私の言うことはタワゴトです。

某ブログを読んでいたが
とりあえず自分なりに咀嚼してみた。
そこで思った事を書きます。


そのブログにおいて言いたいことはわかるのだが現実としてそれはどうかと思う部分が多く
納得することが出来なかった。

ブシロードの販売戦略に関しての意見と見たのだが

はて、これは面白がっているのは判るとしても
ちょっと無責任が過ぎるなあと思ったり。
いろいろと書いてある数字も微妙に「？」と思われる部分もあるし。
業界の内側からの考えでも手もおそらく近い数字であるのだけど
どこかがずれているので最終的な判断がまったく変わってくる。

それはブログを書いている方も「判って書いている」とは思うのだが
最終的には
「混沌を生み出そう」という風に取れるのがやや不思議に思えた。
いや、混沌としていた方が「ビジネスチャンス」は生まれ易いけど
いまはまだその段階ではないと思える私とはそこから違うのかも知れない。

たとえば
「カードゲームを買っても遊んでいない人が多い」
という風に書かれているが
私は
「それ以上にカードゲームが何かわからない人が多い」
と考えてる。
その時点で考え方の立ち位置が違うと思っている。

だから遊べる場所を提供することの重要さがあると思う。そのためのショップ大会が必要であり、さらに大きなイベントへの「ステップアップ」が必要となる。
なければないでも「ショップイベントを充実させること」は商材として常に販売し続ける理由になる。
ショップイベントで千円以上のお金がかかっては余程のコアな人間しか遊びにこれない。
ＭＴＧを遊ぶ人を「コアなユーザー」と呼ぶというのならそうだと思う。
しかし、それでは「おじいさんから幼稚園児まで」遊んではもらえない。
会社が大成するには
「より多く売れなければならない」
それは自明の理である。
では「より多くTCGを売るためには？」といえば
「遊んでいただく」しかない。
そして買っていただく。
ショップに商材を置いてもらうために必要なこと。

そのためにいろんなパフォーマンスも必要だが
「悪役（ヒール）である必要はない」
ヒールは既存のメーカーであればいいのだから。
正直に言って「遊戯王」であればいい。

強大な悪役「遊戯王」に立ち向かい、苦難を乗り越え最後にはチャンピオンになる。
これは「タイガーマスク」から連綿と受け継がれているストーリーである。
しかし、それだけでは駄目であるとは私も思う。

それはそれからでいいと思う。
急にヒールに転向するかもしれないし
闘魂三銃士のような身内からの下克上があるかもしれない（笑

しかし、その前にやるべきことは
リングの統一である。
アメリカンプロレスがいい例である。
木谷社長がやろうとしているのはアレではないかと。
社長がイベントに参加したりもそうだし
妙に顔を出したがるのはそうであると思ったりする。

それが正しいかどうかは個人的にはなんともいえない。
あまりやりすぎるとだんだんしらけてしまう場合もあるし
まったくやらなければ逆にどんどん寂しい状況になるかもしれない。
でも、それはやってみなければ判らない。
だから「やる」のだと思っている。
木谷社長はそれだけのバイタリティを持っている人だと思うし。
それに「口だけ出して何もしない人」を嫌う人ですしね。

一緒の食事をしたときにそういう話が出ましたら烈火のごとく怒りましたし。
シャレが通じない部分もあったのでしょうが、基本的に「熱い漢」なのだということがうかがいしれますが

逆に言えばそういう人柄が今のブシロードを作っているのかもしれないといえると思うのです。
正直な人だと思ってます。
ある意味損をする方だとは思いますが（笑

でも、どちらにしろ「全てを味方にする」事は出来ないわけですから。
だったらこれから味方を増やすようにしたらいいと考えたのではないかと。
私が社長の立場ならやはり同じようにすると思いますが
私の場合彼ほどのバイタリティはないので失敗するだろうと思います。
「木谷社長」だからこそ「今のブシロード」であると思うので
それはそれで良いと思います。
それが嫌ならそれを打ち負かすような「モノ」を持ち出さなければならない。
それが出来ないなら暫く動静を眺めているしかない。
その間に市場を席巻される恐れがあるかもしれませんがね。

そのときに「TCG市場」そのものをぶち壊す「力」があれば話はまたべつですけど。




これはタイトルどおり机上の空論なので
だからそのようになるのかどうかなんて考えてません。
私はまだ、目の前の事象を片付けるのに精一杯ですから（苦笑

基本そのブログを読んだことで「思った事」であるので
そのブログそのものが悪い話ではないと思ったのはたしか。
ただ、立ち位置が違うだけで流れが全然違うものになるなあと思った次第。