私の言うことはタワゴトです。

いろんな人にこのブログを見られていることに
やや恐怖感。（苦笑

それはさておき
いろんな人と話ができたのは良かった。

店舗さんと問屋さんとメーカーさんと。

その中でちょっと書いておきたい話。

ちょうどキャラスリーブ15弾が発表されたので
その兼ね合いもありまして（笑

某店舗さんが「キャラスリーブの製作数を発表するべきだ」という話をされました。
その店舗さんがいわれるには
「スリーブの種類が増えすぎている」という事。

さらにメーカーさんから聞いた話。
「店舗さんでスリーブを出さないで欲しいといわれていてねえ。」

個人的には確かにこの種類は異常だと思う。
しかし、キャラスリーブガードまで発売された以上
この流れはもうとめる事は出来ない方向に向かっている。

という事はどういうことか。
「取捨選択」の幅が広がったということ。

つまり店舗的には「売れそうも無いものは仕入れる必要はない」という事。
また
「売れ筋はたくさん仕入れたら良い」ということ。

今までどおりだよね?

たくさん種類が出ても小売店は全てを仕入れる必要があるのか？
そんなことは無い。
「これはいい」「これは売れそうだ」という商品を仕入れたらいいだけだ。

だいたいから発売されるスリーブすべて仕入れたら大変な事になるよ？
ブロッコリーやブシロードだけがキャラスリーブを出しているわけではない。
コナミもマイルストンもリゲルもウルトラプロもキャラスリーブを出している。
全部仕入れてごらん。大変なことになるよ。
恐らく全国の５本の指に入るほどスリーブ種類を扱っていると自負するウチですらたぶん200から300種か。
ソレでも50％以上「見捨てている」のが現状だ。
MAXスリーブは初期は重宝したけど現在はかなり抑えている。
案内の3割も仕入れていないと思う。

ブロッコリーのスリーブは初期ロットの生産で再販が無いので売り切れたら終了という事で既に扱えないものもある。
「初期ロットしかないのならその数くらい教えて欲しい」
という事を店舗的には知りたいのだろう。
それはどの店舗も知りたいといえば知りたい。
が、常識的な話としてメーカーがそういうことをすべて店舗に教える必要があるのだろうか。

例えば
「ウチは今回このスリーブを10000個作ります。」とメーカーが言ったとしよう。
本当ならメーカーは「売上げ丸わかり」ウソなら「このメーカーうそつき」といわれる。
さらに「売れたら再生産したい」とする。
キャラスリーブの場合ロットが替わると絵柄にズレが生じる恐れがある。
その場合、そういうズレの生じたスリーブを販売するとしたら
消費者はどう思うのか。

だったら「発表しない」でいいじゃないか。

逆に
「ならば小売店はどうしたらよいか」

店の仕入数を発表したら良い。
メーカーには「製作数を知りたい」というのなら
消費者として「その店舗が仕入れる本数を知りたい」だろう。

何の難しいことではない。

私はメーカーがどれだけ作るかはあまり興味ない。
少ないと辛いと思う。
少ないと「発売日に定価以上で商品を販売する」ことがまかり通る。
少なくとも「ある程度潤沢にある」ことがスリーブには望まれる。
いずれ「なくなる」ものであるし
新しいものが出たら古いものにも「価値」が見出せる。

実は以前木谷社長がキャラスリーブを扱うといった時に
「すぐ無くなると同じものを揃えたい人には辛い。」
という事を進言させていただいた。
故にブシロードのキャラスリーブに関してはしばらく安定供給されると踏んでいる。
しかし、それは「しばらくの間」であって永遠ではない。
その量を想像するのが「仕入担当の力量」なのだ。

ここでバカみたいに仕入れると飽和して売れ残る。
売れ残れば安売りをしなければならない。
消費者は喜ぶかもしれないが長期的に見てそれは不健康である。
いずれ体力が無くなれば潰れるしかなくなる。
店舗が無くなればユーザーだって困る。

もし「店舗がなくなってもいい」というユーザーばかりなら
店舗はさっさと閉めたほうがいい。
その方が傷が浅くて済むし、それによって逆にユーザーは「後悔する事になる」だろうから。

競合相手の無い店舗は好き勝手にその周辺を蹂躙するだろう。
そうしない為にも
ユーザーも小売店もきちんとその地域を育てないといけないのだ。

その点、うちの店にきてくださるユーザーは素晴らしいです。
厳しくもあり、優しくもあり。
本当に楽をさせてくれません。（苦笑

他の地区の店舗さんの話を伺うと
その苦労がうかがわれると同時に
「それはちょっと・・・」という事や
「ああ、なるほど」と思うこともあって
非常に勉強になりましたね。

・・・しかし説教くせえなあ・・・（苦笑