私の言うことはタワゴトです。

勝算を持って行動できる能力はすごいなあと思う。
木谷社長のtwitterを見ていたら
去年の1-3月は赤字だったという話だったのですが
震災があったにも関わらず
その後きちんと軌道に乗っているところにすごさを感じる。

あれだけいろんな人に悪し様に言われても
ひょいひょいとかわし
きちんと正面から「売り上げ」という形で結果を出す。
でもそれは結果といってもおそらくはブシロードとしての途中経過であって
まだまだ先を描いている。

大きくなる会社、動きの多い会社はとかく目立つので
いろんな人にいろんなことを言われる。
中傷まがいな事も言われるのを良く見るし
ニコニコ生放送なんか見ていると
おもわず目を背けたくなるような言葉を目にしたりする。

インターネットという自由な空間だからとか
「仲間内での軽口」
というのもわからないわけでもないのだけど

個人的には正直にすごいと思っている。
特に現時点できちんと分類したわけではないけど
木谷社長にはソフトバンクの孫社長と似たベクトルを感じている。
お金の使い方が荒く見えるかもしれないが
それは「必要で使っている」のであって
ドブに捨てているわけではない。
特にTCGのようなマイノリティな趣味に関しては一般に認知されなければどうすることも出来ない。
遊戯王レベルでとどまっていてはいけないのだ。

商品を作った。いずれ誰かが買うだろう。

ではダメだということ。
実際にそれでつらいことになったことがショップを運営していれば良くわかる。
実際に今まで立ち行かなくなったショップの数がそれを示している。
もちろんそれが全ての理由ではないけど、少なくとも一因ではあったろう。

そういう意味では攻撃的なメーカーが現れたのは
非常に喜ばしいことだと私は考えているのだが

しかし、勘違いしてほしくないのは
私も諸手を上げて喜んでいるわけではなく
「ではこれからどうするのか」をきちんと注視していかなければならないと思っている。
「今がいいから良いじゃない」
では先が思いやられてしまう。
「ブシロードが何とかしてくれる」
と思うのも間違いだ。
将来的に社会的にも国ですらもどうなるかわからないのに
「あそこがどうかしてくれる」という考え方ではそのまま終息につながる。
ユーザーならば「飽きた」で済むかもしれないが
それで食べていくショップや流通メーカーにとっては死活問題。
そこで考えを止めてはいけない。

考え方一つでいくらでもいい方法は試すことが出来る。
遠回りしても、躓いても。
たまに「そんな面倒くさい」とか「もっと楽な方法が」とか言う人もいるかもしれないけど
「正解はひとつ！ではない！！」
のだから（笑
人生っていうのは
誰かと同じ人生を歩むことではないし、もちろんそんなこと出来ないし。
いろんな人と出会って交われば迷惑をかけたり逆に迷惑をかけられたりと
いいこともいやなことも絶対に起きる。
人は機械じゃないんだから。

だから「こうしたい」ということがスムーズにできなかったりという事もあるだろう。
ブシロードという会社も木谷社長も。
だからこそ「こうしたい」という目的の上に行動する姿は素晴らしいとも思うのですけどね。

でもその目的が「自分だけが楽になるため」「自分だけが気持ちよくなりたいため」というのであれば
誰も賛同なんかしてくれないけどな。
現状のブシロードに関して言えば
「ショップのことを考えてくれる」ということだけで
すごいなあと素直に思えるのですよ。

出来れば他のメーカーも
全てマネしてくださいとは言わないけど
いいところはきちんとまねしてほしいものです。
悪いところばかりをまねしているメーカーが散見しますけどね。（笑


追記
ちょっと読み返すとただブシロードを賞賛していて
ブシロードが嫌いな人は「ケッ」とか思うかもしれませんが
私は
「褒める時に褒めなければ怒らなければならない時に怒れない。そうでなければ説得力を持たない」
と考えてます。
逆も然り。
故に「それはちがうだろ！」というコトがあれば
真っ先に攻撃するつもりなのです。

また、何もない、可も無く不可も無い状態は
「つまらない状況」
なのでそれは停滞＝緩やかな後退である訳で
それは良い状況ではないですから。

そういう意味では何かしようと努力する姿を
「必死だな」と書く輩こそ唾棄すべきだと思っております。