とある結月ゆかり好きの長話

結月ゆかりとか弦巻マキとか好きすぎていつかブログに出したいと思ってる

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クチナシにされるよ 梔だけに

カードショップ内、その一角。
あいとまいは遊戯王をしていた
あいはショップ二位をとったこともある実力者だけに観戦する人も少なくない
現に二、三観戦者が今もいる

あい
(まいちゃんのリバース2、セットモンスター1かぁ
デッキは、パーミッションなら、リバースはカウンターかな?)

あいは考える
ブリューナクの召喚は成功したが、問題は効果だ
まいのパーミッションは、ライコウが採用されている
へたに攻撃して破壊されてもいやだし、効果を使い除去しようとしても天罰が怖い

あい
(だから、パーミッションはいやなんだよね)

パーミッション相手だと一瞬の油断が死を分かつ

あいが長考していることに観戦者の一人はイラついたのだろう

「ブリューナクの効果使えばいいじゃん」

と考えて言ったのか、はたまたブリューナクだから言ったのか分からないセリフだった

パシッ

乾いた音が響く

観戦者の一人はたたかれた頭を押さえ、なんだよと叩かれた方を向いた

そこには、みいがいた

みい
「あなた、囲碁って知ってる?」

その声は穏やかで、しかし、恐怖を感じさせる何かを発していた

「なっ、なんだよ」

観戦者は気圧され、半歩引いた

みいは続ける
「有名な逸話にね、こんなのがあるの」

それは、まるで子供に言い聞かせるみたいだ

「囲碁の台の足の下には、梔の実がついているの
これは、試合中口じゃみせんするなと戒め
なら、口じゃみせんしたらどうなるか?」

観戦者はいきを飲んで、耳を傾ける

「囲碁の台の裏には、へこみがあるの
そこを血だまりと言うのだけれど…」

そこまでで限界だった
観戦者は悲鳴を上げ、店を飛びだした
脱兎のごとく

あいは言う
「あんまり、脅しちゃだめだよ?
確かに試合中口出しはだめだけどさ」
しかし、みいはどこ吹く風で
「あら、私は昔話しただけよ」
と何事もなかったように言う

まいは、その二人の会話をコロコロ笑いながら聴いた

登録タグ: 遊戯王 

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テーマ:日記投稿日時:2012/06/06 23:58
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