また東京都の条例の話。
しつこくてごめんなさいよ。
いろいろとブログやらみていたらやはりこの話と
民主やら自民やらの政治の話をまぜこぜにする方がいらっしゃる。
「反対派はサヨクに加担している」
とか書いている。
阿呆らしい。
さらに
「そんなに表現の自由を勝ち取りたければエロ漫画を認めると大声でいうべきだ」
と。
当人はすばらしいことを言っているつもりなのだろうが
私にしてみれば
「要するに反対派は児童ポルノ擁護派」だと決め付けているだけである。
個人的に石原氏は嫌いではない
歯に衣着せぬ言論と行動力は賞賛できると考えている。
しかし、ダブルスタンダードな部分が多く見受けられるところは看過できない。
「漫画家は卑しい」
というが
石原氏の書いた小説はそれこそ
「卑しいもの」
である。
個人としては「卑しい」ということに関しては「表現者に対する賛辞」であると考えているが
一般的に残念ながらほめ言葉にはならない。
少なくとも石原氏は一般的な表現として「卑しい」と発したのは「知事であるから」であろう。
それが彼の仕事であることも残念ながら仕事をしている身としてわかるのだが(苦笑
しかしそういった問題とは違う部分が見えないのか。
ウヨサヨ関係ないんだよ。
無罪愛国などと中国人と同じことを言うのが本流保守なのか?
ばかばかしいことこの上ない。
経済問題としてマイナスになるといっているんだよ。
日本の国力を削ることになるといっているんだよ。
アニメ・マンガは唯一「人」が資本だ。
他から輸入しなくてもいい。
究極のソフトウェアだ。
車やテレビのように原料を他国に依存することのないものだ
紙と鉛筆があればマンガは出きる。
それをガリ版でもコピー機でも刷れば同人誌だ。
流通にのせれば誰もが認める「出版物」になる。
日本はそんな素晴らしいものがあるのだ。
車より安上がりだ。
そんな素晴らしいものを
「政治に利用するなバカヤロウ」
エロマンガが出版物の全てではない
しかし全ての出版物に対して検閲は行われる。
そこから「検閲料」が1部に1円、いや数十銭でも発生してれば
今の出版物の量を見ろ。大手出版社・・・たとえばマガジン(100万部?)で1週間で数十万。全てのマンガ・アニメ雑誌、マンガ単行本を含めるなら1週間で千万単位で「都」もしくは「都が認める団体」に入ることになる。
一ヶ月で数千万で年単位で億を超える。
東京都がそういうことになったら収入の少ない地方だって同じことをするだろう。
そのために出版社の負担が増える。モチロンそれは消費者にもだ。
簡単な試算だが数十円が雑誌に加算されることになるだろう。マンガが載っているだけで。
ジャンプやマガジンが300円。
もちろん作家の原稿料が高くなるわけではない。
単行本の印税変わらないどころか減らされるかもしれない。
アニメになったところで結局権利そのものに価格が転科される。
それはアニメスタジオなんかシャレにならない。
ただでさえピーピーで製作しているスタジオはもっと厳しい制作費で作らざるを得ない。
となれば海外受注になりそちらに技術が流れてつまりは日本の国益を損なうことになる。
ちょっと考えればわかることが
なんでそれを「売国だの「左翼的」だのいえるのか。
私だって児童ポルノは嫌いだが
訳のわからん金を吸い取られたうえで表現を邪魔されるのは意味がわからん。
人間なんて主義主張をけっこうころころ変える生き物だ。
そのときに自らの逃げ場をなくしてどうするのだ。
もうね。
そう考えると結構暗くなってしまいますよ。
ブシロードの木谷社長はどう思ってますかね。(苦笑
先日営業のIさんに電話でちょっと話をしましたが
社長は結構気にしているようでしたが
さて、今日合宿に言っているヌマがそこまで聞いているかどうか。
ま、聞いてないだろうな(苦笑
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テーマ:日記 | 投稿日時:2010/12/17 03:50 | |
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