えすだっしゅさんのブログ

本日の全国大会に参加された方、お疲れ様でした。
優勝された緋色さん、惜しくも優勝は出来なかったものの入賞されたへちゃさんなぐさん他、おめでとうございます。

自身の結果は後にして、まずデッキをアップします。


以下、解説。


○大元のコンセプト
今回は2つ。
・2弾のRB宮澤が強い、上手くやれば越ヶ谷／鷹司環境をブチ壊せるかもしれない。
・折角だから、「2ドロー=荻の月」という図式を徹底させたい。
上記理由により、100%の東北単にしています。菊千代とか箱根とか論外。
また、キャラ配分をかなり1コスに寄せています。
理由は、このデッキのアドの取り方が「プレイス(つまり寿命)を割らせる」という関係上、
3コス以上の大型を並べる悠長なプレイングがしにくいからです。
それ故、2ドローが即座に1体登場に繋がるデッキ構築となっているわけです。
また後述しますが、相手が2コス多頭展開なら爆アドを取れてしまう関係上、2コスが不要なんですよね。


○カード解説
・RB宮澤智慧
説明不要のRB。
強いのはRBとしての価値だけでなく、自身の異様に高いスペックです。
詳細は後述。

・宮澤智慧
・山本八重
・石乃真希
安定のAP2000ライン。ぶっちゃけ宮城キャラの石乃を除いて3枚(RB含む)あれば良い気が。

・仙臺いろは
・東北ずん子
・陳楊梅
・大館桐
1コスAP2500ラインとかいう詐欺環境を作り上げるバグカードの皆さん。
前2枚は他カードを交えて、後2枚は限定条件ながら単騎で実現します。
相手がこのデッキに先手を取った場合、真っ先に考えるのが
「RB宮澤の後手1パンを貰いたくないから、2コスDP2500ラインを出そう」です。
そんな相手に対し、上記カードを並べて「ねぇ今どんな気持ち？」というのが戦略その1。
たったコスト1枚のアドですが、後攻+1ドローを足せば1コスが1体余計に立つことになります。
後は数アドを利用してマウントを取り続けるだけです。
前2枚はRB宮澤の恩恵を受けられますが、後2枚は東北2固定なので、
投入数を若干減らしています。

・盛岡わんこ
バグカードその2。
上手くLEプレイスに登場出来れば、ゴミ箱の同名カードを回収出来ます。実質ノーコスト登場。
これを活かすために、宮澤は初手1パンから入ります。これが戦略2。
手の早いデッキ相手に初っ端からプレイスを割られるのは辛いし、
かといって相打ちを取れば上記コンボで手札を1枚浮かされ、やっぱり1体余計に立ってしまうという糞2択。
これは安定の4投、RB宮澤の恩恵も受けられます。

・田代島にゃんこ
所謂、菊千代スペックのバニラ。
出せば宮城キャラが起き、捲れれば宮城キャラを有償登場出来ます。
前者はいろは、後者は石乃を指定する事が多いような気が。
宮城1コスをもう1枚出して欲しいのですが、流石にそれは難しいでしょう。

・保島春
説明不要…と思いきや、実は「プレイス3枚しか無かろうが、コイツ出すなら他の1コス出して手札1枚キープ」という
変な鉄則があります。
相手に「荻の月を握っている」というブラフをかませるほか、にゃんこ不発を回避するためです。

・田沢辰
講習会デッキでお世話になった人が多いであろう御方。
製品版のエラッタで完全に空気化したものの、このデッキなら間違いなく4投。
捲れタップは元より、デッキが全部東北ならコスト軽減条件も満たし易いわけで…
何回ノーコストで立たせて相手に酸っぱい顔をさせたか、もう数えられません。

・松島美月
捲れタップも魅力ですが、本来の役割は北信越／近畿メタ。
北信越は生命線の滑川ほたるがLEプレイスに居座るために月光蝶を打ち込み易く、
近畿は大型ばっかりなので、どこに打っても爆アドしか取れません。
逆に、それ以外の地域が相手の場合は、真っ先にコスト行きになります。

・馬見ヶ崎圭
これは…唯一蛇足なカードですね。
邪魔なプレイスを手札に回収出来る一方、自身が捲れても手札1枚分にしかなれないため、
明らかにRB宮澤ではなくRBいろは向けのカードです。
では何故これを入れたかと言いますと…
・酒井いたる／ギガハンド陽子／奈美お姉さん／アローずん子／鶴賀喜代／西郷クヌギ／鮫洲ローラ
→全員DP上げて出直せ
・奥羽こまち／フェンリルホワイト／サキュバスぎゅうたん
→強いのは理解してるけど、そういうデッキじゃない(特にぎゅうたんフェンリル)
・うんめな芋煮♪
→理論上はデッキデスメタ、でもコレ切って1コス足すほうが勝率は良い
・三瓶夢希／心尽くしの膳／超次元フィッシング
→地雷にしかならない
・馬見ヶ崎圭
→デッキデス相手だと起点になれる可能性が
…という事で、消去法でこのカードになりました。

・荻の月
クイーン・オブ・トドメ。
手札には必ずこのカードを握りましょう。
1枚で十分ですが、2枚あると相手の心を確実に叩き折る事が出来ます。
何故？2発打つためには東北4が必要ですよね、でも荻の月以外の手札がスッカラカンが前提のデッキで、
開始2ドロー以外の余計な手札なんてあるわけが無い。
あるとすれば、それは相手が深追いして2ドローなり東北2発生なりをしているからです。つまり相手のせい。
また、手札に握れていない状態でも、ブラフで適当な1コス辺りを握るのも一興。
平たく言えば、「島2つアンタップ状態でエンド」っていう、アレ。
こちらも同様に、2枚握れば相手に与えるプレッシャーも倍になりますが、
そういう場合は素直に1コス足しましょう。


○運用
まずジャンケンで負ける所からスタートです。
このゲームは先手でマウントを取り切るのが必勝法ですが、RB宮澤に関しては後手のほうが遥かに美味しい。
相手に胃の荒れる択ゲーを強いた上で、こちらは涼しい顔で1パンから入れるため。
なお、以下の点をご参考に。
・宮澤と相打ちが取れる相手が1枚でも出てるなら、敢えてそれと相打ちを取れるようにアタック。
→盤面的には、どう転んでもこちらのアド。
→それ以外では相手の疲弊に繋がるし、プレイスタイル判断の参考情報にも。
・DP2500のキャラを立たせていても、殴るのも一興。
→相手はこちらがどんなデッキか知らないから、あわよくばブロックされずに通る可能性がある。
→具体的には「北海道混色で、既に火力支援を握っているから強気なんだ」と取る可能性がある。

北信越と近畿以外は荻の月だけ握ってフル展開、両者は松島美月を展開。
後は、カードを引くたびにキャラを足していって、相手が根負けするのを待つ。
「プレイスを割る場面」と「相手と相打ちを取る場面」の判断がシビアですが、
それはこのデッキに限った事ではないです。
当方の対戦動画(解説付き)を5〜6戦上げれば何となく理解いただけるかと思いますが、
残念ながらそういう環境は持ち合わせていませんので、
へちゃさんかなぐさんのニコ生卓(解説無し)を何回も見直して感覚を読んでください。
このゲームでビートダウンをする上で、彼らの打ち方は本当に参考になりますよ。


…と、こんな感じです。
使ってて思ったのですが、単色で事故りにくく、ハズレプレイスも尋常ではなく少ないので、
初心者でも扱いやすいデッキではあります。プロモ7投だけど。

では、後ほど対戦結果を。