Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

自称「アクエリ界のズヴィ・モーショヴィッツ」
ジャッジ資格のコレクターでプレーヤーとしては過去の人、だと思う。
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[Vスパーク]G's3.0感想
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夏バテで更新が滞っていました。暑いのは無理ゲー。

G's3.0は予想と比べて良い内容で嬉しかった。
興味あるのはシスプリとべびプリだけなんだけどね。
以下、作品別に感想など。

■シスプリ
G's1.0の時に文句を言った「原作を無視したパートナー」が無くなっている。
妹12人に対して17枚のカードプールが発表されたとき、どうなるのか心配したいたけど、実際に発売されてみたらG's1.0の時の失敗を繰り返していなくて良かった。
シスプリは、メディアによって設定が微妙に異なるが、原作である読者参加企画だと基本的に「兄1人妹1人の兄妹12組の物語」であって、ヒロイン同士の関係性は希薄だし、コンテンツの主題ではない。
具体的にどんなパートナー構成になっているかと言うと、12人中5人は1人あたり2枚のカード化がされていて、同じキャラの別カード同士がパートナーになっていた。これは、他のキャラ単エキスパンションで良くあるパートナー構成である。
残りの7人は1人1枚のカード化だったけど、同名同称号の自分自身がパートナーとなっていた。これは、プロモカードなど良くあるパートナー構成である。
技属性に妹を持っているし、一部の技名には“兄”を含んでいるのでG's1.0のカードに混ぜた構築ができる。一方で、称号が新規の<12人の妹>に統一されていて、新称号を参照しているカードもあるので、完全に混ざる訳でもない。
何よりシスプリでデッキを組む際に、他作品を混ぜた兄付与型以外の選択肢が広がった事は大きい。兄付与の何が良くないかと言うと、兄付与しなくても全体除去やキャンセルに引っかかるデッキの使い手が嫌っている事。中には「この技属性が付いているのは違和感あるだろ」ってキャラが引っかかるので、好ましくなかった。

欲を言えば、G's1.0の時からこう言うパートナー構成だったら、カジュアルなユーザがもっと定着したと思う。あの頃なら、1キャラに2枚以上のカードプールを割けただろうから。

■べびプリ
こちらはシスプリと違ってヒロイン同士のパートナー構成になっている。最初に公開された「長女 海晴」のパートナーがあさひちゃんだったから文句を言っていた。
しかし、実際に発売されて全てのパートナー構成を確認したら、海晴とあさひ以外のパートナー構成に関しては、丸っきり原作や原作ファンの事を無視した内容では無かった。
他のパートナー構成については、原作的な根拠があるものか、G's2.0で用意された2種類のデザイナーズデッキにおけるキャラの振り分け同様に「このキャラが好きなユーザは、こっちのキャラも好きだろう」って言う萌え属性が近いキャラ同士の組み合わせになっていた。もしくは、プロモカードで良くあるパートナー構成である、同名同称号の自分自身がパートナーとなっていた。
原作をを無視したヒロイン同士のパートナー構成の何が問題かと言うと、この手の“ストーリー展開よりはヒロインの魅力が重視される、ギャルゲー的な”コンテンツだと、キャラAが好きな人が必ずしもキャラBが好きとは限らない。それなのに、キャラAのパートナーがキャラBだと、キャラAが好きだけどキャラBが嫌いって人からすれば、Aは入れたいけどBは入れなく無いってミスマッチが発生してしまうこと。
ぶっちゃけ、G's1.0のシスプリやべびプリだと、こう言う問題があった。
が、今回のべびプリのパートナー構成だと、こう言うミスマッチが極力起こらないような配慮がなされていると受け取れる。

また、技属性に家族を持っているのでG's1.0のデッキに混ぜ易いデザインになっている。称号が<天使家>なので、G's2.0のデッキにも混ぜ易いデザインである。特にG's2.0のデッキと混ぜる場合は、参照される永続技を持っているキャラはG's2.0でも永続技デッキに入るキャラだし、参照される起動技を持っているキャラはG's2.0でも起動技デッキに入るキャラになっている。

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今回のデザインを見て、解った事が2つある。
・ブシロードは、理屈が正しくて、自社の利益にも適する意見なら受け入れてくれる。
・ブシロードはカードのデザインにおいて、カジュアルなライトユーザとトーナメント志向のヘビーユーザとで利害が対立するような場合、カジュアルなユーザを重視している。
同名同称号の自分自身がパートナーになるカードデザインについて、トーナメント志向のヘビーユーザから批判があるのは知っている。
カードパワーが低いからだ。
ブシロードはプロモカードのカードパワーを意図的に低くしているのは有名な話だが、Vスパークでカードパワーを低くする方法として取られているが、同名同称号の自分自身がパートナーになるカードデザインである。それと同じデザインだから、カードパワーが低いって事はブシロードも承知して作っているのだろう。
正直な事を言うと、カジュアルな原作ファン寄りな意見を出している俺でも、原作再現を重視して同名同称号の自分自身がパートナーになるカードデザインにすると予想していなかった。

ちなみに、カジュアルなライトユーザとトーナメント志向のヘビーユーザとの利害対立
は相容れない物ではない。1キャラにつき2枚以上カードを出せるプールなら、両立させる事が可能だった。
だから、G's3.0が150種類ぐらいの大型エキスパンションになって、シスプリが24種、べびプリが38種になっていれば丸く収まったのだと思う。

登録タグ: 株式会社ブシロード  ヴィクトリースパーク 

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テーマ:投稿日時:2013/08/29 03:12
TCGカテゴリ: ヴィクトリースパーク  
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