お久しぶりです
ぱたりと更新止まってました
書くことがあまりにもなさすぎました
今回書くのは自身の近況、ニセコイについて、そしてBCF直前環境考察まで。長い。
めんどくさがりなので一回で全部終わらせます。
そのせいでまとまりがないですが、記事として書くつもりはなく、あくまで個人ブログとして書きます。
いらない部分は飛ばして読んでください。
1.僕が他タイトルに手を伸ばした
ニセコイ、好きというわけではありません。嫌いでもありません。
D.C.のためにヴァイス始めました。最近アバレてるらしいchaosはやるつもりありません。
基本的にD.C.プレイヤーとしてこのゲームに取り組むつもりですので、他タイトルに手を出すことはほぼ考えられませんでした。
シンフォギアが大好きなので、3期の追加が発表されればついにちゃんと組むでしょうが。
そんな僕が、この前ニセコイのデッキを買い取りました。フリー用です。
規制によってやっとまともに考えてもよさそうだな、と思い、ニセコイの側に立って思考を巡らせてみると、
デッキタイプがかなり好みだったんですね。
身内にニセコイ持ちがほとんどいなかったのもあって、無事手元に置くことになりました。
ここまでは僕が好きでもないタイトルを手元に置いた理由。
「ニセコイを選んだ理由」は別。そしてそれは僕の環境認識に大きく関わってきます。
2.春のユーザーの活発な動き
春、受験が終わってシャバの空気を吸いました。
規制改定後、ユーザーによる非公認大会が乱立。企業側が地区大会の縮小をするのに対抗するかのように、全国でとても活発に動きがあったように思われます。
とてもいいことだと思います。僕は全く参加してませんが。
シャバに出て間もないころに次々と大会があったので、自分の考えがまとまってない内に戦場に赴きたくなかったのです。
当然、結果が出て、環境がおぼろげに見えてくるわけです。
印象的だったのは艦これで、初風選抜。次いでニセコイ。
艦これに関してはほぼ初風一択のような選抜ぶりで、正直驚きました。
そこから少しずつ時間が経ち、自分の考えもまとまって、今回の環境に対しても結論が出ました。
3.2015年前期環境その1
ニセコイ環境です。
黄赤t青、ペン選抜。
艦これ環境というよりはニセコイ環境だ、という主張。
しかし、“トップ”は「赤城選抜」だと思います。
その下からはもう特に差はないと思います。いろいろ。
それぞれに欠陥があって、十分な強みもある。
その中で最も安定した強いパフォーマンスを発揮できるのはミクだと思ってはいますが。
それぞれポイントを絞って順番に、丁寧に要素を解説していきます。
3-1.青小咲
まず、現環境で青小咲に蹂躙されないタイトルを探したとき、
僕の中ではついていけるのはミクぐらいでした。
パワーカード共鳴の存在もありますが、陽炎と2/1ガウルアタッカー、ゴッデスなど、とにかく自ターンに軽く出力が出せる。
艦これで張り合えるカードはteatimeくらいですが、
・共鳴と同じく早出し条件によって継戦能力が無い
・ニセコイ側に美夏互換がある
・艦これというデッキのコンセプトにマッチしていない一枚である
の三点より、僕は艦これは青小咲に張り合えないという結論を下しました。
張り合う必要があるとかないとかそんなことは論点ではなく、
「青小咲が着地した瞬間にゲームが傾く環境」であるという事実が大事です。
そして青小咲の特性上、着地した小咲を倒しても引っ張ってきた小咲が次から次へと湧くわけです。
継続的にオバスペソウル2が山を薄くしつつ出てくる。美夏を構えて。
小咲で崩した相手を、万里花が仕留める。
3-2.万里花
一枚制限。まさに切り札。かっこいい。こういう規制、賛成。
万里花がどう強いとかどうでもいいので、ケアできるタイトルの要素を考えます。
・ニセコイ、GF、まどか…美夏互換
・艦これ…らしんばん
・リトバス…諭吉
・ミルキィ探偵…助太刀によるパワーで弾く
くらいがパッと思いつきます。他にもあるとかどうでもいいです。
とにかく、ニセコイとのマッチアップはこれらを握って終盤を迎えないとほぼ確実に負けます。
艦これのらしんばんというカードは、初風選抜ではピン投の傾向があります。運よく握れないとセンスないですね。
みんな初風選抜らしいですからね。このブログ見て考え直してもいいですけど。
ミクはどんだけ道中頑張っても万里花をケアすることが難しいので、結局この環境で上には立てないでしょうね。
SAOはいろいろ弱い要素あるんですがもろもろかき集めた上で万里花ケアできないので弱いですね。使用者だけは多いです。最近減ったかもしれません。弱いことに気付いたのかな?
3-3.艦これというデッキの共通コンセプト
艦これが他タイトルと一線を画している部分は、序盤の動きにあります。
暁とドジっ娘による安定性とパンチ数確保、明石の中継性能。
後攻3パンなんて安定してできるのは艦これだけでしょう。
暁で手札を整え、ドジっ娘絡めて3パンし、返し踏まれてドジっ娘効果で明石サーチ、自ターン残りの2コストで明石起動効果。
最序盤の動きが強く、Lv1も7500ラインを容易に出せて、暁やサーチシステムのおかげでCXも貼りやすく、一周目が速い。
速攻デッキとして申し分ない要素ばかりですね。
序盤の行動が強いことには、このヴァイスシュヴァルツというゲームにおいて大きな噛み合いがあります。
「一周目」という弱い時間帯に多くのダメージを通し、
コストや後列が十分でない間にキャラを削り、
自分は両方ケアする。
この動きだけで最上位タイトルに位置するスペックがあると思います。
上の方でteatime早出しに対して書いた「コンセプトにマッチしていない」というのは、この項目を見ればわかるでしょう。
逆にteatimeは貫通したときに代わりに面を取るゲームに移行して遅れを取らない動きを作れますし、
そもそもLv3帯で他キャラを引っ張ったりする仕事があるのでteatimeというカード自体を否定してるわけではありません。強いと思います。
3-4.初風選抜が大多数であるカラクリ
上記の強みに強烈な効果を持った選抜カードが加わって、さぁ大変。
どれも強いですが、選ばれたのは、初風。
最も安定した効果を持つ選抜カードですね。
スピードゲームを強要し、艦これ側だけハンド供給手段を作る。ラインを上げるのも噛み合っています。
一部の中堅上位デッキには初風の存在だけでゲームが決まるでしょう。
逆に言えば、他二つの選抜カードは、現環境でゲームを決めるほどの影響力は無いということです。
響は一部のカードを腐らせます。回復という強力な効果をメタりつつ自分は1コストでアタッカーを補充していてぶっちゃけ意味がわからないほど強力なカードですが、
響のメタが機能するタイミングは初風のそれより圧倒的に少ないですよね。
回復をメタることはスピードゲームを仕掛ける艦これにおいて噛み合ってますが、
構築上の問題として、赤城を入れられない状況下で緑をどう使うのかという問題があります。
つまり、構築の歪みが発生し、艦これのパフォーマンスを落とすことになる危険性があるわけです。
環境的にも、点回復を大量に入れてコンセプトにしたデッキは存在しません。ダントツで人気がない選抜だと思います。
赤城はLv3に上がった瞬間に赤城を並べて対応を打つため、その後のコストは常に3以下。
よって、響を入れてるわけでもないのに回復しないデッキになることが多く、やはりパフォーマンスを落とします。
与える影響も最大3点。今の環境は最終盤のラインが低い傾向にあるので踏めるとは思いますが、
一周目が速く硬い山を作れる艦これで2ドロー1ディス連打、
他二つの選抜がどちらも初ターンからゲームに影響を与えるのに対し赤城だけは最終盤にしか影響を与えられないなど、問題は多いようです。
初風だけは、構築の邪魔をしません。
そして、今の環境で初風のみが扉に対してメタをかけられる。
唯一性、噛み合いにおいて、初風選抜はダントツでしょう。
3-5.ニセコイvs初風
ではこのマッチアップでどうなるか。
結論から言えば、ニセコイが少し有利だと思います。
まずニセコイの弱点として、スピードゲームに弱いことが挙げられます。
理由は、
・ペンダントを飛ばすのにもたつく
・ストックが足りず小咲が出ない
・一周目を削る速度が遅い
の三点ですね。
ニタモノが消えたことでちびによるペン回収を迫られますが、
Lv0帯で1パンしかできなかった場合、Lv1の初動でペンを拾ってペンを打つ動きができません。
その結果、6500が4500になり、相打ちがただのコンソールになります。
手打ちできないゲームはやっぱり厳しいですね、ニセコイは。
艦これはこの弱点を見事に突くことができます。
故にこのマッチアップを初風有利と取り、艦これ環境と言っている人も多く見かけます。
逆に、ペンを順調に飛ばすことができ、小咲が着地したらニセコイが有利でしょう。
自分はクロックフェイズを通過し続け、相手にクロックを強要する。
あとは万里花でゲームエンド。
このマッチアップの有利不利というのは、ヴァイスシュヴァルツにおいて前半強い方が強いのか、後半強い方が強いのか、という問題の一つの指標にもなるのではないかと思います。
結論を導く部分はニセコイの構築の項目でまた書きたいと思います。
4.黄赤t青ニセコイペン選抜の解説
実際にニセコイを推す僕の構築を晒します。
構築がどうというか、理論を見ていただきたいです。
4-1.構築
Lv0…16枚
黄…6枚
浴衣の千棘…4枚
ちび千棘…2枚
赤…4枚
意外な一面 千棘…4枚
青…6枚
水着の万里花…2枚
気の合う二人 千棘&小咲…3枚
ちび小咲…1枚
Lv1…17枚
黄…8枚
週末デート 千棘…4枚
約束のペンダント…4枚
赤…8枚
首を傾げる万里花…4枚
修羅場な万里花…3枚
約束の言葉 千棘…1枚
青…1枚
最高のステージへ 小咲…1枚
Lv2…2枚
赤…2枚
お化け役の千棘…2枚
Lv3…7枚
赤…3枚
乙女心 万里花…1枚
深まる友情 千棘…2枚
青…4枚
乙女心 小咲…4枚
CX…8枚
黄…3枚
ダイアリー…3枚
赤…4枚
10年間の想い…4枚
青…1枚
交わした約束…1枚
・総計
Lv0…16枚
Lv1…17枚
Lv2…2枚
Lv3…7枚
CX…8枚
黄…17枚
赤…21枚
青…12枚
トリガー(CX抜き)…9枚
4-2.解説
4-2-1.テンポの取り方
“ニセコイはスピードゲームに弱い”
まずこの部分を打破しないことには始まらないです。
しかし材料は既に揃っているんですね。どういうわけか多くのプレイヤーが軽視しているだけで。
序盤のテンポを取る方法は二種類あります。
・修羅場対応
修羅場な万里花。ニセコイ発売当初は重視されていたこのカードも、時間が経つにつれて軽視されていき、修羅場を切った、ピン投しかしてないなどの声も聞こえてきます。
このカードはペン無しで動ける唯一のLv1アタッカーで、効果もノーコスト回収の扉対応と素晴らしいです。
スピードゲームを仕掛けられて先上がりした場合、修羅場対応のエサがこんもり溜まっているわけです。
当然、対艦これにおいては初風がいるわけですが、僕はここで一面対応することでCX分のハンドを浮かせるのがテンポを取る上で大切なことだと思いました。
修羅場の効果を、キャラ回収というよりCXを打ってダメージレースをひっくり返すための効果として打つ。
僕はSAOのパーティー対応なんかもテンポを取るカードという認識をしています。あそこで対応効果の使用分だけCXを打つハンドを作れる、と。
修羅場はそれをノーコストで、ペン無しでやってくれるんですから、ストックが大切な序盤のニセコイにはありがたいカードだと思います。
後上がり時も新婚互換と合わせて7500まで。リバースは十分見込める数値でしょう。
もちろん、多面修羅場を止める初風はニセコイに対して有効ですが、僕は一面使えるのなら修羅場は十分仕事したと考えます。
・首マリ置き相打ち
無事にペンを飛ばせた場合、赤が発生していれば6500を並べるより首マリを置いた方が強いです。
コンソール効果で自ターンに仕事をしつつ、返しに相手のラインを無視してダイレクト面を作ってくれて、ダメージレースに貢献する。
環境に相打ちメタが存在しないこと、肩を並べる艦これがラインを出すデッキであることから、首マリは今とても強いと思います。
CIP効果も強く、首マリを一周目でどれだけ有効に使えるかで展開が変わってくると僕は思っています。
4-2-2.Lv0の安定化と後攻2パン
浴衣の千棘と意外な一面千棘は4投のまま動かさないと決めていました。
とにかく初手の動きを安定させたいと思ってます。それは先攻でもそうですし、後攻でもそうです。
後攻はできるだけ2パンしたいです。ちびペンの動きでペンをすぐ飛ばせるようにいつでも構えておくことが重要だと思っています。
ハンドが無くなると思うかもしれませんが、ちびキャラは1コストでカードを1枚増やしています。
その上、ペンさえ飛ばしてしまえばそれまででハンドが枯れてしまっても青小咲早出しで全て解決してしまいます。
とにかくペンなんですよね、このデッキは。
4-2-3.扉以外のCX選択と新婚互換の評価
初めは2000/1を4投していました。ニセコイは2000/1が強い珍しいタイトルだと思います。
・Lv0のアタッカーが前面の枚数を抑える効果を持っているので2000/1を効率よく乗せやすい
・中盤も新婚互換によって数値の振り分けができる
・小咲着地後は1000/1だとソウルが過剰になるところを効率よく打てる
・終盤は新婚互換と2000/1を万里花に集中させて助太刀圏外を作れる
他にも首マリトップペンを引いたり、早出しを抜いたり、終始腐らないカードだと思います。
色は黄色。赤に寄せると1-0の時黄色上げ辛くなってペンと噛み合わないため。2000/1は引いたらすぐ打つCXなのに抱えるタイミングがあってはおかしい。
門に関しては、小咲着地後はクロックフェイズを通過し続けるのでCXがハンドに来ない場合があるので、申し訳程度にピン投。
新婚互換は2000/1や修羅場と噛み合いがよく、ニセコイの後列はこれ一種類でもいいくらいに強いと思います。
引いたCXを有効に使い、過剰分は首マリで落とす。基本ですね。
4-2-4.小咲4投
僕としては当然なんですけど、小咲3投もよく見かけます。
4投の理由としては、やはりデッキコンセプトであり、これが連続着地できない隙を構築で生んでしまうのが非常に悲しいためです。
青が発生しない場合無理やり一枚小咲を流して青を作ることもあり、これは3投では絶対できない芸当だと思います。
青発生はちびを一枚小咲にするくらいには不安要素ですしね。本来全部ちび千棘にしたいところです。
このカードのおかげで、Lv1で手札が減っても強引にクロックフェイズを通過できます。ニセコイは回復が強いタイトルではないので、この通過を徹底して終盤に繋ぎます。
そして通過する分CXを手打ちできる可能性が減り、ソウル不足になる問題を小咲は解決しています。
4-2-5.序盤と終盤のウェイト
二種類のテンポの取り方で、スピードゲームに対する解答を提示しました。
このゲームは、序盤で有利を取るに越したことはないのですが、前半の不利は覆せても後半の不利は覆せないことが多いと思っています。
もちろん配置によって変わってくるのですが、ニセコイにおいては青小咲を出すことで「ゲームの帳尻を取る」ことができます。
明確に序盤を軽視していると序盤の不利が大きく、取り返せないことも多いですが、ニセコイに関して言えばどのレベル帯も軽視などしていません。
逆に艦これは、明確にLv2帯を軽視していると言えるでしょう。
この部分で必ずゲームは傾きます。
初風選抜及び響選抜の艦これは、Lv3で強烈な行動をするデッキではないので、小咲で取った分と万里花の分で勝てるでしょうというのが僕の見解です。
4-2-6.見かける他の構築について
・赤ペン
まずペンの選び方。僕は赤ペンはニセコイにおいて最悪のカードだと思っています。
ニセコイはLv1上がった段階で後列を二面出すようなデッキではないです。(逆に言えばその動きをしてもペンさえ飛べば6500になれる週末デートがエライんですね)
しかしLv1はペン先による対応力で後出しじゃんけんしたい。そんなときに1枚目が赤ペン。僕なら破り捨てます。
ニセコイの特徴として、どのレベル帯も後列の重要性が他のデッキより遥かに低いことが挙げられると思います。実際Lv2で小咲早出しし終えたタイミングでも後ろが一面空いているなんてことはザラです。
それを活かせず、序盤のパンチ数が~とかスピードゲームが~とか言っているのは少し違いますよね。
例えば僕なら後攻1ターン目で1パンLv1上がって赤ペンのところを、その後ろで捻っている一枚を前に出して後攻2パンしています。集中を減らしている理由も赤ペンと似ています。
どうあれ小咲に繋げば帳尻が取れるので、そこまでの序盤のスパートに離されないようにゲームプランを立てたいところです。
・緑小咲
冬に僕がニセコイの評価を下げに下げた要因。規制直後は緑小咲が多かったですし、青ナツイロもなかったので僕のニセコイの評価は散々でした。青ナツイロが来て、突き抜けました。
これをニセコイでやるなら疑似リフ選抜ぐらいにしたいものです。ニセコイというデッキの動きに対して1ミリもマッチしていない。
ペンが飛ばなくても動ける、というのもかなりおかしな話です。その一緒に入っているペンはいつ打つの?
デッキ全体の筋道として、後半でペン軽視の動きができるとなれば必然的に前半もペン軽視の動きを取りたくなります。
ペンが入ってるからペンによって査定をごまかすLv1を入れて、でもペンが飛ばないから弱くなって、Lv2になってペンが無くても動けます・・・・・・。
ペン関係抜いた方が強いまであります。ペンも入れてペン参照カードも入れて、なお緑小咲を選ぶという人は単純に緑小咲がニセコイにおいて強いと思っている人たちなので、それを更に論破しようと思います。
そう、ペンが無くても動けます、の「動き」が強いと思えないことには話にならない。では緑小咲はどういうカードなのか。
2/1の助太刀のCXフェイズチェンジ。出てくるのは10000の回復、宝対応2枚サーチ。
青小咲がペン2コスト+2コスト、チェンジ緑小咲が3コスト1ハンド。コスト比較だけで緑小咲使うなら絶対にペンは打ちたくないですね。
緑小咲は着地してハンド-2、コスト-3、回復1、対応打てばハンド-1+2。
すると、一面対応なら合計でハンド-1、二面対応でもそこから-2+2で変わらず。
早出ししてハンドが減り、そのままでは後続も続かないとなれば、必然的にクロックフェイズを通過できません。
そうなるとこの1点回復はいったい何の意味があったのか。青小咲はハンド減らさずに通過し続けるのですが・・・。
早出しを複数面すればするほど、青小咲のコストパフォーマンスが良くなりますね。緑小咲が悪くなると言った方がいいですか?
つまり運用の前提として、対応CXを打つことがあるわけですね。
そしてこの対応効果の最大の強みは、ノーコストでデッキから2枚カードを抜くこと。
多面効果をすればするほど圧縮が強烈によくなるんですね。もちろん手札の質も回復します。
ニセコイは艦これに比べて山が厚い、というのはよく言われていますが、緑小咲はこれを強引に否定しようとしているわけです。
では、ニセコイのLv2っていつくらいに始まるのか考えてみましょう。
一周目の削りが遅いことで有名なので、基本的にリフレッシュ前ですよね。
そのターンにいろいろ払ってたくさん控室にカードを戻して、緑小咲出して、リフ直前の山に対応打って・・・・・・
しませんよね。
緑小咲はLv2上がってまだ動けないというわけです。
そして弱い盤面でリフしてから「なんとかキャンセルして」「宝対応を手から打つ」んですよね?
圧縮率を上げる目的のカードが使う前にキャンセルをお願いしていて、その上CXを抱えたままリフするんですか?ニセコイにハンドを切る手段はたくさんあるのに。
青小咲に比べて確実に1ターンのラグがある上に、やりたいことやっても結局ハンドも減ってます。
チェンジ運用は明らかに本末転倒というわけです。
わかっている人はおそらくチェンジせずLv3での運用が基本ですよね。
単純に回復ソースとして出して、CX打って3点を作りつつ山の圧縮を高め、次ターンに繋ぐ。
この運用法は緑小咲自体で矛盾を抱えることはしませんが、Lv2をどうするのか、ここまできてペンはいつ飛ばすのかという問題があります。
ニセコイにおいて、どのレベル帯でも机上論で問題を抱えることはデッキ選択上ありえず、遅い一周目を挽回するLv2を放棄して終盤の圧縮で戦うのであればニセコイを使う必要は皆無です。
一周目が遅いのが悪いんだ、一周目早くしようといって集中にコスト使うのであれば、それは緑小咲の運用に何コストかけたの?となります。なおさらペンが飛ばない。
僕の結論としては、緑小咲はニセコイというタイトルに存在したのが悪い。
5.2015年前期環境その2
再び環境考察に戻ります。
ニセコイの有利に対しては、僕の主観ですから初風有利だと思う人はそれでいいと思います。
僕が赤城選抜をトップだと言った理由はニセコイだけを見た話ではないからです。
5-1.赤城選抜
さて、ここで出てくるのが、選抜を赤城にするという案。
調子に乗ってボードにいる小咲を蹴り飛ばして、万里花ターンをらしんばん連打で耐える。らしんばん無ければ代わりに引けててもいい助太刀で万里花を弾く。
ニセコイに対してならば、明らかに赤城選抜が強い。
・・・・・・本当に、「ならば」なのか?
5-2.艦これミラー
環境を見れば、艦これニセコイの二色で染まりきっていることは明白です。
つまり、艦これかニセコイを握るということは、「ミラーでしっかり勝ち切れる」ということが大前提です。
ここでは艦これミラーについてざっくり要素を考えてみます。
・初風vs響
響選抜のデッキスペースを活かすならば、扉を入れて赤緑で組むのが最もデッキパワーが上がります。
しかしそんなことでは初風には勝てない。
緑を活かせず、赤も活かせず、響選抜はどこへ向かうのか。
・響vs赤城
響が回復をメタるも、赤城は回復する気が無い。
蹴られてらしんばん連打で終わり。
・赤城vs初風
初風は基本的に艦これミラーでは機能しません。
対して赤城はどんなデッキにも機能します。
赤城に蹴られた後、初風側の武蔵や大和改もらしんばん連打で耐えられて、赤城が勝つでしょう。
5-3.赤城vsその他タイトル
現環境で赤城に対して強く出られるのは、まどかとミルキィ探偵くらいですかね。
黄GFもニセコイと同じで、美夏互換でエサを消しても武蔵互換連打をらしんばん連打で止められてしまいます。
ほとんどのタイトルに対して、初風とは別のアプローチでしっかり有利を取っていると考えられます。
らしんばんを、打ってもしょうがないという人も多いと思います。
赤城でぶっ壊して、らしんばん打って、何をしているんだと。
僕個人としては、流行っている武蔵を潰す可能性を複数面作ろうとする動きは何も間違ってないと思います。
別にらしんばん打った返しがラストターンと決まってるわけでもあるまいし。
6.2015年前期環境その3
最後に、僕が思う有望なタイトルについてコメントを出しておきたいと思います。
6-1.黄GF
環境のLv0に強い単騎4000、カードを増やすオカ研静寂、7500ラインに強い現場監督、ゲームスピードを上げる新年、扉なし。
環境的に評価できる部分は結構あります。艦これに対して強く出られるでしょう。
また、このデッキは対戦相手によって強さが変わり辛い特徴があると思います。相手関係なく自分の土俵で戦わせることができる出力、変わらず踏まれる返し。
環境が尖れば尖るほど、このデッキの地位は上がる。前期環境が始まってから、初めの方はどのタイトルも戦える環境だと言われていましたが、実態は二強。つまり有効なはず。
ただこの黄GFは、ニセコイに対してあまり有効に動けないのが向かい風という印象。
新年のソウル2を一周目に押し付けて、小咲に長い時間殴らせる前に早期決着を狙うスタイルになるでしょう。
6-2.ミク
小咲とタメを張れる共鳴を筆頭に、各レベル帯で常にいいパフォーマンスを発揮できるタイトル。
オススメは黄色入り。陽炎と優秀な黄色アタッカーで出力を出し、まるで安定感のある黄GFのように戦える。
問題があるとすれば、8扉だと初風が重いことと、Lv3のやる事のなさ。
途中まで頑張っても結局終盤カードパワーが足りずに負けるのはこの手のデッキのお約束。
正直、ニセコイ全盛期の時期に「ミクは対ニセコイ力が高い」みたいなことを言ってる人がちらほらいましたがまるで意味がわかりませんでした。
全てのデッキに対して中盤しっかり戦いたい人は握ってもいいと思います。
6-3.リトバス
主流は双子か。どんな型でも強い気がします。
カードパワーが高く、各タイトルから欲しいものだけ抽出したようなデッキ。
双子はLv1の殴り合いに強く、優秀なフィニッシャーと防御札の諭吉に繋げやすいため僕もオススメします。
この安定性から繰り出される諭吉→フィニッシャーの流れは、ずるい。
6-4.ミルキィ
警察は一部に人気だそうです。暁互換と1レスト回収集中が共存している一周目のスペシャリスト。
システムの動きと榛名互換連打は噛み合っています。できるだけ手からCX打ってスピードを速めていきたいですね。
ゲームを傾けるカードが無いことと、8扉だと初風がどこまで重いのかといったところ。
探偵の方も個人的には結構強いと思っています。終盤のボード制圧力とLv3コーデリアを使ったコントロールによる耐久は目を見張るものがあります。
探偵は過程に課題があるので、安定性を重視するならば警察の方に人が寄りそうですね。
6-5.まどか
個人的にここに挙げたくないと思っています。僕の評価は低いです。
カードテキストだけ見たらすごく美しいデッキです。終盤の動きは環境にもマッチしています。
しかしこのデッキは「改善されなかった」。問題が消えたわけではない。
一周目の遅さ、ラインの低さ、Lv2の課題。一周目が遅いのは疑似リフを使うのだから当然だ、という人もいるでしょうが、
正直に言えば疑似リフをするよりも一周目速い方が強いです。まどかは仕方なく疑似リフしているだけです。これを強みと言われたくない。
強さを支える願いも引けなければ終わりです。4投で引けなければ仕方ない、で済むほど過程が強ければいいんですがね。
このデッキを僕は「お願いデッキ」だと思っています。不快に感じたらすみません。
7.まとめ
長々と書きましたが所詮一プレイヤーの考えです。
丸く言えば艦これニセコイの二強環境。去年からまるで変わってないですね。何のための規制なのか。
別にブシロードが信頼できない企業なのは今に始まったことではないですが、自分たちで作ったゲームくらいしっかり理解しておいてほしいです。
ちなみに僕はこれらの考えを踏まえた上で、自信を持って自分のデッキを使えそうです。
勝てるかどうかはその日次第ですが。
D.C.使いの皆さん、「今ならイケます」とだけ言っておきます。
何かあればコメントでどうぞ。
登録タグ:
テーマ:ヴァイスシュヴァルツ(WS) | 投稿日時:2015/06/05 18:16 | |
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ | ||
表示範囲:全体 | ||
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鷹將 さん | [2015/06/05 20:10] |
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フォロー外から失礼します。 論点が一貫していて、とても読みやすかったです。 自分は、主戦力として、リトバス、探偵ミルキィ、メロディア、ログホラ、まどマギを握っています。 どのデッキも、レベル2帯でのソウル、パワー不足により、FUKILLさんのの仰る通り、レベル2で覆されてしまいます。艦これに対する勝ち筋はどのデッキもイメージできるのですが、やはり、ニセコイの青小咲早出しから万里花へのつなぎに対するケアが、運任せになっていると感じます。 2帯をどうケアし、3につなげていくかが、下位タイトルの課題であると感じます。 |
満月 さん | [2015/06/07 15:26] |
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お久しぶりです。満月です。 昨日の仙台地区参加してきました。 twitterでも流れてましたが、全勝・まどか×3 黄ガル×2 ニセ fate 抽選ー艦これ×5 ミルキィ、クレしん、ラブライブ!、DC 抽選で上がったDCは、姫乃でした。自分もアイシア使って1敗ラインに残ってたので、ざっとほかの対戦卓見てましたが、1敗に残ってたDCが姫乃しかいなかったので、おそらく抽選で上がったDCは姫乃だと思われます。 |
FUKILL さん | [2015/06/08 10:56] |
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>>鷹將さん ニセコイに対しては序盤で明確に有利を取れるデッキでないと厳しいですね。やはり艦これのような序盤の動きが理想の打倒策になるでしょう。 他のデッキでも、とにかくCXをできるだけ引いた分打つように心がけることが大切だと思います。整う前にLvを押し上げることでゲーム内での小咲の着地回数とパンチ数を減らすことが重要ですね。そう都合よくいかないですが、意外とプレイングで解決できる部分も多い問題ですから意識を変えてみるのもいいかもしれません。 あとはオススメは防御札持ちタイトルですかね。ただ打つだけではなくて、打った次に決めきれないとだいたい危険ですね。所持デッキではリトバスとまどかがオススメです。 >>満月さん 仙台ネオスの情報ありがとうございます。艦これが5人全部抽選で上がったんですか?驚きです。5人も。母数多いから仕方ないですね。 姫乃はどうあがいてもキツそうですがD.C.が決勝トーナメントに上がれたのはうれしいですね。 ちなみに自分はトリオ雑魚死しました。警察×ニセコイ○で終わりですね~。警察戦も相性差は感じず、ニセコイ戦は事前の考察通りでした。アイシアいけると思いますよ。 |
めそうさぎ さん | [2015/06/08 21:39] |
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考察読ませて頂きました。 非常に読みやすく、理解もしやすい文章でした。 |
満月 さん | [2015/06/08 22:03] |
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自分もこの仙台大会に参加して、アイシア行けると思いました。 他の卓見てましたが、圧倒的に初風選抜が多いということ。これは色的に、フィニッシャーは武蔵大和に自然になるかと思います。いい餌じゃないですか。武蔵とか。フロントアタックしかできないし、ショットとか、ホラーで止めてくれって言わんばかりのカードですよ。 これで、赤で金剛榛名とかだと、うーんってなりますけど、今の初風選抜環境は、アイシアホラーにとっては追い風だと思いますね。 ニセも、まりかが1制になったことで止めやすくなりましたし、小咲へのケアも、先上がりからのアイシア2面すれば相手にプレッシャーかけられますしね。 とりあえず大阪地区行くので、アイシアで出てきます。 |