたし、ウチとしては拡販できるつもりでいたのです。

あまりにも悔しい。
残念でならない。

でもショップとしてメーカーとは付き合っていかなければならない。
だからこの件はこれで終わりにする。
どうせ聞いちゃくれないんだから。

最後に一言だけ。

「一生おぼえておきますからね。」