閃乱カグラに《鍔迫り合い》、というカードがある。
公式サイドの方達からは「ラノベ」などと言われるほどテキストが長いカードだ。
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〔行動規制〕
このターンの最初のバトルタイミング、両プレイヤーは【U:重撃】の効果を使用できない。
相手がディフェンスにバトルカードを使用した時、自分は山札の上から1枚、バトルエリアに移動する。
そのカードにATの表記があれば、そのATをアタック中のバトルカードのATに加える。
次に、相手は山札の上から1枚バトルエリアに移動するか選択する。
移動した場合、そのカードにDFの表記があれば、そのDFをディフェンス中のバトルカードのDFに加える。
両プレイヤーはこの行動を繰り返し行う。
どちらかのプレイヤーが移動することをパスした場合、または、どちらかのプレイヤーの山札からAT、DFの表記がないカードが出た場合、 終了となりバトル判定に移る。
このカードの効果でバトルエリアに移動したカードは全て、捨て札エリアに移動する。
〔タイミング〕
このターン終了時、【G:忍ゲージ】に移動する。
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そしてその「ラノベ」、プレイヤーからは評判があまり良くない。
「書いてあることの意味がわからなさ過ぎてとても使えない」
「対戦相手とトラブル起こしたくないから使わない」
という暗黙の了解のもと、ほとんどのプレイヤーから嫌煙されているカードである。
実際デッキのめくりあいになってお互いに『うぉぉぉぉ!!!?』なんてテンションが上がることなんてない。
《鍔迫り合い》を発動した側がいきなりサポートカードをめくってハイ終了、なんてザラだし、
お互いめくるのをやめる権利があるので、数値で優位に立ったどちらかが「めくらない」と宣言した時点で強制的にバトル判定に移る。
お互いが同意したら、ではなく、どちらかが止めると宣言したら、だ。
使ってみるとわかるが、このカードマジでおもしろくない。
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愚痴はこのぐらいにして本題。
このカード、結局真面目に使おうとする人がいないため、発売してかなり経つが未だに裁定でよくわからないところが多々ある。
ただ、判明している部分では次のような利点がある。
①最初のバトルタイミングでU:重撃が出来ない。
カグラはブレイブルーと違いU:重撃が強力であるため、かなり相手の行動を制限出来る。
②『通常のバトル』ではないため、「バトル開始時」から「バトル判定時」の前までに発揮されるあらゆる効果は使用できない
デッキをめくる処理があるためか、U:重撃を封じる以外になんとキャラ、バトルカードのテキストを封じることが出来る。
カグラで言えば、《Lv5飛鳥》(R)の手札を捨てることで攻撃力を上げる効果や、
ブレイブルーで言えば、《バリアガード》のダメージエリアのカードを裏返すことで防御を上げる効果などは当然使えない。
さらに、秘伝忍法(ディスト―ションドライブ)などによくある
「自分のゲージにある、【技属性:斬撃】のカードの枚数分、このカードにAT+100、DF+100する」
といった効果も発動出来ない。
(バトルカードで効果を発動するタイミングがテキストに指定されてない場合、バトル判定前に発動すると資料には明記されている)
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という具合に、考えてみると《鍔迫り合い》の拘束力が結構マズいレベルなのがわかる。
今回これを利用したコンボを1つ思いついた。
未来の《ヴァルキューレ》である。
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《ヴァルキューレ》
陽:4/陰:4
AT+1300 / DF+1300
DP[2]
〔使用条件〕
このカードのバトル開始時、自分の【G:忍ゲージ】から【Y:閃属性】、【R:陽属性】、【B:陰属性】のバトルカードを各1枚ずつ捨て札エリアに移動する。
〔強化〕
バトル判定時、相手の手札の枚数分、このカードに[AT+100][DF+100]する。
〔巻込〕
このカードがバトルに勝利した時、相手は手札から3枚選び、捨て札エリアに移動する。
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一言で言うと、相手の手札の枚数分+100する効果を持ったDP[2]の必殺技。
最大のポイントはバトル判定時に効果が発動すること。
主に防御で使用され、相手はダメージを与えるために何枚もU:重撃で手札を切って攻撃を通すか、あるいはおとなしく3枚ハンデスされるかの2択を迫られる。
これを《鍔迫り合い》と組み合わせて攻撃に使用するとどうなるか。
①相手の効果を一方的に無力化しつつ、自分は攻撃力を上げることが出来る。
キャラやバトルカードの効果が使えないのは「バトル判定時の前」まで。
《ヴァルキューレ》の数値が上がる効果が発動するのは「バトル判定時」。
②U:重撃が出来ないため、防御が非常に困難。
『《ヴァルキューレ》を撃たれたらU:重撃で手札を減らす』
というのが定石なのだが、その定石は《鍔迫り合い》発動下では通用しない。
③《緑の巻物》の発動を抑制できる。
カグラでお馴染み、ダメージを受けている分だけドロー出来る必須サポートカード《緑の巻物》。
ダメージレースで負けていてもこのカードのおかげで一発逆転を狙えるのだが、手札を増やしてしまうと《ヴァルキューレ》の火力が上がってしまう。
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コンボの利点として上記の3つ以外にもう1つ、利点となりうる可能性がある。
カグラやブレイブルー、どちらにも存在している
「相手のDPが[2]以上の時、そのDPを[-1]する」
と言う効果。
これ、どのタイミングで発動しているんだろうか?
自分はよくわからないので、気になる方は事務局へ連絡してみてください。
これだけダラダラ書きながら、未来も《鍔迫り合い》も使う予定がないオヤシロでした。
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【あとがき】
あくまで改訂された総合ルール、フローチャートからそう読み取れた、というオヤシロの脳内コンボなので、実際問い合わせたら『出来ない』という返答が帰ってくるかもしれません。
(ただし、テキストが使用できなくなるという裁定は既にもらっています)
どうしても気になる人は公式に電話で凸してみてね。
登録タグ:
テーマ:アンリミテッドヴァーサス | 投稿日時:2014/01/29 04:25 | |
TCGカテゴリ: UNLIMITED VS | ||
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bagliore さん | [2014/01/29 12:39] |
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くぐつの効果が発動するのはダメージ判定のときですね。フローに書いてありました。 |
スレイヤ さん | [2014/01/31 15:09] |
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確かに使ってる人見ませんね 面白そうなので実践で試してみようかな |
オヤシロ さん | [2014/02/03 22:09] |
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>>baglioreさん ありがとうございます、確認しました。 >>スレイヤさん コメントありがとうございます。 このカードは可能性を秘めていると思いますが、やはりちゃんと理解した上で使用しないとトラブルの元になるので、もう少し自分も調べてみようと思います。 |