タイトルとか考えてなかった

お疲れ様です。

今回から千鶴奮闘記を本格的に書いていこうと思います。
現段階では全部で何回になるかも考えてないのですが、1回分のつもりで書いた内容を3分割しているくらいなので、それなりに長くなります。多分。
といっても全部で5回くらいで纏めたいとは思ってるので、出来るだけスマートにしていきたいです。

今回は第一回ということで、千鶴の導入についてになります。
そもそも千鶴がどういう能力でどういう中央なのかといった基本的な内容になります。


■千鶴のテキスト（導入）

千鶴は4つのテキストから成る中央です。

1.自分のレスト状態のキャラをリバースにすることで+2/+2修正を得る
2.リバース状態のキャラが2枚以上いる際に貫通を得る
3.リバース状態のキャラをキャッチキャラに選ぶことが出来る
4.自分の登場条件を持たないキャラが戦闘に参加した場合、その戦闘終了後に裏になる

それぞれについてみていきます。

1.自分のレスト状態のキャラをリバースにすることで+2/+2修正を得る
これはよくある表裏系の能力の互換です。
（便宜上、以降の考察では一姫やリシアといった表→裏で+2/+2修正を得る効果を"表裏系"と呼びます）
表から裏にするのが表レストから表リバースにするということで、これに関しては特に言うことはないです。
ただ、テキスト上で見ればそれで終わりなのですが、実際に使ってみると裏とリバースとでは大きく違います。
詳しくは後ほど解説いたします。

2.リバース状態のキャラが2枚以上いる際に貫通を得る
これは互換能力が殆ど存在しないのですが、強いて挙げるなら辻堂のマキでしょうか。
マキは貫通を得るために同時に2面裏にしなければならないのに対し、千鶴はテキスト発動時にリバースが2面いれば良いため、効果は若干出やすくなってます。
フレンドが1枚でもいれば自身を含めてリバースにすることで貫通を得ることが出来るのも違いますね。
ただし、自信をひねると返しにキャッチに参加しづらくなる点だけは注意が必要です。*１
逆にハンドに中央を握ってる場合はレスト状態でターンを返した方が+2/+2修正を得ているようなものなので、行きでリバースさせた方が強いですね。

3.リバース状態のキャラをキャッチキャラに選ぶことが出来る
千鶴のテキストで特に異彩を放ってるのがこの全体リバースキャッチ付与能力。
千鶴は「初見だと何をしてくるのかよくわからない」と言われますが、その理由がこの能力のせいです。
ぱっと見はレストガード付与能力（RR麻衣とかですね）の互換という印象でしたが、上の1.の能力と合わせるとレスガ付与能力の上位互換になります。
とはいえ、レスト状態のキャラをキャッチキャラに選びたい場合はリバースにしなければならないため、攻めはだいぶ遅くなります。
そういった意味ではレスガの方が優れているため、"完全"上位互換ではありません。*２


4.自分の登場条件を持たないキャラが戦闘に参加した場合、その戦闘終了後に裏になる
唯一のデメリット効果です。*３
と言ってもこのテキストはほぼ草壁専用。それ以外のキャラではまず誘発しません。
そもそも登場条件を持たないキャラというのは基本的に数字が低く、まずもって1パン耐えることなく落ちます。
1パン耐えられるようなフレンドいるとすれば、それは裏リバ登場などの何かしらの登場条件を持っていますし。
可能性があるとすれば、エクストラキャラで登場条件を持たないこのみ＆愛佳でしょうが、それですら耐久は6です。
よって、草壁以外では気にしなくていい能力です。



■千鶴のテキスト（実例）

千鶴のテキストがどういった使われ方をするのかを解説していきます。
千鶴は試合全体を通して変わった動きをしますが、一番早い時は後攻1ターン目から動き始めます。
その動きは以下の通りです。

1.自分　フレンドパンチ
2.相手　キャッチ
3.自分　千鶴テキストでフレンドリバース後、そのまま戦闘。
4.自分　中央パンチ
5.相手　キャッチ
6.自分　千鶴リバース後、そのまま戦闘。貫通を得た。
7.自分　エンド時に千鶴をレストに。フレンドを表リバースに。

毎回この動きを取るわけではありませんが、割とよくやるプレイングで、尚且つ他の中央ではできない動きなので、最初に紹介したいと思います。
挙動として注目したいのは3.と6.の「そのまま戦闘」というところ。
当たり前ですが、相手のキャラとの戦闘が確定していれば、表でいる限りはキャラの向きがなんであろうと打点の入る戦闘が行われます。
これが表裏系で同じ行動をとった場合、いずれかのアビリティステップで裏にする必要があるため、打点の入る戦闘は行えません。
ですが、千鶴の場合はフレンドだろうと中央だろうと状態は表リバースなので、戦闘は行われます。
なら、戦闘が行われると何が違うのか。
例を挙げつつ説明していきます。


例①　一姫の場合
■後攻1ターン目
・一姫側
一姫L1(6/6)　天音(6/3)

・マツリ側
マツリL1+ケータイ(8/8)　バニラ(3/3)+焼きメタ

ここで一姫側が戦闘に入った場合を考えます。
暇な人は是非並べてみて下さい。

一姫側は
・天音からパンチする
・一姫からパンチする
の2つの選択肢があります。
「パンチをしない」というのは流石にアタックドロー放棄してるので、序盤では考えられないのでなしで。

マツリ側は
・マツリでキャッチする
・バニラでキャッチする
の2つの選択肢があります。
「ボディー」は流石に1パン目から行う意味でもないので（これが中央迷宮蒔菜とかだと話は変わってきそうですが…）、キャッチはするとして進めます。

上記選択肢の結果、起こりうるパターンは以下の4通りです。

1.天音がパンチして、マツリがキャッチした場合（フレンド→中央/中央）
2.天音がパンチして、バニラがキャッチした場合（フレンド→中央/フレンド）
3.一姫がパンチして、マツリがキャッチした場合（中央→フレンド/中央）
4.一姫がパンチして、バニラがキャッチした場合（中央→フレンド/フレンド）

それぞれについて見ていきます。

1.天音がパンチして、マツリがキャッチした場合（フレンド→中央/中央）
マツリに6点入り、残りの耐久は2になります。
続けて一姫がパンチし、再度マツリがキャッチすると4点抜けます。
が、一姫側の盤面は全滅。中央だけ起こしてターンを返すことになります。
かといって中央がパンチしないのであれば、天音がパンチした意味はありませんし、被害を気にしてキャッチキャラを見てから一姫のテキストで天音を裏にしてドローするというのも最初から天音を裏にすればいいだけの話。

2.天音がパンチして、バニラがキャッチした場合（フレンド→中央/フレンド）
天音とバニラが相殺します。
続けて一姫がパンチ…とはいきません。マツリが無傷で立ったままですね。
キャッチを見てから天音を裏にするという行動もとれなくはないですが、それなら最初から天音を一姫のテキストで裏にすればいいですし。*４
なのでこのままエンド宣言になります。
バニラが裏になった以外は特に面の変動にありませんが、一姫側は1枚もドロー出来ていません。

3.一姫がパンチして、マツリがキャッチした場合（中央→フレンド/中央）
なにもなければ一姫が一方で落ちます。
天音を裏にするかどうかの選択肢がありますが、どちらにせよ打点は入りません。
アタックドローをし、かつ天音でさらにドローするかどうか。面だけ見れば一姫が圧敗。

4.一姫がパンチして、バニラがキャッチした場合（中央→フレンド/フレンド）
天音を裏にすることで5点抜けます。
そのままエンドすれば天音が起きて、一姫側が一方的にアドバンテージを取る結果に。
つまり、マツリ側はこの行動を絶対にとりません。

エンド時の状態を纏めると以下の通りになります。

1.一姫側は一姫が表で天音が裏。マツリ側は中央が裏。4点抜け。
2.一姫側は被害なし。マツリ側はバニラだけ裏。一姫側はハンドが1枚少ない。
3.一姫側は被害なし。マツリ側も被害なし。アタックドローのみ。
　天音を裏にした場合はマツリが裏で追加ドローあり。天音は裏のまま。
4.*あり得ないので考えないものとします。

ここで注目して欲しいのは、一姫のテキストを有効に使える状態に殆どなっていないということです。
1面でも裏にするということは、エンド時にそれ以外のキャラがすべて表でないといけないため（レスト状態のキャラなら裏で帰してもいい気はしますが）、裏にしてもステータスで負けている展開だと表裏系の効果は使いにくいですね。


例②　千鶴の場合
■後攻1ターン目
・千鶴側
千鶴L1(6/6)　存在するか分からないけど6/3のバニラ(6/3)←このキャラを便宜上"北島"と呼ぶことにします　*５

・マツリ側
マツリL1+ケータイ(8/8)　バニラ(3/3)+焼きメタ

①と同じようにこの状態で千鶴側が戦闘に入った場合を考えます。

千鶴側は
・北島からパンチする
・千鶴からパンチする
の2つの選択肢があります。
「パンチをしない」というのは流石にアタックドロー…というわけで、パンチはします。

マツリ側は
・マツリでキャッチする
・バニラでキャッチする
の2つの選択肢があります。
これは①と全く同じです。

上記選択肢の結果、起こりうるパターンは以下の4通りです。

1.北島がパンチして、マツリがキャッチした場合（フレンド→中央/中央）
2.北島がパンチして、バニラがキャッチした場合（フレンド→中央/フレンド）
3.千鶴がパンチして、マツリがキャッチした場合（中央→フレンド/中央）
4.千鶴がパンチして、バニラがキャッチした場合（中央→フレンド/フレンド）

同じようにそれぞれについて見ていきます。

1.北島がパンチして、マツリがキャッチした場合（フレンド→中央/中央）
マツリの耐久が2残り、北島が裏になります。
ですが、マツリのキャッチ宣言を見てから千鶴のテキストを使うことができます。
これによって千鶴が+2/+2の修正を受け、北島が裏リバース（笑）
このまま戦闘を続けます。
今度は千鶴がパンチ。相手は再度マツリでキャッチ宣言。
ここで千鶴テキスト。自身をリバースにしさらに+2/+2修正を受けて合計10/10に。
さらにリバースのキャラが2面になったので貫通を得ました。
マツリの残りの耐久が2なので、この貫通で8点抜けます。
千鶴のステータスがマツリのステータスを上回ったので、エンド時に裏リバースだった北島は表リバースになります。
相手はマツリのみ裏。

2.北島がパンチして、バニラがキャッチした場合（フレンド→中央/フレンド）
北島もバニラも裏になります。
ですが、バニラのキャッチ宣言後を見てから千鶴のテキストを使うことができます。
これによって千鶴が+2/+2の修正を受け、北島が裏リバース（笑）
このまま戦闘を続けます。
今度は千鶴がパンチ。相手はマツリしか立ってないのでマツリでキャッチ宣言。
ここで千鶴テキスト。自身をリバースにしさらに+2/+2修正を受けて合計10/10に。
さらにリバースのキャラが2面になったので貫通を得ました。
マツリの残りの耐久が8なので、この貫通で2点抜けます。
千鶴のステータスがマツリのステータスを上回ったので、エンド時に裏リバースだった北島は表リバースになります。
相手はマツリもバニラも裏。

3.千鶴がパンチして、マツリがキャッチした場合（中央→フレンド/中央）
千鶴が一方的に落ちます。
ここで自身をリバースにすることで相殺を取れます。これは正解ではなく選択肢なので、そのままなのとどちらが正しいかは何とも言えません。
自身をリバースにしなかった場合はそのままエンドで、曲げたリバースにした場合はさらに北島がパンチするかどうかの選択肢が残ります。
これもバニラと相殺を取るだけのパンチなので、パンチするかしないか、どちらが正しいとは言えません。
が、少なくともパンチするのであれば中央より先に北島がパンチした方が圧倒的にお得なので、要するにアタックドローだけがしたい場合。

4.千鶴がパンチして、バニラがキャッチした場合（中央→フレンド/フレンド）
バニラが裏になります。
物理的にリバースを2面作ることができないため、貫通は得られません。
また、北島がパンチすることで得られるメリットも無ければ逆に被害もないため、ここはこのままエンドになります。
返しを気にして北島が殴ってレスト状態になるプレイングも無くはないのですが、このターンには影響してないのでここでは割愛します。
ちなみにこの選択肢はマツリ側が相当チキンになった動きです。
初ターンに中央からパンチしてきた＝無理はしないというサインなのは明白なので（でなきゃフレンドから殴ってます）、相手もアタックドローがしたいだけ。
こっちは素直に中央で取って一方で落として安全にターン貰えるはずです。

エンド時の状態を纏めると

1.千鶴側は千鶴が表レスト、北島が表リバース。マツリ側はマツリが裏。8点抜け。
2.千鶴側は千鶴が表レスト、北島が表リバース。マツリ側はマツリ・バニラともに裏。2点抜け。
3.お互い被害なし。アタックドローのみ。
4.千鶴側は被害なし。アタックドローのみ。マツリ側はバニラだけ裏。⇒実際起きないので考えない。

一姫の場合と比べると一目瞭然。面は多く起きてて、抜ける打点も多いです。
何が此処までの差になったのかというのは見たまんま。テキストの発動機会の多さです。
千鶴は"表レストから表リバース"なので、なんだかんだで表のままです。
一姫は"表から裏"なので、まんま裏です。
そして千鶴のリバースキャッチ付与能力。
この能力のおかげでキャッチに限っては表であればどの状態だろうと関係ありません。
返しにキャッチキャラに選べるというのが表裏系の能力とは違うところです。
テキストを使って一定の被害を受けた（一姫の場合は裏、千鶴の場合は表リバース）にも関わらず、です。
千鶴のこのテキストは、一姫に「裏のキャラをキャッチキャラに選ぶことができる」と書いてあるようなものです。（*６）

…ただ、残念なことに（*７）メリットだけではありません。当然、デメリットもあります。

・非ドロソ
今回は一姫との比較で、しかもその場の面と打点しか見てませんが、実際にはそれ以降のキャラ沸き等もあるので見えない問題点はいっぱい。
いくら打点を入れやすくて守りが硬いといっても、そもそもキャラが沸かないので本末転倒ですね。
ドローを犠牲にしてる分だけテキストが強力なので、これは仕方ない問題といえばそれでおしまいですが…

・やたらリバース＝意外と脆い
本当にやたらめったらリバースになります。
テキストの発動条件がリバース、というのが3つ並んでいるので仕方ないのですが、攻めも守りもリバースというのは万が一のことを考えると不安になりますね。
その万が一というのが中央が裏のタイミング。
リバースキャッチ付与能力は当然ながら表でないと発動しないため、相手のパンチを軽々しく中央で取ったりして裏にされると悲惨な目に合います。
そうでなくても中央が焼かれて無防備というのも当然有り得る話です。
千鶴は物凄く硬いテキストを持っていますが、そのテキストをフルに活用すればするほど依存度が高い証拠なので、中央がピンポイントで狙われると非常に脆いです。

・やたらリバースその２＝攻めにくい
リバース状態のキャラは基本的にパンチにもキャッチにも参加できませんが、千鶴のテキストのおかげでキャッチには参加することができます。
が、当然ながらアタックには参加できません。
その上、リバース状態のキャラがスタンド状態に復帰する前に2ターン掛かるため、何をするにも非常にノロノロとしています。
今回は例で1ターン目を考えましたが、毎ターン同じことができるわけではありません。
リバース状態のキャラを起こすにはエクストラかレベルアップか圧殺するしかないため、千鶴が本格的に攻め始めるのは圧殺する機会が出てくる5ターン目からになります。
環境がやれ4キルだのと騒がれてる中だと、これは遅すぎます。

千鶴はボロボロな面もありますが、これらデメリットを踏まえて、それでも有り余る性能がある中央です。
考察もまだまだ続きますので、お暇な方はお付き合い下さい。


最後にデッキを紹介します。


千鶴　4
このみ　5
まなか　4
まなか環　1
スィール　4
芹香　4
カミュ　4
ハクオロ　4
エルルゥ　2
32

萌えビ　2
うたたね　2
棄権　3
懇願　3
流水付き　2
強襲　2
14

ケータイ　4
4

このみ　3
このみまなか　2
スィール　1
ハクオロ　2
ハクカミュ　2
10

一番最初に作った千鶴です。
バカテス奮闘記と同じく、古いものから1つずつ公開していきたいと思います。


千鶴の導入編ということで一番最初の型。あんずのほぼコピーから始めました。
カミュは千鶴との相性が良く、タップドローから即貫通を得られます。
また、ハクオロの外側が2種とも相手のキャッチャーを退ける能力なので、これでスキル無効を退けつつフルパンしていくのが基本です。
千鶴の数ある型（自分は全部で5+1=6つの型を試しました）の中でも一番基本に忠実な動きをするので、導入にはもってこいだと思います。


今回は以上です。
次回は千鶴の展開について書こうと思ってます。
ゲーム開始時から中盤、中盤から終盤、終盤からゲーム終了時。
それぞれの展開について、千鶴がどういった立ち回りを意識してプレイするのかを紹介・考察していきます。

ではまた次回。お疲れ様でした。


*１…わざわざ書かなくても分かりますよね
*２…ガードに関してだけ言えば完全上位なんですよ。何事にも例外はつきものです（←これが言いたかっただけ
*３…リバースにしないと1つも発動しないこのテキスト群すべてがデメリットではないのか？と言われると苦しいところ
*４…さっきも書きましたね…くどくてすみません
*５…特に他意はありません。なんとなく。気になる方は適時読み変えてください。
*６…防御に限りますし、千鶴のフレンドも裏になったらキャッチは出来ないので、丸っきり違う気がしないでも…書いた後に後悔。何事も例外はつきものです（適当
*７…残念ではないですね。むしろあるべき姿。アンネ死すべし。