これから書くことは私を含め業界に関わる方には
非常に気分の良くない話です。
しかし、ここを見てくださる皆様には目を通していただきたいのであえて書きます。
TCGを語る上でおそらく
「一度は通る道」のひとつであると考えております。
TCGに良いところは多くあっても
「悪いところが全く無い」ということはありません。
目をそむけてはいけない部分であり
「知らなくてもいいこと」では無いので
自分を戒める部分もあるのであえて書きたいと思います。
先日お客様と話していたのですが
「○○でカードのニセモノが売ってたんですよ」
という話に。
私もこの業界に長く関わっておりますので
例えばMTGのパワー9といわれるカードが高く取引されて
そのニセモノも多く存在するということはよく知っております。
しかし、最近のカードゲームにおいて私は「プロキシー(代用カード)」はよく目にしますが
「ニセモノ」にお目にかかったことはありません。
というより
「ニセモノ」というにはあまりにもバレバレなので
見ても「プロキシー」と判断してしまうからかもしれません。
しかしお客様が見てきた店舗はいわゆる
大型中古商品販売店舗であるため「カードゲームを知らないスタッフが扱う」感じでどうも知らずに買い取って知らずに販売している模様なのです。
話は以下のような感じです。
「悪斬の天使」がショーケースに入れられて販売されているのですが
下からライトを当てられているためか
カードが反っているのです。それもフォイルではないのに。
反っている方向も通常良く目にするのがカードを縦にして左右が前に反るパターンが普通なのですが
カードの上下が前に反っている。
その価格は1枚6000円。
お客様は「妙な不安感」を感じ、スタッフを呼んで
「このカードを見せてください」と頼んで見せてもらったところ
*表面の紙質がちがう
*絵に微妙ににじみがあり、全体的に絵が不鮮明
*いくつか気泡が入っている
ということで
「これは偽物ではないですか?」
とスタッフに問いただしましたら
「これはこういう陳列によってこのようになってしまったと思われます」
「このようになってしまったのを目にするのは初めてですが」
「もしよろしければ値引きしますがいかがですか?」
この話を聞いたときにはじめは非常に憤慨しました。
考えてみまして
商売人としては
「偽物と貴方は知って買うんでしょう?」という意味合いならこの台詞も納得しなければならないかもしれない。
しかしこの業界に携わるものとして
許すべきものではないと考えております。
店舗さんの名誉を考えてここには書きませんが
「自分のことだけ」を考えるんでなく業界のことを考えて行動していただきたいです。
私もここにこうして書くことで
自分に対しての「戒め」としたいと思います。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2010/01/18 16:57 | |
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